ここのところ5試合の成績は1分4敗、降格圏内がすぐそこの17位というアルビオンとの対戦。いくつかのゲームプレビューを見てみると、アウェイとキャプテンの出場停止ということを差し引いても、このカードはリバプールの勝ちでほぼ間違いないという論調です。
しかし、アルビオンはここ最近の試合でチェルシーやユナイテッド、スパーズといった厳しい相手に対し常に得点を上げており、1点差の惜しいゲームを演じています。また、残留争いの真っ只中にあるチームは死力を尽くして挑んできますから、選手も監督も全く油断はしていないでしょう。
個人的には、前回の対戦は怪我で出場できなかった稲本が、リバプールの中盤とマッチアップしてどこまでやれるのかが楽しみです。
●ピーター・クラウチのコメント
(公式HP)「得点力をあげるということに関して何の問題もないと僕たちは皆わかっていましたが、うれしいことにここ2週間でそれを証明できました。
エバートン戦での勝利は皆に多くの自信を与えてくれた。マージーサイドダービーで、スティーブン・ジェラードを欠いて10人になるという苦しい中で勝利したことが、大きな自信になっています。僕たちはこの街中が熱中する試合がどれくらい大きなものが知っていたし、今シーズン彼らを2度とも破ることができたのも大きかった。
明らかに10人になってプレーするということは難しいことだけど、僕たちはなんとか試合を勝利に導きうまくプレーできました。
スティーブン・ジェラードを失ったのは本当に痛かった。彼はすばらしい選手ですからね。彼がピッチを去ったときのエバートンファンの反応が、彼がどんなにいい選手でチームにとって大きな存在かを物語っていました。
それが僕たちに何がなんでも勝とうという気持ちを起こさせました。僕たちは彼なしでもやれるということを証明したと思います。もちろん彼がいてくれた方がチームが良くなるのは明らかだけど、多分彼なしでも戦って勝てると証明できたんじゃないかな。
今はリーグで出来るだけ多くの勝利をあげて、可能な限り高い順位でシーズンを終わらなくてはなりません。ウエスト・ブロムとの土曜のゲームは難しいものになると思います。僕の昨季のサウサンプトンでの個人的な経験から言って、チームが降格の危機にある状況ではそのチームの選手たちは、どんな場所でもできる限り全てのボールに対して勝負を仕掛けてきますからね。
僕たちが戦いに備えて、そして僕らのベストの能力を発揮できれば勝つのは間違いありません。僕たちは今得点を上げているし、うまくプレーできています。それをこのまま続けて行きたい。」
●ロブソン監督のコメント(アルビオン公式HP)
「私は最近のリバプールの試合をかなり見たが、彼らは自信に満ちてプレーしているね。ストライカーたちは得点を上げている。クラウチやモリエンテス、ファウラー、シセ、ルイス・ガルシア・キューウェルといった選手を擁していれば、ひとつうまくはまればいつでもゴールを決められる。我々も同じようにはまりたいと願っているよ。
今のところ、これ以上選手に要求するものは何もない。彼らはサポーターとクラブに全てを捧げている。これ以上もっとやれとは言えないよ。選手たちは良いパフォーマンスを見せており、それに見合うだけの結果を得ているとは私は思っていない。我々は試合の中で何度もいいチャンスを作っており、このまま行けばいずれうまく行くはずだ。ほんの少し幸運が味方してくれれば、今の状況を打ち破ることができる。
今まで私の選手たちがやってきたこの努力をシーズンの終わりまで続ける限り、最後には私は幸せな監督になれるだろう。
昨シーズンここでのリバプールとの試合で起こったことは、今回の試合には何の影響もない。(※前回は0-5で敗戦)今シーズンは、我々はアンフィールドに出向いて1-0で敗戦している。
この数週間、我々はトップ4のうちの3つのチームと戦い、そして今度4番目のチームと対戦する。我々はこれまでその全てでいい試合をしてきたが、不運にもそのうち二つの試合では結果を出すことができなかった。おそらくユナイテッドだけが唯一90分勝つに値したと思う。
スティーブン・ジェラードは世界最強のミッドフィルダーの一人だ。調子のいいときには一人で試合を作ることができる。土曜の試合に彼の名前がないのはうれしくないことはないね。しかし、彼らには他にもジェラードの穴を埋めることのできるすばらしい選手たちがいる。非常にタフな試合になるだろうね。
PR