公式HPに、ラファがカーソンの移籍を容認する発言をしています。また、カーソンがイングランド代表への意気込みを語っています。
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●ラファ
(公式HP)「彼がプレーしたいという気持ちは理解できます。彼はペペ・レイナがトップクラスのキーパーで、自分がここでプレーするのは難しいだろうということを知っています。
スコットはすばらしいプロフェッショナルで、すばらしい人間です。今は彼のキャリアにとって重大な時期であり、彼にはプレーが必要です。現時点で私たちは自分たちのチームと自分たちの戦いに集中していますが、ヴィラがもしもこの選手をキープしたいと望むなら、その決断は可能です。
今の時点で私たちには、ゴールキーパーとしてペペ、シャルル・イタンジュ、デイビッド・マーティンがいますので、問題なく状況を管理することができます。」
●カーソン
(Liverpool Daily Post)「イングランド代表のNo.1キーパーになる、それが目標だ。今のポジションに甘んじていても意味がない。僕は懸命に努力して階段を上り続け、うまく行けばイングランド代表へのチャンスを掴めるだろうし、自分がそれだけの力があることを証明できるだろう。
ロバート・グリーン、クリス・カークランド、デイビッド・ジェームズ、そしてロボ(ロビンソン)の間に大きな差があるとは思わない。ものすごい大きな差があるとは僕は思っていない。やならなくてはならないのは懸命な努力を続けること、そしてうまく行けば次のレベルに到達し、イングランドのNo.1の位置を奪えるだろう。そのために努力するんだ。
(ロビンソンが批判されていることについて)ああいう批判が僕を怖気づかせるかって?まさかだね。良いこともあれば悪いこともあるもんさ。すごく良いプレーをしていれば誰が自分のことを話しても問題ないが、どこかの段階で悪いプレーをしてしまうことだってあるものだ。そういう時は「自分は悪いプレーをした。」と言わなくてならないし、批判を受け止めるぐらいの強さがなくてはならない。
僕は18~19の時にスポットライトを浴び、自分のキャリアの始めの2、3試合は難しいものだった。しかし今はそれは忘れて、良い試合をすることだけに集中している。今はずっと落ち着いているし、自分はやれるという自信も増している。
今シーズンは、僕にとっては今までとは全く違うチャレンジをしているよ。昨シーズンはチャールトンでローンでプレーし、僕は1試合に5つか6つはセーブをしなくてはならなかった。今シーズンのヴィラのようなチームでは、僕は幸運にも1試合に一つのシュートをセーブするだけで済む。それが、ペトル・ツェフがおそらく世界最高のゴールキーパーである理由なんだ。彼がやらなくてはならないのは1試合で一つのセーブで、彼はそれをやる。僕にとって、今シーズンは今までとは違う面の仕事をやらなくてはならない。それはきっちりと集中することで、それがメインの仕事だ。
今シーズンの序盤に、ツェフが僕を誉めてくれたのは嬉しかった。願わくばこれから数年の内に、彼のレベルに近い所まで行きたいね。あのレベルまで到達する、そういう強い気持ちを持たないと。僕が言ったように、彼のプレーの最もすばらしいところはその安定性だ。彼が悪い試合をするところはめったに見られない。彼はクロスを取りに行き、チームからプレッシャーを取り除き、すばらしいセーブをし、ピッチの上ではとても冷静に見える。彼が世界最高のキーパーである理由はそれなんだよ。」
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「移籍やむなし」とは思っていたものの、実際に出て行くとなると残念ですね・・・。イングランドの貴重な有望な若手ですし、できればいて欲しかったですが、イングランド代表正キーパーまで目指せる選手をサブで置いておくわけにはいきません。彼がイングランド代表のゴールマウスに君臨する日を楽しみに待ちたいと思います。きっとそう遠くはないでしょう。
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