今夜(日本時間明日早朝)はカーリングカップ準々決勝、対アーセナル戦です。場所はアンフィールドスタジアム。ラファのコメントです。
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●ラファ
「
(テレグラフ紙より)試合でどのくらい若手を使えるかは対戦相手の力によって変わってきますから、アーセナルと対戦が引き当たったのは残念でした。彼らは良い選手たちを擁するいいチームで、私たちは慎重に行く必要がありますから、私は今回は経験を重視したチームを選ぶでしょう。
アーセナルとは大きな違いがあることを私たちは分かっています。彼らはデニウソンに数百万ポンドを支払い、ウォルコットとアブー・ディアビにも大金を使いました。私たちは、デニウソンやウォルコット、ディアビをチェックしていましたが、彼らの費やしたような大金で競争することは私たちにはできません。スカウティング部門が大金を使い過ぎずにやっている方法に対して、私が満足している理由はそれです。
アーセナルはここ数年、多くの外国人選手たちを擁して順位表のトップを取り、今は若い選手たちに投資をしています。それらの選手たちは本当にすばらしい能力の持ち主です。
私たちはFAカップやチャンピオンズリーグなど、全ての大会に勝ちたいと思っています。しかしこれも私たちのトロフィーの一つになるかもしれません。
(Daily Postより)ベンゲルは国籍ではなく選手の質だと話していましたが、私は彼に賛成です。自国の選手と外国人選手のバランスが取れるなら、そうしなくてはなりません。しかし一番重要なのは勝つことです。
イングランドのアカデミーシステムは改善の必要があります。それはベストとは言えませんからね。選手が1年に18試合しかないのではどうしようもありません。彼らには厳しい試合が必要なんです。若い選手たちには競い合うことが必要です。
ジョゼ・モウリーニョが厳しい試合が必要だと言ったのは正論です。スペインでは、私は2部でレアル・マドリーBを率い、若い選手たちが30歳や35歳の選手たちと対戦していました。十分な才能があるなら、高いレベルでのプレーが必要なんです。16歳のルーニーはアカデミーのリーグではプレーできません。それはクレイジーですよ。
アカデミーシステムは機能していません。それは憂慮すべきことです。長期に渡って影響があるでしょう・・・ここ数年を見ているだけでもです。
ジェラードやオーウェン、ルーニーのような選手たちはプレミアリーグでプレーしています。なぜ他の16歳の選手たちは、アカデミーに取り残されなくてはならないんでしょうか?なせ彼らはユースチームや育成機関でプレーしなくてはならないんでしょう?
彼らはプロであり、厳しいレベルの中でプレーするべきです。イングランドの選手たちを成長させたいと思うなら、やらなくてはならないのはそういうことです。
私たちは、多くの優秀な法律家や教師を望んではいません。私たちはいいフットボーラーが生まれて来ることを望んでいるんです。しかし私たちはフットボールをプレーするプロを用意しているのであり、他の専門家ではありません。現在のシステムは、実際働いていませんよ。
このシステムはベストの状態ではありません。私たちにとってではなく、イングランドのフットボールにとってです。もしも成長を望むならは、いつか変える必要があります。ここでは若い選手たちは成長できませんよ。
アーセナルはいいフットボールをしますから、タフな試合になるでしょう。しかし私たちもいいプレーができていますし、私には自信があります。
私はアンフィールド彼らを2-1で破った試合を覚えています。ニール・メラーがウィニングゴールを決め、私たちは速いテンポで非常に良いプレーができました。私は今度も同じような試合になるかもしれないと思いますし、あの日に我々がやったのと同じレベルのプレーをまた見たいですね。」
●アーセン・ベンゲル監督
(アーセナル公式HP)「リバプール戦には良いチームで挑めるだろう。数名の若い選手と、試合に必要な数名の選手が入ることになる。ロシツキは間違いなくプレーするだろうね。」
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アーセナルは負傷者もあり、若手の選手を何人かスタメンで使ってきそうです。リバプールは、ファウラーとクラウチの2トップに、ルイス・ガルシアとアウレリオのスタートが予想されているようです。あの2年前のアーセナル戦の再来をやってくれると嬉しいですね。
イングランドの若手育成システムの問題については、何日か前にジョゼ・モウリーニョ監督が同じくマドリーのBチームを例にとって問題を指摘していました。イングランドの若手が育っていないというのはずっと前から言われていることで、外国人監督がこういった問題を指摘するのは、イングランドフットボールにとってとても有益なことだと思います。
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