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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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4月11日に公式HPに掲載された、Paul Eatonによるハリー・キューウェルインタビューです。二つに分けています。
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Liverpoolfc.tv:あなたはまた、フットボールを楽しんでいるようですね・・・

Harry Kewell:そうだね、今は本当に楽しいよ。ピッチに上がれて、鼠蹊部についていつも考えないで済むってことはうれしい。僕はフットボールに集中できる。最高だよ。ここしばらくコンディションは上がってるし体も強くなっているのを感じるよ。うまく行っている。これが長く続いてくれるといいね。

Liv:今があなたのベストですか?

Harry:いや、自分のベストなんて誰にもわからないと思うよ。もっと成長できるんだし、そのために毎日練習してるんだからね。選手としてもっと学び、もっと成長したいと思っている。そしてキャリアの終わりには、自分の過去を振り返っていつが自分のベストだったか言えるんだ。でも、僕は自分がいつか完璧な選手になれるかどうかわからないな。

Liv:あなたは多くの批判に耐えなくてはなりませんでしたね・・・

Harry:どこに行っても批判はつきものだよ。それはフットボーラー特有の問題ではない。たとえあなたが、偉大な歌手か、俳優か、シェフだとしても、いつもあなたのことを好きじゃない誰かはいるだろう。映画の中のある特定の俳優が好きじゃない人が最前列に座っていて、彼が新聞の批評欄にコメントする力を持っているってことだってあるんだ。それは彼の仕事だよ。もし批評家じゃなかったらその仕事はしていない。僕はかれらがいうことを気にしないよ。僕にとって一番大切な人たちは監督とサポーターだからね。
Liv:プレーができなかったあなたは容易にターゲットになった?

Harry:僕は重圧に強いし、この国に長いから、物事がどんなふうに行くが十分わかっている。いいことも悪いことも受け入れなくちゃならない。うまく行っている時はいいけど、物事が悪くなったら、しっかりとしてそれをやり過ごす。僕は怪我の問題があって、トップレベルのプレーとパフォーマンスから遠ざかってしまった。それが良くなるまでできることは何もなかったんだ。

Liv:ハリー・キューウェルはもうフットボールをやりたくないんだという人もいました・・・

Harry:それ誰?僕に面と向かってそれを言って欲しいんだけど、そうはしないんだろうなあ。誰かの後ろに隠れてるんだろうね。自分が何を言ってるのかわかってないんだよ。

Liv:そういうコメントで傷つくのもまた、人というものですよね。

Harry:正直、僕が傷ついたとは言わないよ。笑い飛ばすだけだ。彼らは自分の名前を広めたいがために、僕と言い争いをしたいだけの人間なんだ。フットボールはこの国では大規模なもので、このごろはみんなが試合のあらゆる面を見ている。

Liv:それは、フットボーラーであるということが、そこからもたらされる収入を含めて世界で最もいい仕事であると同時に、常に衆人環視にさらされるという最も悪い仕事であるという事例ですね?

Harry:その通りだよ。たとえばあなたが右サイドバックで、他の選手がみんなフィールドの反対のサイドにいるときでさえ、カメラはあなたを見ている。みんなが試合のあらゆる部分を批評するけど、僕たちは高い給料を貰ってるんだからいいことも悪いことも受け入れなきゃね。大好きなことを仕事にしていて、とても良く世話をされているんだから、それに伴ういろいろなことも受け入れなきゃならないよ。

Liv:あなたはフットボールを愛せなくなったことがありますか?

Harry:試合を愛せなくなったことはないけどね、怪我のせいで、もう以前のようないいプレーができなくなってしまうんじゃないかと悩んだ日々はあった。怪我をして、以前よりさらに強くなって戻ってきている選手たちもいる。それこそ今僕が目指していることだ。僕は今ゲームごとに自分が良くなっていっているのを感じているよ。

Liv:戻って来れないんじゃないかと思ったことはありますか?

僕はいつも自分が戻って来れるとわかっていた。でも、以前のようには戻れないんじゃないかという疑問は心の中にあった。悪いことばかり考えて、トンネルの先に明かりが見えない時期は過ぎていくものだ。でも僕は信じていたし、僕の周りにはポジティブな人たちがいて、彼らは僕に、前よりいい選手になって戻ってくることだってできると言ってくれたんだ。

Liv:肉体的な戦いと同じくらい心の戦いでしたか?

Harry:うん、本当に。10日間のうち8日すごく頑張って、残りの2日は「もうだめだ、これ以上やりたくない。」と思う。そういうネガティブな日をくぐり抜ける。みんなそうだよ。ごく普通のことだ。

Liv:あなたは監督の絶え間ないサポートをどのくらい認識していますか?

Harry:それがなかったら僕はきっと穴の中に取り残されて萎んでいっただろう。監督とチームメートの支えがなければ僕は終わっていた。家族も同じくらい家で僕を支えてくれた。僕は怪我している時はすごくいい人間とは言えない。自分でもよくわかってる。難しいことなんだけど、僕の周りの人たちは僕を支持してくれた。本当に感謝してるよ。

Liv:ポジティブになりましょう。あなたは今毎週プレーしていますから、それは大きな自信になっているはずです・・・

Harry:僕のフィットネスにとってもね。でも僕は監督に報いるためにも、もっとゴールを上げて彼とチームに貢献しなきゃならない。僕は自分ができることをやりたいんだ。それが僕を駆り立てていることだよ。

Liv:あなたは近頃、いくつかすごいスーパーゴールを決めましたよね・・・

Harry:僕にとっては、25ヤードからでもラインでちょこんと合わせるだけでも、ゴールはゴールさ。どっちでも構わない。僕たちはひとつのチームだから、誰がゴールしたっていいんだ。今の時代はできるだけ多くの得点を上げる必要がある。2-0だってそこから逆転できるから決して安全とは言えない。できる限り早く試合を決めてしまうためには、チームとして働かなくてはならないんだ。

Liv:でも、ホームのダービーマッチでああいうシュートをどんと決めるのは気持ちよかったでしょうね・・・

Harry:うん、いい気分だったよ。でも本当のことを言って、結果が全てなんだ。すばらしいチームパフォーマンスだった。僕たちは長い時間を一人欠けた状態で戦ったんだからね。僕たちは統一感と力強さであの試練を切り抜けて見せた。見事な試合だったよ。

Liv:エバートン戦でゴールを決めた後、あなたはメインスタンドを向いてこぶしをバンと合わせましたよね。あれはなぜ?

Harry:たくさんの人に聞かれたんだけど、あれは僕と家族の間の秘密。
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ハリー・キューウェルインタビュー Vol.2へ続く≫
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