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ファイナルを前に、ガーティアン紙よりキャプテンのコメントです。
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●キャプテン(ガーティアン紙)
「僕たちは腹を立ててアテネを発ちたくはないし、ヨーロピアンカップをホームに持ち帰れなかったことで後悔したくない。僕たちは歴史を作り、ヒーローになって勝者としてホームに帰りたいんだ。

一回決勝に勝つというのは間違いなくものすごいことだけど、それを2度やるということは本当に特別だ。でも、僕はまだフットボーラーとして全てをやり遂げたとは感じていない。僕は27歳で、これまでメダルに関してはそれなりのキャリアを重ねて来たけど、僕にはまだ達成したい野心がたくさんあり、成し遂げたい夢がある。できればプレミアシップを獲ること、それからイスタンブールの経験ももう一度したい。僕はキャリアをスタートした時よりも今の方がもっとハングリーだよ。
僕はもっとメダルとトロフィーが欲しい。たとえこの試合を勝ったとしても、それで満足は出来ないだろう。ヨーロピアンカップのメダルがもっと欲しいし、FAカップのメダルも欲しい。自分が引退するまでに、出来る限り多くの名誉をクラブのために獲得したいよ。僕が勝ち取った全てが、もっと行けという気持ちにさせるんだ。

僕たちは、今回は2年前よりも良いチームだ。ファイナルを以前に経験して、今は全てがわかっている。個人的には、2005年は僕にとって全てが新しいことで、それはマイナスに作用した。誰もが、このクラブのヨーロピアンカップの歴史と過去の成功について語っていて、僕たちは彼らの偉業に張り合わなくてはならないというプレッシャーをちょっと感じていたんだ。
僕はあの試合の前にナーバスになっており、エネルギーを無駄に費やしてしまったことをわかっている。同じミスは繰り返さないつもりだ。神経質になって固くなったら、正しい判断が出来ずに自分能力を最大限に生かせない。あの時の僕たちは本当に未経験で、イスタンブールの前半は自分たちの本来のプレーが出来なかった。自分たちらしいプレーが何もできずにスタートし、前半の間ただ銃口を見つめているだけだった。

ミランはあんなふうに後半に屈服し、今度は自分たちの何かを証明したいと感じているだろう。そして僕たちはそれを迎え撃つ用意が出来ている。彼らはこの大会の間中ずっと良いチームに見えたし、いい試合をしてマンチェスター・ユナイテッドを下している。彼らはすばらしいシーズンを過ごしてきたからね。しかし今回はまた違うものになるだろう。うまく行けば、僕たちは今回はホイッスルが鳴る前にしっかり準備が出来ていて、以前のような、登らなくてならない高い山に面と向かうようなことにはならないだろう。」

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ミランはカカが鍵になるなら、リバプールはチーム全体の出来が鍵になるでしょう。選手たちからは盛んに「準備」という言葉が出てきます。相当ミラン対策を練って試合に挑むに違いありません。ラファのお手並み拝見です。しかし、最後に試合を決定づけるのは選手個人の頑張りです。キャプテンよろしくお願いします!
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