今日古巣ロッテルダムに旅立つカイトが、シーズン開幕への意気込みを語っています。
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●カイト
(Daily Mail)「今シーズンの僕たちはすごくいいスタートが切れる、そう僕は確信しているよ。プレシーズンをすごく頑張ってきたし、今は開幕が待ちきれない気分だ。ロッテルダムは僕たちにとって最後のテストになるね。上手く行けば僕たちはこのトーナメントで優勝できるだろうし、新しいリーグのシーズンを自信を持って待ちわびることができるだろう。
全てのトロフィーは同じだけのプライオリティがあるけど、今シーズンはリーグタイトルが、経営陣と選手たちと同じくらい、サポーターにとっても大きな意味を持っている。今度のシーズンでリーグタイトルが獲れたら素晴らしいだろうけど、一番重要なことは、まずしっかり良いスタートを切ることだ。良いスタートをして、トップ争いに加わり続けなくてはならない。僕たちは多くのチームを破るだけの力を持っている。でもつまるところ、勝てるとわかっている試合にきっちり勝たなくてはならないんだ。
僕たちは多くの優秀な選手たちと契約し、その一部は本当に優れた選手たちで、彼らは既に自分たちの価値を証明している。僕たちは力のある選手たちの集団だけど、今はそれをピッチの上で見せる時だ。フェルナンド・トーレスはトレーニングや試合で既にその能力を見せている。彼は本当にチームに良く馴染んでいて、スペイン人選手とだけでなくチームの皆と話をしているよ。早く馴染もうと努力しているね。
彼はすぐに成功できるだけの能力の持ち主だ。イングランドの試合になれるのにそう時間はかからないだろう。彼はすごく懸命に頑張っていて、それは大事なことだ。
僕たちにはアンドリー(ボロニン)もいる。彼もとても頑張っているし馴染んでいるよ。今は前線に豊富なオプションができた。ライアン・バベルも前線でプレーできるし、得点を決めたり他の選手のためにアシストができる選手がたくさんいる。僕自身の目標は、ピッチでの自分の調子を維持して昨シーズンを上回ることだ。ゴールかアシストかは関係ない。どっちもできたら嬉しいね。
10ヵ月後には僕たちがリーグのトロフィーを掲げていることを願っている。今の夢はそれだね。そのために僕たちは今本当に努力を続けているし、それは報われるはずだ。
昨シーズン一つもトロフィーを獲得できなかったのは辛かったよ。時に、勝利と敗北は紙一重だ。僕たちはそれをチャンピオンズリーグ決勝、ACミラン戦で経験した。もしも勝てていたら、本当にすごい喜びだったろうね。アテネで僕は1点を決めたけど、それでも惜敗してしまった。ものすごくがっかりしたよ。リバプールのようなクラブでプレーするならば、いつだってトロフィーを期待するし、僕たちはそのホルダーだった。だからあんな風に負けてしまったのは大きな失望だった。
上手く行けば、あのことが今の僕たちにとって特別なモチベーションになってくれるだろう。僕たち全員がトロフィー獲得を望んでいるし、上手く行けば次のシーズンにはそれを取り戻せるよ。」
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デ・カイプでの2試合はカイトにとって古巣への凱旋です。フェイエノールトのファンはきっと暖かく迎えてくれるでしょう。唯一残念なのは、故郷へ凱旋する姿を彼のお父さんに見せられなかったことです。彼はお父さんのことをとても尊敬していましたので、その父を失ったことは本当に辛かっただろうと想像できます。今シーズンは天国のお父さんに捧げるゴールをたくさん見せてくれるように、応援しています。
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