負傷者の状況と、プレミア海外開催案について、ラファのコメントです。
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●ラファ
(Liverpool Daily Post)「トーレスをバーンズリー戦で起用するのは、ちょっとリスクが大きすぎますね。ヒーピア、アルベロア、アウレリオ、そしてトーレスには金曜日にチェックが必要ですから、彼らの起用にリスクがあるかどうか確認しています。
全ての選手たちが私たちにとって重要ですが、トーレスはゴールを決めていますので、注意深く起用しなくてはなりません。私にとって鍵となるのは、選手がトレーニング後にどんな状態かです。
シュクルテルは先日ふくらはぎに違和感を感じました。彼はそれをトレーニングの後になって言い、ドクターに見てもらった後で私たちは週末の起用にリスクがあるかもしれないことを知りました。チェックが必要ですが、私は彼がバーンズリー戦に出場できるとは思っていません。
アッガーは順調に回復しており、今日はトレーニングもしましたし、フットボールをプレーしています。以前よりも良くなってはいますが、時間が必要でしょう。彼が何か違和感を感じるか、そうでないかによりますね。
選手が長い間怪我をしていた場合、彼らは何か違和感を感じるかもしれないことを理解しなくてはなりません。ですからそれは選手の感覚次第ですし、私たちはドクターとも話し合うつもりです。
(マスチェラーノの完全移籍について)一週間前よりも契約に近づいているのは確かですが、どれほどかと言われるとわかりません。マスチェラーノについて、私は心配してはいませんよ。非常に、非常に契約は近いと思っています。弁護士たちと直接話したわけではないんですが、私はそれが近いと確信しています。OKだと思っていますよ。
(
公式HPより、プレミア海外開催案について)私は好きではないですね。他の試合を他の国で行う、それはこのリーグ戦にとって正しいことではありません。全チームが同じチャンスの元で、イングランドの中で戦わなくてはなりません。この原案が、私が好きではない理由です。誰もが同じチャンスであるべきです。
それがリーグの発展のための変更であるならばOKです。しかしこれの場合は、金のためだけです。もしも金が欲しいなら、香港でトップ4同士の大会を開催することが出来ますよ。
おそらくその人達はプレミアリーグのレベルを見せたいんでしょうし、財政面でも明るい材料かもしれません。しかし、自分の国で38試合プレーすればそれで十分です。他の国で試合をする必要はありません。さもなければ一生プレーしている羽目になりますよ。
私はリック・パリーとその件について話し合いましたが、私たちはこのアイディアはベストではないと考えています。」
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CNNより、他の監督たちの海外開催についてのコメント
●アブラム・グラント監督
「ブラッター氏の(反対の)意見は理解できるが、このアイディアにNOと言うのは適切なことではない。我々はいろんな事柄をチェックしなくてはならないが、海外でプレーするためには対戦表を適切に作る必要がある。もしも全てが適切ならば、このことに関して否定的なものは何もないと思う。
1試合を違う場所で戦ったとしても、我々はイングランドリーグの伝統を保って行ける。フットボールの基本は金ではない。大きな情熱があるからこそ、これだけの興味を持たれる世界唯一のプロ競技となっているんだよ。」
●アーセン・ベンゲル監督
「まず第一に、新しいものを取り入れて世界最強のリーグにしたいという熱望がある。そして第二に、それは海外のファンのためになる。
(NFLがレギュラーシーズンをロンドンで開催したことについて)全く同じ考え方だ。何も違いはないんだから、反対意見を述べるのは早すぎる。」
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トーレスはインテル戦に温存ということになりそうですね。アッガーはやっぱり間に合わないんでしょうか、うーん。
プレミア39試合目についてはラファの意見が全く正論だと思うんですが、他の監督たちが必ずしも全員反対していないのが意外です。UEFA会長のプラティニさんがいち早く反対を表明、FIFA会長も反対、AFC会長も反対、イングランドのファンも反対で、実現の可能性は低そうです。
NFLについてはそもそもレギュラーシーズンの試合数が全然少ないですし、競技自体の消耗度も違います。そしてアメリカンフットボールの世界への普及度や、NFLヨーロッパへのてこ入れも考えれば、ロンドン開催は十分理解できます。しかしすでにここまで世界で人気を誇るプレミアが、いまさら海外で開催する意味はお金以外に全くないと思うんですけどね。
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無題
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