ユナイテッド戦に向けて、カイト、シュクルテル、そしてルーニーのコメントです。
----------------------------------------
●カイト
(Liverpool Daily Post)「もしも僕たちが(ユナイテッド戦で)負けたら、当然タイトルの望みは失われたように見えるだろう。しかしもしも土曜に彼らを倒すことが出来れば、それはマドリーを相手に僕たちが発したよりも、さらに大きなメッセージを発することになる。それをやってみるよ。難しいだろうけど、僕たちが良いプレーをすれば何だって起こせるんだ。
それが前へ進む一歩になると思う。僕たちは、土曜に彼らを倒すことに集中する以外何も考えられない。それからどうなるかを確かめるよ。
僕たちが勝ったとしても、それでも差は大きい。だから僕たちがホームの試合で勝てるかどうか、そして願わくば彼らが何度か苦戦してくれるかどうか、それ次第だ。土曜に良い結果が得られれば、どうなるかが見えるだろう。
(マドリー戦では)スティービーとナンドは二人とも信じられないぐらいだったし、二人の後ろのチームも同じようにすばらしいパフォーマンスをしたね。フェルナンドとスティービーがマドリーを相手にやったようなプレーをし、僕たちがあのパフォーマンスをユナイテッドを相手に繰り返すことができれば、大きなチャンスになるだろう。あの二人は多くのゴールを決めていて、そのパートナーシップは信じられないぐらいだ。
僕たちにとって不運だったのは、フェルナンドが今シーズン長い間怪我で苦しみ、スティービーも少し離脱したことだった。でも上手く行けば彼らはシーズンの残りを一緒にプレーし、両方の大会で僕たちに良いチャンスをもたらしてくれるだろう。
この2ヶ月間、僕たちは望んでいるような結果を得られなかった。しかしこれからシーズンの終わりまでの間に僕たちが周囲を驚かせることができるかどうか、確かめてみるつもりだ。
僕たちは(マドリー戦で)一つのゲームプランを持っており、まさにあれが僕たちのやりたかったことだった。ボールの後ろに引いて、相手の攻撃を待ち受けることはやりたくなかった。彼らを攻撃し、早い時間帯のゴールを狙い、観客が後押ししてくれることを願っていた。そしてまさにその通りになったよ。
ユナイテッドはとても優れたチームだけど、マドリーもそうだし、今シーズンの僕たちは強力な相手が現れても彼らを倒せるということを証明して来た。僕たちはアウェイでチェルシーとマドリーに勝利し、ホームではユナイテッドとマドリーを倒している。だから土曜にも何かできると思っているよ。
難しいだろうけど、それはわかっている。ユナイテッドは本当に良いプレーをしているし、ホームでは特にだ。でも僕たちはやれる力を全て注ぎ、勝利を狙うつもりだ。3ポイントを取らなくてはならないんだからね。
(マドリー戦は)間違いなく、僕たちが過去数年間にやって来た中で最も大きな結果の一つだ。すばらしい結果だったよ。レアル・マドリーを倒すというのはどんな時でもすばらしい気分だけど、彼らを1-0で倒し、それから4-0で倒したというのはさらに気分がいいね。だから僕たちはとても嬉しく思っているけど、今は次の試合、土曜のマンチェスター・ユナイテッド戦に集中しなくてはならない。」
●シュクルテル
(SKY SPORTS)「オールド・トラフォードで僕たちが勝てれば、ユナイテッドのタイトルをちょっと面倒なものにできるだろう。勝利以外のどんな結果も、僕たちのタイトルの望みの終わりを意味するだろうね。
ポイント差に関係なく、僕たちはこの試合に勝利のゴールを狙って行く。それが出来るかどうかを確かめることになるだろうが、一つ確かなのは、僕たちはレアルを倒して良いムードにあるということだ。」
●ルーニー
(BBC)「僕たちは先頭に立っていて、もしもリバプールを倒すことが出来れば、多かれ少なかれ彼らのリーグ優勝のチャンスは終了だといいうことを知っているよ。僕はこの試合にすごくワクワクしているんだ。僕はエバートンファンで、リバプールを憎んで育ったからね。それは今も変わってないよ!
彼らも、自分たちに3ポイントが必要だと知っている。そして間違いなくそれを取りに来るだろう・・・僕たちは良くわかっている。」
●リオ・ファーディナンド
「彼らはレアル・マドリーを相手にすばらしい結果を出し、好調な一週間を送っているね。僕たちはすばらしい雰囲気の中でタフな試合に立ち向かう。インテル戦とは全く違う、そして僕にとっては待ちきれない一戦だ。
彼らのタイトルのチャンスの終わりになるかって?ああ、そうかもしれない。でも、僕たちにはその後にも勝たなくてはならない試合がある。シーズンのこの段階はいつでも同じなんだ。
周りは『この試合に勝てばリーグ優勝だ』と言っているけど、数字上一つのチームの優勝が決まるまでは、戦いは続く。願わくはそれが僕たちであって欲しいね。
もしも僕たちが勝てば、彼らにとって難しくなることは明らかだ。でも僕は、僕たちが彼らを倒すことが出来れば、リバプールに何が起ころうと気にしないだろうね。僕たちがそれをやったら、周囲は彼らが脱落したと思うだろう。その時はそれでいい。僕たちは試合に勝つためにここにいるんだし、今回はホームで、人は僕たちが3ポイントを取ることを期待しているだろう。
ピッチに出て行って、いい仕事をしていいプレーができることを指を重ねて祈るよ。」
----------------------------------------
ぬう、ルーニー、待ってろよ。あからさまに憎いって言うな。でもキャプテンとは仲良しなんですよねえ。
マドリー戦のシュクルテルは、空中戦をほぼ完璧に制していました。あの調子で、ユナイテッド戦もきっちりビディッチを止めて欲しいと思います。ロナウドは体を思いっきり寄せてイライラさせてやれば大丈夫でしょう!やっぱり一番怖いのはルーニーですね、お手柔らかに。
※追記 ユナイテッドの選手のコメントについて、後半はリオの発言でしたので訂正しました。また、ルーニーの「hate」の発言が問題になっているらしく、ユナイテッドの公式HPからルーニーのコメントは削除され、BBCの記事も訂正されています。ファーガソン監督のコメントとしてまず、「hate(憎い)はdislike(嫌い)よりも言いやすい言葉だ。おそらく正しい言葉でないね。彼(ルーニー)は彼ら(リバプール)のファンから何年にも渡ってずいぶん叩かれているから、理解できるよ。」と紹介しています。
個人的には「ルーニー言ってるなあ」とむしろ微笑ましく聞いたんですけどね。
PR