ジャマイカ戦ではクラウチがなんとハットトリック!試合後のエリクソン監督はクラウチを誉めていますが、PKに関しては厳しいことを言っています。
(BBC)------------------------------------------------------------------------
●エリクソン監督
「ピーター・クラウチはすばらしいゲームをしました。彼は空中戦でほとんど勝ち、ゴールを上げました。彼は来週の土曜(ワールドカップ パラグアイ戦)にスタメンで出るだろうと思います。彼はそれに値すると思いますよ。
唯一彼をほんのちょっと非難することがあるとすれば、それはペナルティキックをどう扱ったかについてですね。あれは貴重なチャンスでした。しかし彼はそれについて冗談を言い、その後、後悔していましたよ。
彼はあのことを重く受け止めるべきです。ミスすることは誰にでもありますが、それをあのように扱ってはいけません。
もしもそれがPK戦だったとしたら、私は彼があのような捕らえ方をしたか疑問に思います。私はもちろんそうでないことを願います。
ジャマイカは世界最高のチームとは言えないかもしれませんが、6得点して無失点という結果は喜ぶべきでしょう。
(イングランド代表監督として国内最後の試合となったことについて)涙?それはないでしょうね。しかし私は非常にファンを誇りに思っています。彼らは非常にすばらしく、ファンタスティックでした。おそらく、彼らはみんな、私がこの仕事から外れて欲しくないんでしょう!それはとても感動的でした。私は彼らに「ありがとう」と声を大にして言います。」
●ピーター・クラウチ
「僕は試合をとても楽しみましたよ。いい終わり方をしてドイツへ出発するのは重要なことですが、僕たちはそれをやりました。
(PKを外して)ハットトリックをふいにしてしまったと思いましたよ。僕は本当にがっかりしたんです。PKに行った時はちょっと自信過剰になっていました。でもうれしいことに、最後にはハットトリックをすることができましたよ。
(パラグアイ戦は先発するだろうと監督がコメントしたことに対して)ずっとそれが目標でしたから。ハンガリー戦でもジャマイカ戦でも、ベンチから出たらとにかくインパクトを与えようと頑張ってきました。多分、僕は自分がスタメンでもやれて、試合に貢献できると証明してきたと思います。
もしも監督が、僕がスタメンのチャンスを得たと言ったんだとしたら、本当にうれしいですね。」
●デイビッド・ベッカム
「いくつか喜ぶべきことがあったと思うよ。僕たちのプレーのやり方、4-4-2のフォーメーション、そしてマイケルがゴールを上げたこと。みんながそれについていろいろ言ってきたからね。
僕たちのプレーは全般的にとても良く、自信に満ちていたと思う。早い時間に得点して、それを続けられたしね。
ピーターについては僕たちみんながとても喜んでいるよ。前回ここでプレーした時(火曜のハンガリー戦)、彼は不必要なブーイングを受けていた。
でも、今日を見てみなよ。全く変わってたね。彼はただすごい奴ですごいフットボーラーってだけじゃなく、すごいゴールスコアラーだってことを見せたよ。」
●マイケル・オーウェン
「今日の試合でますます自信を得たよ。得点を上げないより上げる方がいいからね。
どんなストライカーでも、自信を得るためににはゴールが必要だと言うよね。でも、大舞台のどこかでゴールを上げられるんだったら、今は得点しなくても僕はそれでいいよ。僕たちが目標に据えているのは、大舞台でいいプレーをすることなんだ。」
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会心の試合といっていいでしょう。ジャマイカは攻撃に関してははっとするプレーもありましたが、個人技に頼る散発的なもので、怖さはあまりありませんでした。ワールドカップの準備の試合としては、もう少し厳しい相手とやっておきたかったかもしれませんが、壮行試合としてはいいセレモニーになりました。
クラウチはいいポストをこなし、ナイスゴールを決め、すばらしい出来でした。しかしシーズン中ずっと見続けていたファンとしては、いまいち信頼できない・・・。守備の厳しい当たりの強い相手に、同じようにポスト役をこなせるのか?プレッシャーに勝てるのか?と思ってしまいます。ぜひ、そのようなネガティブな意見を本大会で吹き飛ばして見せて欲しいです。
怪我をした選手に関して、アシュリー・コールは腿のスキャンを受けましたが、筋肉にダメージはないとのこと。ジョン・テリーも膝の故障で交代しましたが、エリクソン監督によると、大会までにはフィットする見込みだそうです。
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