公式HPで、レイナがバルセロナ戦についてのインタビューに答えています。
---------------------------------------------------------------------
Liverpoolfc.tv:ペペ、まず始めに、試合の日にキックオフに向かうまでがどんな風だったか教えてください。
Pepe Reina:僕たちは試合の準備に10日間を使い、自分たちがやるべきことにしっかりと集中しなくてはならないとわかっていた。ポジティブな結果を得るのが難しいのを知っていたから、前もって集中的にトレーニングをしたんだ。
試合当日、僕たちは散歩に行って、それから部屋で休んで時間を過ごしたよ。それまでの日にいろいろなことを話す時間がたっぷりあったから、その日は選手達の間であまり多くは話さなかった。何が必要とされているかは全員がわかっていたよ。
Liv:ああいう大きな試合でしたから、普段の試合前よりも神経質になっていたのでは?
Pepe:大きな試合だったし、おそらく僕の人生の中で最大のものの一つだった。自分たちがいつもより神経質だったかどうかはわからないけど、間違いなく100%集中していたし、全ての力を尽くしてピッチでやれる準備がそれぞれに出来ていたよ。
Liv:フィールドに向かう前に、ラファはどんなことを言いましたか?
Pepe:注意を払って90分間フルに集中し、チャレンジに向かえ、それだけだよ。特別な会場でやるんだからその雰囲気を楽しんで来いとも言ったね。
Liv:選手の間に、できるという自信はありましたか?
Pepe:うん、しっかりと。10日間準備を続け、何が予想されるかもわかっていた。1試合に集中するのにそれだけ多くの時間を費やせば、いい結果が得られると自信が持てるのは当然だ。
Liv:あなたたちのプランの中に、試合の早い段階でのデコのゴールは含まれていませんでした・・・彼のヘディングがコーナーに吸い込まれた時にはどう感じましたか?
Pepe:僕たちは1点のビハインドを跳ね返さなくてはならなかったんだから、この勝利はより一層特別なものになったと思うよ。早い段階に得点を許してしまったら、いい結果を得るのがものすごく難しくなってしまうものだし、だからこそこのチームの一翼を担えて本当に嬉しく思う。僕たちがどんなにまとまっていて、フィールドで一つになったときにどれほど強くなれるかを証明したよ。
Liv:試合のある段階で、バルセロナは大きなプレッシャーをかけて来ました・・・彼らがもう1ゴールあげるのではという不安はありませんでしたか?
Pepe:ゴールされたあたりの15分間は、彼らは本当にすごかったね。カンプ・ノウでプレッシャーにさらされるのは普通のことだけど、一度僕たちがその時間帯くぐり抜けた後は良く立て直して試合を押し戻した。もう1点を許さなかったことがすごく重要だったよ。あのスタジアムで2-0でリードされたら、ものすごく厳しいことになっていただろうからね。
Liv:ハーフタイム直前にベラミーが同点にした時のお気持ちは?
Pepe:僕たちにとってすばらしい時間帯でのゴールだった。僕たちはアウェイゴールがどんなに大事かわかっていたし、それは試合前の僕たちの目標の一つだった。バルセロナで得点できるチームはそう多くはないから、それが難しいだろうとわかっていたけどね、僕たちはそれは可能だとずっと思っていた。
あの時はゴールが良く見えなかったんだけど、後でTVで見たよ。彼らのゴールキーパーのミスからの得点だけど、そういうことは僕たちにだって起こり得る。
Liv:ハーフタイムの間のドレッシングルームのムードはどうでしたか?
Pepe:正直言って、その時点での結果が十分だとは思っていなかった。1-1は良いスコアだけど、僕たちは勝ちたかったし、そのためにどうするかを話していたよ。前半最後の20分間の僕たちのパフォーマンスを、後半に繰り返すことが必要で、そのことを話し合っていた。そして僕たちはそれをやったよ。
Liv:リーセのゴールは良く見えたでしょうね・・・。
Pepe:うん、すばらしいフィニッシュだったよ、しかも彼の右足でね!あの瞬間、勝利はそこまで来ていて、あとは集中を保って自分たちの仕事を続けるだけだと僕たちはわかっていた。
Liv:終了間際にはバルセロナはあなたのゴールはほとんど脅かすことができませんでした。それについて満足していますか?
Pepe:僕たちは彼らの最高の選手たちを本当に良くコントロールしていたし、それが僕たちにとっての鍵だった。彼らは世界最高のチームの一つで、僕たちのディフェンスにとって忙しい夜だったけど、僕はそんなにすることはなかったね。デコがフリーキックをポストに当てたけど、それで全部だった。
Liv:試合の後に選手たちは大騒ぎをして喜びましたか?
Pepe:いや、全く。僕たちはまだ、仕事を半分終えたとさえ思っていない。勝ち上がりたいなら、やらなくてはならないきつい仕事はまだ山ほどある。バルセロナは偉大なチームで、彼らは間違いなく僕たちに問題を起こすことができるから、アンフィールドでも厳しい試合になるだろう。僕たちはカンプ・ノウでやったのと同じくらい懸命にやらなくてはならないし、うまく行けばファンの支えを貰って僕たちは勝ち進めるだろう。
Liv:ファンについてですが、スペインでの彼らのサポートにどれくらい感謝していますか?
Pepe:彼らはすばらしかった。言葉にするのが難しいけど、僕はカンプ・ノウで何度も試合をしてきて、あのスタジアムであんなアウェイのサポートが可能だとは思っていなかったよ。6000人ぐらいがあの中にいたと読んだし、彼らの歌声が聞こえたのは僕たちにとってすばらしい力になった。僕たちは自分のサポーターを本当に誇りに思っているし、試合の終わりには彼らも僕たちを誇りに思ってくれたんじゃないかな。
Liv:ヨーロッパチャンピオンを倒すための戦術プランを監督が組み立てたことは、どのくらい役に立ちましたか?
Pepe:僕たちはバルセロナのチームの強みと弱点をわかっていたし、ラファは最高の監督だから、僕たちは、彼らにどう対応して彼らのプレーをどう扱えばいいかわかっていた。監督とスタッフはプランを組み立て、選手たちはそれをきっちりこなした。試合に関わる全ての人間がいい仕事をしたよ。
Liv:あなたは今、この対戦をどう見積もっていますか?
Pepe:僕たちはアウェイゴールを2点決めたけど、まだまだ注意が必要だ。僕たちは自信を持っているけど、まだ何も終わっていないし、アンフィールドでの大きな戦いがまだ一つ残されているのはわかっている。
Liv:試合の後で誰かバルセロナの選手と言葉を交わしましたか?
Pepe:いや、あんまり。彼らはすごく幸せってわけではなかったと思うよ。ベレッチとだけ話しをした。いつも通り僕は試合の後で携帯を開いてみたんだけど、20通のメッセージとメールが来ていたよ。僕は自分の家族や友人と話をし、彼ら皆が本当に誇りに思ってくれた。
Liv:このスコアを取ったことで、ヨーロッパ中の人々が、リバプールは再び今シーズンのこの大会で優勝できると考えるようになったと思いますか?
Pepe:わからないな。僕たちはただ一つ一つステップを踏んで行くだけで、次のステップがホームのバルセロナ戦だ。もし勝ち上がれば、その前からではなく、その後で次のラウンドのことを考えるよ。
Liv:今シーズンの中で、あなたが国内カップ戦で使われなかった時に、監督の選手選択のやり方に疑問の声が出ていました。今回の結果は、彼の決定を正当化したでしょうか?
Pepe:ラファ・ベニテスを誰がどうやって非難できるだろう?ああいうことは起こるんだよ。彼はこのクラブのここ3年でとても重要な存在で、人々は彼を信じていると僕は確信している。彼は一流の監督なんだから、みんな彼を信じるべきなんだ。
Liv:彼はあなたをアテネの決勝に連れて行ってくれるでしょうか?
Pepe:願わくば。僕は、僕たちにはそれができると信じている。
PR