公式HPより、リエラの入団会見でのやりとりです。
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●リエラ
(公式HP)記者:まず最初にアルベルト、あなたに興味を持っていたクラブは数多くありましたが、なせリバプールがあなたの第一の選択肢だったんでしょうか?
リエラ:エスパニョールが僕にいくつかのオファーが来ていると最初に言った時から、僕の考えははっきりしていた。僕にとっては一つのクラブしかなく、僕は彼らに、リバプールとだけ話し合って欲しいと言った。なぜかって?それは彼らが偉大な歴史を持つとても大きなチームで、チャンピオンズリーグでプレーしているからだ。僕はここのサポーターとスタジアムが好きで、アンフィールドでプレーするのが待ちきれない気持ちだよ。スペインにいた時から、ボスのことはとても良く知っている。彼は自分の選手たち全員から最大限のレベルを引き出すことの出来る監督で、僕たち全員が、彼のために100%を尽くしたいと思っているよ。
記者:この移籍が移籍市場の最終日に成立したことは、あなたにとって心配ではありませんでしたか?
リエラ:シーズンの初日から僕はここに来たいと思っていたんだけど、難しかったね。エスパニョールは僕の移籍に大金を求めていた。リバプール以外にも、彼らにはもっと金額の良いオファーが他のクラブから来ていたんだ。でも彼らは、僕のはっきりとした考えはここに来ることだけなんだということを知っていた。彼らは僕の決断を尊重してくれて、最終日にオファーを受けてくれたよ。
記者:今まで、人々はリバプールのワイドなエリアでの力不足について疑問を呈して来ました。左サイドに本物の力をもたらすことについて、あなたにプレッシャーはありませんか?
リエラ:プレッシャーは感じていない。僕は自分がエスパニョールでやっていたようなプレーを続けるつもりだ。ボスが僕に望むことをやり、チームのためにいつでもベストを尽くすよ。どんな試合でも100%全力を尽くすことを約束する。
記者:マンシェスター・シティにいた期間は、成功が入り混じったものでしたね。ここリバプールのサポーターたちに証明するものを自分が持っていると、あなたはお感じですか?
リエラ:僕は、今は自分がもっと良い選手になっていると感じているよ。マンチェスター・シティにいた時よりも3年間の経験を積んだ。あの時から、僕はエスパニョールではレギュラーで、UEFAカップ決勝にも出場したよ。昨年はスペイン代表でもプレーした。僕はまだ成長を続けているし、ここでもそれを続けて、クラブがトロフィーを獲得するための力になれると確信している。
記者:リバプールとサインすると決断をする前に、ここのスペイン選手の誰かからアドバイスは受けましたか?
リエラ:彼らの何人かとは話したよ。彼らは僕の大きな助けになってくれるだろうし、僕はこのチームが成功を納めるための助けになりたい。
記者:フェルナンド・トーレスにクロスボールを供給するというのは、あなたに特別な感覚を与えますか?
リエラ:フェルナンドと一緒にプレーするのが待ちきれないよ。世界最高のストライカーの一人と一緒にプレーするというのは、クロスボールを上げるのが好きな僕のような人間にとっては申し分ないよ。僕たちは一緒に上手くやれると確信しているし、フェルナンドとチームのために多くのゴールを生み出せることを願っている。
記者:ラファ・ベニテスはローテーションの起用を好みます。それはあなたにとって懸念ではありませんか?
リエラ:僕は毎試合ベストを尽くすつもりだし、全ての試合でプレーしたい。体調を万全にして、このチームの力になりたいと思っている。僕が毎試合プレーするかどうかはボス次第で、彼の決定はいつでも尊重するつもりだ。
記者:個人的な目標は定めていますか?
リエラ:そうだね、自分が毎シーズン20とか30ゴールを決められるとは約束できないな。僕が約束できるのは、毎試合自分のベストを尽くすこと、そして100%の力を発揮すること、それだけだ。自分がこのチームのために何ができるかを証明して、自分自身もゴールを決めると同時に、ゴールを生み出す力になれることを願っているよ。
●ラファ
(公式HP)記者:まず最初にラファ、アルベルト・リエラの能力について、私たちにちょっとお聞かせいただけますか?
ラファ:彼は能力のある左ウィンガーです。空中戦に強く、良いクロスボールを持っており、自身もゴールを決められます。UEFAカップ決勝と代表チームでもプレーし、彼には経験があります。3年前にマンチェスター・シティにいた時よりも、今は優れた選手になっています。
記者:あなたたちには生粋のサイドプレーヤーが必要だと、誰もが言い続けていましたね。リエラはチームに何を与えてくれるでしょうか?
ラファ:彼はワイドな位置に留まり、そのポジションを掌握することが出来ます。良い左足を持っており、私たちのゲームを広くすることが出来ます。これはトーレス、キーン、ジェラードのような選手たちによりスペースを与えるでしょう。アルベルトは相手ディフェンダーを破ることができ、良いクロスボールを上げられます。私たちが捜し求めていたタイプの選手です。左サイドにはドッセーナ、アウレリオ、そしてリエラが揃いました。バベルとベナユンもおり、今の私たちは左サイドに多くの良いオプションがあります。
記者:この移籍は、一部の人々が主張しているよりも大成功と言っていいのではありませんか?彼の獲得にあたっては、他の複数のチームを破ったんですからね。
ラファ:選手を獲得する時は、その選手がチームを改善すると感じる選手でなくてはなりません。今回の場合私たちは、良いクロスボールを持ち、ディフェンダーを破ってゴールも決められる左のウィンガーを探していました。リエラはそういう選手です。
記者:一部の人々は、彼がマンチェスター・シティではあまり上手くやれなかったことに言及しています。今はリエラはその時よりもはるかに良い選手ですか?
ラファ:あれは3年前のことです。彼は今はより経験を積んでいます。UEFAカップ決勝でもプレーしましたし、エスパニョールの中のキーマンの一人でした。私にとって一番のことは、彼がプレミアリーグを知っているということです。私たちにはヨーロッパで経験のある選手が大勢いますが、彼はこのリーグを知っており、素早く馴染むことができます。それは非常に大きなアドバンテージになるでしょう。
記者:今はあなたには左サイドに多くのオプションがありますね。選手が多すぎることはありませんか?
ラファ:私たちには、大勢の優れたシニアの選手と若手の選手がいます。今はそれぞれのポジションに良い競争がありますよ。リエラ、バベル、ベナユンはそれぞれが異なるタイプの選手で、それは監督として嬉しいことですね。
記者:あなたたちは、より攻撃的なチームになるでしょうか?
ラファ:明らかに、今のチームには攻撃的な選手が増えました。デゲンとドッセーナは攻撃的なサイドバックであり、私たちは、自分たちが他のどのチームよりも枠外シュートを多く放っていることを知っています。これからは枠内シュートも他のどのチームよりも多くしたいですね!そうすればどこよりも多くのゴールを決められるでしょう。私たちはディフェンスについては良く組織されており、昨シーズンは他のどのチームよりも多くのゴールを決めました。私たちは、一つのチームとして非常に良いバランスが取れていると思います。改善しなくてはならないことはいくつかありますが、私たちは攻撃力があり、なおかつ多くのゴールを許さないチームです。
記者:今シーズン、あなたのチームにはワイドなプレーが欠けているとずいぶん言われてきました。チームにウィンガーが一人加わったわけですが、それは直ちに結果を求められることでリエラにとってプレッシャーにはなならないでしょうか?
ラファ:年毎にプレミアリーグがより難しくなっているということを、全員が理解する必要があります。私たちはリーグタイトルの獲得を望んでいますが、私たちよりもはるかに大金を使っているチームがあることも事実です。私たちは団結し、常に100%の力を尽くさなくてはなりません。選手たち全員を支え、彼らをサポートすることが重要です。そうすることで、彼らはさらに良いプレーをしてくれるでしょう。
記者:あなたがプレミアリーグタイトルを獲得できるための、ジグソーパズルの欠けた1ピースにリエラはなってくれるでしょうか?
ラファ:常に小さなことを積み重ねることでチームは成長できますし、明らかに私たちにはウィンガーが必要でした。特に左サイドにです。私たちにはレトがいましたが、彼をオリンピアコスにローンに出さねばならず、他の解決策を見つけることが必要でした。リエラは私たちにとって非常に良い解決策になれます。一人の選手を挙げて、その選手が我々にリーグ優勝をもたらしてくれると言うことはできませんよ。昨シーズンにトーレスを獲得した時は人は彼が私たちにリーグ優勝をもたらしてくれると言いましたし、キーンとサインした時も同様でした。マンチェスター・ユナイテッドを見てみれば、先週彼らは、テベス、ハーグリーブス、キャリック、ナニ、ルーニーをベンチに置いていました。金のことだけで言うならば、彼らが試合を落とすことはあり得ないと言えるでしょう。資金を使うことだけでは成功は保証されませんが、よりたやすくなるのは確かですね。
記者:マンチェスター・シティの買収については、彼らの今の資金力があなたの懸念にはなりませんか?
ラファ:私はこれについて心配してはいません。私たちは、自分たちの選手獲得について本当に満足しています。シュクルテルやマスチェラーノ、アッガーのような、人々が以前は良く知りませんでしたが、今は確実に力を発揮している選手たちを私たちは獲得できます。ミスもするでしょうが、私たちは進歩を目指して努力しており、先ほど言ったように時にはギャンプルもしなくてはなりません。私たちには優れたスカウト部門があり、市場に出ている大勢の選手たちのことを知っています。
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