公式HPより、木曜日に開かれたラファのプレスカンファレンスの内容です。
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記者:最初にラファ、スティーブン・ジェラードが昨夜イングランドのキャプテンを務めました。彼はその役割をずっと続けるべきだと思いますか?
ラファ・ベニテス:そう思います。彼は非常に優れたメンタリティの持ち主で、それをやれるだけの能力を持っています。それは彼のこれからの励みにもなるだろうと思いますしね。
記者:そうなればあなたは満足でしょうか、それとも彼のリバプールでの調子に影響するかも知れないと思いますか?
ラファ:そうは思いません。彼は経験ある選手ですから、それに対応できます。
記者:それでは、4-5-1のフォーメーションについてはどうでしょうか?
ラファ:(微笑)何ですか、チェルシー戦で?
記者:しかしあなたはご覧になったでしょう、イングランドが4-5-1でプレーしていたのを?
ラファ:私は他のチームのことを話したくはありません。イングランド代表とカペッロに対して大きな敬意を持っています。
記者:ハビエル・マスチェラーノについては、契約は完了しましたか?
ラファ:どうでしょうか。私たちは作業を進めていますが、最新のニュースは特にありません。
記者:週末に目を向けて、彼は今日アメリカでプレーしていますね。間に合うように戻って来れますか?
ラファ:彼は明日戻ってくる予定ですが、私は今回の親善試合には本当にがっかりしています。こういう過密日程の期間に親善試合をやる、これはフェアではありませんよ。
記者:そして、シャビ・アロンソも出場停止ですね・・・難しくなるんじゃないですか?
ラファ:はい。私は本当にがっかりしています。言うなれば難しい状況ですね。金銭やその他の問題ではなく、勝利の問題です。私たちはこれから10日間の間にトロフィーをかけて戦いますが、トーレスを失い、さらに他の選手がアメリカで親善試合をプレーしている、これはフェアではありません。
記者:マスチェラーノは日曜日にはOKでしょうか?
ラファ:ええ、私はそう考えていますが、待たなくてはなりません。
記者:フェルナンド・トーレスに関する状況について、私たちに教えていただけますか?
ラファ:私たちが受けている知らせは、彼がハムストリングを痛めたということです。しかしこの選手は今日ここに戻って来て、スキャンを受けて状態をチェックする予定です。通常ああいう形でピッチを離れた場合には、少なくとも1週間はかかるでしょう。
記者:それでは、間違いなくチェルシー戦は欠場ですか?
ラファ:私はそう思います。ドクターと話し合わなくてはなりませんが、私はそう思います。
記者:それはどの程度大きな痛手になりますか?
ラファ:彼が多くのゴールを決めていることはご存知ですね。ジェラードとトーレスがチームのために多くのゴールを決めていると私たちは言って来ましたので、私たちにとって大問題だと考えています。今は、他の選手たちと努力しなくてはなりません。
記者:ピーター・クラウチが好調で、現時点ではクラウチとトーレスの組み合わせがベストでしょうか?
ラファ:先日は誰もがそう話していましたが、今度はそれを変えなくてはなりません。それはローテーションの問題ではなく、怪我の問題です。
記者:一方においては、ディルク・カイトにとってチャンスですね。この選手はまさに今、調子を上げることを必要としていますが・・・
ラファ:ええ、そうですね、私は私たちのストライカー全員を信頼していますが、彼ら全員が起用可能であって欲しいですよ。カイトという選手はご存知の通り、本当に優れたメンタリティを持つすばらしいプロフェッショナルです。彼は働きバチであり、ゴールを決められます。チームのために重要な仕事をしてくれる選手で、トーレスがゴールを決められるのも、時にはカイトがあれだけハードワークをやってくれるからです。彼は問題ありませんが、彼自身はもっとゴールを決めたいと思っていますし、私もそう思っています。私は彼を非常に信頼しています。
記者:ゴール前で彼が悪戦苦闘しているのはなぜでしょうか?
ラファ:私たちはもっとチャンスを作らなくてはならず、そうすれば彼はゴールを決めるでしょう。ストライカーというのはゴールが必要なんです。そうすれば彼らはもっと幸福になれます。おそらく、良いプレーをしていなくても決勝点を上げさえすれば、誰もがそのストライカーを誉めそやしてマン・オブザマッチを与えるでしょう。
記者:ヨン・アルネ・リーセについてはどうでしょうか・・・彼があなたとこれからについて話し合いをしたという記事がありましたが?
ラファ:しかし移籍市場はもう閉じていますよ!彼は次の試合に向けて準備ができているでしょう。
記者:その試合はチェルシー戦ですね。アブラム・グラントがあそこであれだけ良くやっていることには、驚いていますか?
ラファ:そんなことはありません。チェルシーについて言えば、彼らにはトップクラスの選手たちがいます。彼らは移籍市場でそれだけの金銭を使って来ました。彼らは既に優れたチームですし、今は好調です。そして経験豊かな監督を擁していますから、彼らが順位表のトップに近い位置にいるのはごく当たり前のことですよ。
記者:しかし、これまで対戦してきたのとは、準備の仕方が変わってくるのではないですか?
ラファ:ええ、しかし通常違いを生み出すのは、選手たちです。
記者:リバプールとチェルシーの間には、近年大きなライバル意識がありますね?
ラファ:ええ、私たちはチャンピオンズリーグの準決勝で2度対戦しましたし、カーリングカップ決勝、そしてFAカップでも対戦しましたからね。しかし当たり前のことですよ。トロフィーを勝ち取りたいならば、トップチームと戦わなくてはなりません。
記者:あなたはまだアウェイでチェルシーを破ったことはありませんよね、ラファ、フラストレーションの大きな源になっているんじゃないですか?
ラファ:チェルシーとのアウェイの成績について聞かれたことは何度かありますが、普通、スタンフォード・ブリッジで勝てる人間は誰もいませんよ。あそこを難しいスタジアムと感じるのは私たちだけでなく、誰もがそうです。
記者:プレミアリーグに関しては、あなたはまだチェルシーを捕まえられますか?
ラファ:この試合の後で見てみようと思います。この試合がカギになります。私たちが3ポイントを取れれば、そこに行けます。私たちにとっては悪い一週間ですし、今回は私たちにとって大きな試練ですね。
記者:最後にラファ、話題を変えて、現在のオフサイドのルールについてはどうお感じですか?あなたは理解していますか?
ラファ:私は、そのルールはめちゃくちゃだと理解しています!とても明らかなことですよ。私はそれについて100回も説明して来ましたが、私たちは元に戻って見直す必要があります。オフサイドのルールは、これと他のスポーツでは違います。一人の選手がオフサイドポジションにいたら、それはオフサイドを取られるべきです。その方が主審とラインズマンにとってやりやすいでしょう。おそらく、誰かオフィスに座っている人間が何か考案したかったんでしょうが、それはめちゃくちゃですよ。あらゆる試合で、誰も理解できないという状況が生まれています。私が選手だった時は・・・随分前のことですがね!・・・一人の選手がキーパーとディフェンスラインの間にいたら、それはオフサイド、そういうことでした。
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公式HPの記者とのやり取りはまだソフトな感じですが、他紙には「トーレスの負傷にラファ激怒」なんていう見出しが躍っています。
UEFAのプラティニ会長はG14解体に伴い新しいクラブ組織を設立し、今夏のEUROでは代表を派遣するクラブへ補償を支払い、国際大会に選手を派遣する補償問題について前向きに検討することを発表しています。
しかしラファはSKY Sportsによると、「金の問題じゃない、解決策をずっと話し合っているのに、何も起こっていない。国際戦は同時に、こんな風に世界のあちこちに選手を送るんじゃなくシーズンの終わりにまとめてやったらどうだ。」と語ったそうです。
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