BBCより、代表チームについてキャプテンのコメントです。
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●キャプテン
(BBC)「チームは、Euro2008のような大舞台を逃して期待外れの結果に終った状態から、一夜にしてワールドカップで優勝するようにはいかないよ。それには時間を要するだろう。僕たちは監督の考え方に慣れる必要がある。
トレーニングは時にはハードだったよ。今回の期間中は、何度か午前と午後のダブルセッションもあった。仲間たちは、監督が僕たちにどんなプレーを望むか、どんなチームを作り上げたいか、そして異なるフォーメーションや戦術を学んでいる最中だ。そして彼は個別にも、彼がそれぞれの選手に何を望んでいるかを話しているよ。
一夜にして何かが起こるってことはないけど、僕たちは正しい方向に進んでいる。正しいステップは続くだろう。僕たちが一歩一歩やらなくてはならないのは、自分たちをさらに良いチームに作り上げることだ。
(8月にはチェコとの親善試合、それからWC予選が始まることについて)これからさらに大きなテストが待っているのは間違いないけど、さらに良いチームになるためには、その前に土台をしっかりと築き上げることが重要だ。全員がカペッロのプランの一員になりたいと思っている、それは当然のことだよ。しかし僕は、そこに成長の兆しがあると思う。
重要なのは、ワールドカップの予選が始まる9月にピークを迎えることだ。僕たち全員、重要な試合がいつなのかを知っている。しかしそういう試合に入る前に、しっかりとしたプレーを始めることが重要だ。
(ITVより)選手一人ひとり全員が個人として、さらに一つのチームとして力を証明しなくてはならない。僕たちは期待外れの結果を残した。スタッフ全員が僕たちを精査し、僕たちの強み、そして弱点を調べている。
練習をするどんな時も、そして代表に集まって試合でプレーするチャンスがあるどんな時も、僕たちはここに加わり続けるために印象づけるように努力をしなくてはならない。もしも監督が望むような水準のプレーが出来ていなければ、彼は間違いなく、情け容赦なく切り捨てるだろうね。単純なことだ。トレーニングはハードだし、ミスター・カペッロが望むようなやり方でプレーしなかったり、彼のシステムに従わなかったりすれば、その時は『さようなら』だと思う。
(左サイドでのプレーについて)それは気にしていない。クラブレベルで、僕はそういうことに完全に慣れているよ。僕は、自分が違う役割にも適応できるのに十分なだけ成熟し、十分な経験を積んでいると感じている。僕がやりたい役割はみんな知っている。それをもう一度公言する必要はないよ。
しかし、僕がスタメンの11人に入っていてこのイングランド代表チームの一員である限り、僕はこのチームが自分たちの望む所まで成長できると信じているし、どこでプレーしようと構わない。
フットボールは変化していると思う。現代では自己中心的になったり自分のことだけを考えたり、好きなポジションでやれないからと言って乳母車からかんしゃくを起こすようなまねは許されないよ。適応してチームプレーヤーにならなくてはならない、そして僕はそれをやっていると思う。僕は精神的にそれを受け入れているよ・・・もう6年も前からね。」
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受け入れていると言いながら、やっぱり中がやりたいんだなあというのがひしひし伝わって来ます(笑)。しかしキャプテンも代表の中ではもう大ベテランですから、文句を言うわけにはいかないですね。これで彼は今季オフに入ります。しっかりと体を休めてリフレッシュして、7月には元気一杯で戻って来て、またチームを引っ張ってもらいましょう!
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