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スペインの新聞"EL MUNDO"に、ラファがEuroのコラムを掲載しています。ファンが英訳していますので、それを日本語に訳してみました。
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●ラファ(EL MUNDO)
Euro2008にようこそ、そしてこのコラムにようこそ。みなさんもうご存知かもしれませんが、運の良いことに、私のプロ契約は、フットボールシーズン中にはこういう寄稿を許可してはいません。従って、EL MUNDOが私にフットボール一般と今回のEuroについて私の考えを書かないかというオファーをして来たことを、良い機会として利用したいと思います。
まずはじめに、優れたフットボールについての私の考え、優れたチームというのは、チームの規律、ディフェンスと攻撃力のバランスによって作られるという私のコンセプトをお話しましょう。これを完成させるためには、能力を持った選手たちが必要です。試合を読む力があり、いつショートパスを使い、いつロングパスを使うかを知っており、真ん中から攻めるかサイドから攻めるかどちらが必要かを知っており、ボールをポゼッションする時はいつか、カウンターアタックを素早く始める時はいつかを知っている選手です。
私は本物のフットボーラーのことを話しています。それは、全力を尽くしてプレーすることによって、チームの勝利に貢献する能力を活用でき、必要な時はチームに合わすことができ、自分のプレースタイルを向上させようと努力し、しかし、チームにとって利益となり勝利に貢献できるならばそのスタイルを変えることもできる選手です。

今日のフットボールでは、攻撃力というのは集団や戦術的な要素がどんどん増えており、単独の選手よりも、グループとしての選手やピッチでのポジションニングに寄るところが増しています。熟練した選手たちがより注目を浴びる傾向があるのはこのためですが、私たちは熟練した選手と攻撃力のある選手の違いを区別することが出来なくてはなりません。

選手の技術的な能力がまずわかるのは、ドリブルかボール保持でしょう。2番目が試合に勝利することで、コンスタントに相手チームの脅威になっているか、チームメートが手詰まりになっている時、その解決策となれるかということです。そういう選手は、ワンタッチでフリーのチームメートを見つけ、必要な時に必要なオープンスペースを見つけ、正しいやり方でプレーをすべく努力をし、常に自分のチームに最も利益になることをやろうと努力します。言い換えるならばそういう選手は、自分の能力を見せるためではなく、試合に勝つために良いフットボールをするんです。

この説明で、私はあなたたちに、現役監督としてのこの大会に対する私の見方を伝えられると思いますし、それはあなたに、このEuroに対する違う見方を与えるでしょう。シーズンで非常に多くの試合を戦って来た選手たち・・・リバプールの選手の場合は59試合ですが・・・これは、大会の前哨戦としては多すぎる試合数です。

全ての代表チームへの出場チャンスを与えなくてはなりませんが、あらかじめあまり大きな興味は引かないとわかっている試合もたくさんあります。選手や監督が、どれだけ多くのゴールを決められるかと考えながら試合に入ることのない、3点以上決めなくても満足して終えるような、そういう試合です。そしてファンにとっても、相手チームが彼らに匹敵するだけのレベルになければ楽しみはありません。一方で、シーズン中のこういう労力の蓄積は怪我のリスクを増します。ライアン・バベルは5週間から6週間の怪我をしたばかりで、カンナバーロも同様に、このEuroでのプレーは不可能になりました。そして、それはほんの氷山の一角に過ぎません。

どのチームに優勝のチャンスがあるかについてですが、私たちが皆、ほとんど変わらない同じチームに賭けているのは間違いないと思います。ポルトガルは可能性があり、組み合わせに恵まれています。ドイツは彼らのグループで最強に見えますが、クロアチアを忘れてはいけません。グループCは、フランス、オランダ、イタリアなどどこもトップを取れるだけの力があり、群を抜いて難しいグループです。そのグループの強力さは、私たちの選手が最も大勢加わっているスペインにとって、結局は不利に働くでしょう。彼らが決勝トーナメントに勝ち上がれば、彼らは勝ち上がるでしょうが、その時はどこが来ようとと非常に強力なチームと対戦することになります。

しかしこういうこと全ての要素に関わらず、今回の大会が、とうとう私たちが自分たちの持っている才能と潜在能力を最大限に利用し、求めてきたものを達成できると、私たちの誰もが自信を持っています・・・我々全員が待ち望んで来たタイトルをです。幸運を、そして良いフットボールを。

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やっぱりシーズン中の代表戦には、ラファは一言文句を言わないと気が済まないようですね(笑)。「良い選手」ということについての考え方は、チームとしての戦術を重んじる彼らしい発言だと思います。「スキルとテクニック」の違いというのは良く言われることですが、ラファはテクニックよりもスキルを重んじるということでしょう。賢い選手が好きですからね。
優勝予想についてはもうちょっと大胆に言って欲しかったですが、当たり障りのない発言です。最後に「それでもやっぱり私たちスペイン」と言っていますが、本音を聞きたいなあ。これから連載されるようですので、もうちょっと突っ込んだ話が出るか期待します。
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無題

「選手の技術的な能力がまずわかるのは、ドリブルかボール保持でしょう。2番目が試合に勝利することで、コンスタントに相手チームの脅威になっているか、チームメートが手詰まりになっている時、その解決策となれるかということです。そういう選手は、ワンタッチでフリーのチームメートを見つけ、必要な時に必要なオープンスペースを見つけ、正しいやり方でプレーをすべく努力をし、常に自分のチームに最も利益になることをやろうと努力します。言い換えるならばそういう選手は、自分の能力を見せるためではなく、試合に勝つために良いフットボールをするんです。」
・・・あぁ、つまりアロンソことね。

カイトは、お疲れ様です。
チームにもしっかりと貢献してましたね。(後半はグロッソに押し込められてましたが・・・)
おっしゃるように決めきれなかったのも、カイトらしかったです。

いよいよ、スペインですね~。
442だとアロンソはサブからですかね。ついでにアルシャビンもみたかったんですけどね~。
長い夜が続きます。

無題

>13さん
今日の出来ならセナよりアロンソだろう、と思ったのはひいき入ってますかね(笑)。疑問視されていた2トップが良く機能していたのが良かったです。あれほど「パスで崩すスペインなんだ!」と言い続けていながら、1点目も2点目もカウンター、というのも面白かったですね。
ビジャはすごい!得点力はもちろんですが、守りの時は中盤まで下がって、あれだけ働いて最後まで動けるのは驚きです。後半は1トップになって省エネモードでも肝心なところでしっかり仕事をしましたし、しかもいい人だし(笑)。
しかし、スペインあの守備でズラを止められるんだろうかとちょっと不安になりました。爺ちゃんは「しっかり修正した」と言っていましたが、どこだろう・・・?アルシャビンが出られていたら全然違う試合になっていたかも知れませんね。
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