ウェストハム戦で行われた、チームとファンが一体となった"Free Michael now" デモンストレーションについて、FAは処分なしとの決定をしました。
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●FA広報
(BBC)「我々は、リバプールフットボールクラブとこの件について話し合いました。Michael Shieldsの事例は非常に感情に訴える事件で、大勢のリバプール選手とサポーターが強い感情を持っています。
クラブの説明を聞いて、私たちはいかなる正式な行動も取らないつもりですし、フットボールの試合を政治的なメッセージを発する場所として使った、その感性を彼らが理解していることに満足しています。」
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Michael Shields君はリバプールサポーターで、3年前の18歳の時、2005年のイスタンブール決勝を観戦した後に英国に戻る途中、ブルガリアで殺人未遂容疑で逮捕されました。ブルガリアのウェイターの頭を殴って重傷を負わせたという容疑です。彼は有罪になって15年の刑を宣告されましたが、無実を訴えています。同行の友人たちは彼が事件の時はホテルで眠っていたと証言し、後に他の事件で逮捕されていた英国人があの事件は自分がやったと告白、その後撤回したことなどもあり、ブルガリアの法廷と欧州人権裁判所に上告しましたが、どちらも棄却されています。
現在は刑期が10年に軽減されて、彼はブルガリアから英国の刑務所に移送されています。木曜からロンドンの高等裁判所で司法審査が始まる予定です。
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