Daily Mailより、トーレスのコメントです。
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●トーレス
(Daily Mail)「ラファ・ベニテスは細かいことに取り付かれているね。ボールの動きや飛び方を含めて彼は全てを計算し、それをコンピューターで研究する。そして、もしも彼が君はペナルティスポットから5フィートの位置に立てと言ったら、6フィートの位置は最善の場所ではないんだ。彼は、その余分な距離がゴールとチャンスをミスすることの境目になる違いを、選手に示すだろう・・・そしてそれは僕のためにうまく働いているよ。
その証拠に、僕はリバプールに加入する前までは、人生の中でハットトリックを決めたことは一度もなかった。しかしそれから、レディング、ミドルズブラ、ウェストハムを相手に3回だよ。
ラファは、僕がサインする前からでさえ、全てを僕に説明してくれたよ・・・僕たちがどうプレーするか、狙いは何かってことをね。前もってワークスケジュールさえ渡してくれたよ。
彼は人を誘惑することにかけてはすごい力を持っているし、僕たちにクレイジーな要求をする。トレーニングの最後、僕たちが疲れ果てた時に、それでもまだ彼は20回とか30回ルーティーンを繰り返させたりするからね。
僕は、アンフィールドのドレッシングルームがとても古くてとても小さいことがわかったよ。そして選手たちはその中でまさにぶつかり合っているね。ラファは何度かそこを広げようとした。でも、長くからいる選手たちが彼に、このドレッシングルームは今までずっとこうで、それで知られた建物なんだと言ったんだよ。
僕が初めてホームでプレーしたのはチェルシー戦だった。試合前のウォームアップの後で僕はもう一度入場し、その時観客はものすごい大声で歌っていて、壁がゆれているように見えたよ。僕は、自分たちが負けるわけがないと思ったのを覚えている。そしてあの日僕はチェルシーを相手に得点した。
リバプールでは、ファーストチームでの自分の位置を確信している選手は誰もいない。ラファは非情で、試合でプレーしたいと思っているなら誰であろうと、練習でその権利を掴まなくてはならないんだ。
それはスペインとは違っている。あちらでは、クラブの序列を変えることが出来るのは地震だけだよ。こっちに来たら誰でもリバプールのやり方をすぐに学ぶ。もしもアマチュアのような練習をしたら、次の試合はベンチに落とされることになる。
ここでのトレーニングセッションはタフで全力で、本物の試合と同じリズムでやる。週末と同じ精神なんだ。
イングランドフットボールはフィジカルで、まさしく正直だ・・・ラ・リーガとは対照的だよ。スペインの試合はもっと汚くて、痛めつけるのが目的のチャレンジや、ボールのない所での肘打ちを受ける。イングランドのディフェンダーは皆タフで、優れた選手もそうでない選手もそれは同じだ。きっと契約にそう書かれてあるのに違いないよ!
しかし僕は今はそういうものを受け入れているよ。ピッチに出て行って金を稼がなくてはならないんだからね。この相手にするために僕は給料を支払われているんだし、ぶつかり合ってもそれがフェアである限り、僕は恐れはしない。
僕は長い間、ジョン・テリーやリカルド・カルバーリョのような男たちと対戦したいと思っていた。彼らは僕にタフな思いをさせることで、敬意を表してくれる。
今は、僕はチェルシーを相手に2得点をすることで彼らに応えるつもりだよ。チャンピオンズリーグでプレーするのは誰もが夢見ることで、数ヶ月の間で僕は、それをTVで見る立場からその中に加わる立場になった。
僕はすでに多くの思い出を得たよ。インテルを1-0で破ったサンシーロでのゴール、マルセイユでの4-0の勝利、アーセナルを4-2で下した時のゴール。そして今度はチェルシーの番だ。僕は自分自身に質問はしない・・・何度となく自分自身に言っているのは、リバプールに加わったのは正しかったということだけだ。」
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まさにエースのコメント、頼もしい!CL決勝に勝ち上がれるかどうかは、彼の肩にかかっています。クラブに加入した初めてのシーズンで30ゴールを決め、そして31ゴール、ひょっとしたら32ゴール目がモスクワへチームを導く得点になったら、1年目にしてレジェンド確定か?
彼がリバプールを選んでくれて本当に感謝です。ラファがどうやって彼を誘惑したのか、ちょっと伺い知ることができました(笑)。
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無題
彼の言う敬意を払ったフェアなぶつかり合いを今度は頼みますよ、テリー、カルバーリョ(笑)
今からもう心臓バクバクですが・・・「美しい時代」の幕開けとなる試合になることを願っています!!
ロッカールームの話はレッズらしくて素敵ですねー
無題
>彼らは僕にタフな思いをさせることで、敬意を表してくれる。
英国人のセリフだったら皮肉にも聞こえそうなセリフですが、トーレスは謙虚な気持ちを持って言っているのでしょうね。
明日の試合は皆全力を尽くして頑張ると思うので、それに見合ったフェアなプレーとジャッジを強く望みます~~。
無題
本当に彼の言う「美しい時代」の幕開けになって欲しいです!そのためには絶対決めて貰わないと・・・。この人はプレッシャーをモチベーションに変える特殊能力があるようなので、きっとやってくれるでしょう。
今日はテリー、そして決勝に行けばリオとですね。トーレスは喜んで小躍りしそうです(笑)。
>mickyさん
1レグでテリーにはさりげなーく腹にキックを貰っていたんですが、それでもこういうセリフが出るかと感心しました。ラファ曰く体中に打ち身を負っているそうですが、それでも強力な相手とやるのが楽しいんでしょうね~。
1レグの審判はホームだからなんだという厳格な人でしたが、2レグはどうでしょうか。ジャッジが何であろうと問題にしないぐらいの、敵地での圧倒的な勝利を見たいです。