今日(日本時間明日早朝)のマルセイユ戦に向けて、両監督のコメントです。
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●ラファ
(Liverpool Daily Post)「スティーブンは先日の国際試合の後ちょっと調子を落としていますので、今私は、シーズンのこれからは本物のスティーブン・ジェラードを見せて欲しいと思っています。彼は信頼されていますし、私たちのキープレーヤーです。そして現在は、2週間前の国際試合の後で全く元気がなかった時に比べれば、はるかに良くなっています。私はこの上向きが続いていくことを願っていますし、次の国際試合の後で彼がどういう状態か、見守るつもりです。しかし今、彼は確実に良くなっています。
マルセイユはこの試合の準備のために10日間を使えます。彼らはリーグで良い調子ではありませんが、彼らがこの試合をきわめて重大な一戦とみなしていることを、私たちは知っています。特に、彼らはこのグループですでに一勝を上げていますからね。
監督が新しく変わり、試合をますます難しいものにしています。彼のやり方がわかりませんし、私たちは彼をガラタサライと対戦した時に知ってはいますが、彼が物事をどう変えてくるか知るのは困難です。
フランスリーグで調子が良くないということが、彼らをさらに危険な存在にしています。自分たちの調子を取り戻すために、チャンピオンズリーグでは最高のプレーをしようと彼らは決意しているでしょう。ですから、マルセイユの新監督がどういう影響を及ぼすかを心配するよりも、私たちは自分たちのプレーをして正しい結果を得ることに集中しなくてはなりません。
ボロとジブリルは二人とも優れた選手で、彼らは私たちのことを知っていますが、私たちも彼らのことは全て知っています。私はただ、彼らが今回は静かなプレーをして、その後国内リーグでそれぞれ20ゴールを上げることを願っていますよ!
私たちは、あの二人が良いプレーをして自分たちが優れた選手であることを見せたいと思っているのを知っています。私たちはこれを警戒し、自分たちの仕事をしっかりとやらなくてはなりません。
二人とも、私たちのために良くやってくれました。彼らは懸命に努力してベストを尽くしてくれましたよ。私は、私たちのファンが彼らに『ありがとう』と言うだろうということをわかっています。
私たちは彼らの選手たち、彼らの能力を知っていますが、彼らのビデオは見ていますけれども、新監督が変更を加えてくるかもしれないと心配しています。
シセとゼンデンは二人とも良いプレーをするでしょう。彼らは危険な存在であり、私たちの戦術を全て知っています。私たちはちょっと変化をつけて彼らを驚かせるつもりですよ。
彼らは私たちを知っています。彼らはここで2年か3年仕事をし、私たちの戦術を全て知っているでしょう。
私たちは、マルセイユはリーグ戦よりも良いプレーをするだろうと予想しています。彼らは、自分たちの力を私たちに見せつけたいと思っているでしょう。
(Daily Mailより、クラウチ起用に関して)トップチームの一員であるのなら、どの選手からも言い訳は聞きたくありません。彼らが呼ばれた時には、いつでもベストを発揮できる準備をしておいて欲しいと思います。
私は、選手たちが毎週練習場で本当に懸命に努力しており、全員が試合の日にはやれるというところを見せようとしているのを知っています。チャンスがもらえなかった時にはフラストレーションを感じているのも知っています。それは理解していますが、現代フットボールではそれが当たり前だということを、彼らは理解しなくてはなりません。
選手がトップチームに所属して大きなトロフィーを追いかけているのなら、たとえ試合に全くプレーしないとしても、全ての試合に備えておく必要があります。プレーする機会はあるはずですし、その時にしっかりと集中しておかなくてはなりません。ヨッシ・ベナユンが土曜のウィガン戦で、交替で入って決勝点を上げたようにです。
クラウチはあの試合から学んだと思います。私は、ここで要求されているものを選手が理解できないために、その選手を失いたくはありません。私は彼の最高を発揮して欲しいと思います。彼のためにも、そしてチームのためにもです。
私たちのレベルにおいては、どんなチームでも選手たちは全員、彼らの能力、精神力と精神状態を証明しなくてはなりません。彼らは勝利に向かう良い精神状態になくてはなりません。それは自分のポジションを取るために戦うということを意味します。
人々は、自分たちのかつてのクラブを訪れる選手たちのことをいろいろと話していますが、実際にそういうことは何度起こるでしょうか?
私は、自分がバレンシアにおり、彼(シセ)がオーセールにいる時から、彼のことは全て知っていました。彼が優れた選手であることは明らかでした。彼は速さがあってゴールを決められる選手ですが、私は自分の今のストライカーたちに専念する方がいいでしょうね。
おそらく、私たちはボロ・ゼンデンのことを気にかけるべきでしょう。彼は常にああいう優れたプロフェッショナルであり、彼のチームに私たちについて知っていることを全て話す義務がありますからね。」
●エリック・ゲレツ監督
(LFC公式HP)「不運なことに、彼(シセ)は負傷を抱えており、復帰したのはほんの昨日だ。私たちは彼が試合にスタート出来るのに十分か、もしくはサブで入ることになるか確認しなくてはならないだろう。
過去にリバプールでプレーしていた選手たちが二人いるというのは、重要なことだ。私は、彼らが私に話してくれたことが正しいことを願っているよ。さもなければ彼らは大きな罰を受けるだろうね(笑)!
自分のキャリアをここアンフィールドで、チャンピオンズリーグでリバプールのようなチームとの対戦でスタートできるのは、すばらしいチャンスだよ。彼らは、ヨーロッパで達成したもの全てで自分の価値を証明した最高の監督を擁する、ヨーロッパ最高のチームの一つだ。大きな尊敬に値するよ。」
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エリック・ゲレツ監督は、昨年CLで対戦したガラタサライを率いていた監督です。9月末にマルセイユに就任したばかりで、まるでリバプール戦対策に連れて来たみたいな…。
ラファのクラウチへの言葉は厳しいですね。短い時間で結果を出すのは厳しいでしょうが、マルセイユ戦はスタートから使われそうですので、「彼でなくては」のプレーを見せて欲しいところです。昨シーズンのガラタサライ戦のようなスーパーゴールを期待します。
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