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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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リバプールエコー紙に掲載された「フェルナンド・トーレス・ストーリー」の最終回です。今回の題名は"Trophies are my target(トロフィーが目標)"。
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フェルナンド・トーレスのリバプールへの移籍の理由はひとつだった・・・トロフィーを勝ち取ることである。
彼のアトレティコ・マドリーとの相思相愛の関係も、最終的にはフットボーラーとしての彼を満足させるのに十分ではなかった。彼は最高の自分になりたいというたったひとつの願いとともに、チームを去った。今年の夏、彼の獲得を競い合うクラブのリストは、さながらヨーロッパのビッグクラブの名士録のようだったが、一度彼がビセンテ・カルデロンを離れると決意したら、彼の目はひとつのクラブにのみ向けられていた。
もっと大きなオファーがいくつかあり、その中にはインテルからのものすごいものが含まれていたにもかかわらず、彼はリバプールを選んだ。

「僕の選択は金じゃなかった。これは個人的なチャレンジなんだ。」給料のダウンも受け入れて、ラファ・ベニテスのアンフィールド革命に加わったストライカーは言う。「僕は6年契約を交わし、自分の願いはここで6年間プレーすることだ。リバプールはすばらしい選手たちの集まりで、その中に加われて幸せだ。もっとゴールを上げることができたらさらにいいね。」

しかし彼は、マドリードを離れるというのは彼の人生において最も厳しい決断だったことを認める。そのストライカーは、彼がアトレティコを離れる時に受けた感情的な反応にショックを受けた。彼がリバプールへの移籍を発表したその日、ファンはスタジアムの外で抗議をした。

「人々は泣いていた。自分が彼らにとってそんなに重要だったんだっていうことに、ちょっとショックを受けたよ。」トーレスは言う。「辛く厳しい時だったけど、もう決めたことだ。僕が見た泣いている人たちは、僕にコールやサポートのメッセージを送ってくれたのと全く同じ人たちだった。僕としては幸せなことだよ。スペインのサポーターは、普通そういう行動はとらないんだ。」

チームを去る記者会見で、彼は語った。「新しい挑戦を求めなくてはならない時は、スポーツ人生の中にやって来る。そして今がその時だ。これは僕自身の決断だ。僕たちはこのオファーを受け、僕はクラブにこれを聞いて欲しいと言ったよ。クラブを離れるのは難しいことだったけど、僕はリバプールからのオファーを断れなかった・・・それは唯一のチャンスだった。」

リバプールについて、彼はこう付け加えた。「彼らはここ数年間に、ヨーロッパの中で主力のクラブになりつつある。僕はそのクラブに何かを加えたいと思う。彼らは僕がそこでプレーしたいと思っていたチームなんだ。
リバプールは僕に信頼を示してくれたし、あのシャツを身に着けていた伝説の選手たちと同じレベルの存在になりたいと思っている。ラファ・ベニテスは僕に、キャリアのステップを上がるチャンスを与えてくれた。僕は彼の信頼にゴールで報いたい。」

伝説のリバプールシャツ、それはもちろん、トーレスが9番を与えられた時にさらに特別なものになった。ロビー・ファウラーの退団によって受け渡され、元々はイアン・ラッシュによって名高いものとなったシャツである。それは若いスペイン人によって無駄にされはしない。

彼は述懐する。「移籍が合意したとき、僕から欲しいと言ったんだ。ファウラーが去って、あの番号が空いていることは知っていた。ラファはYESと言ったよ。彼は僕に、ここでその番号を付けることの意味を知っているかと尋ね、それを引き受けたいならば付けていいと言った。」

トーレスは、アンフィールドに移籍して以来、これまで数年間アトレティで背負ってきたストレスと緊張が、彼の肩から下りたことを明かす。それは彼に落ち着くための時間と場所を与え、そして最も重要なことは、彼はネットにゴールを叩き込んだ。
「アトレティでのここ数年間は、なんていうか難しい時だった。僕には大きなプレッシャーがかかっていたんだ。」彼は認める。
「あそこにいた間は、僕はそれを感じていなかったか、気づいていなかった。チームを前に引っ張っていくことに集中していたからね。でも環境の変化は僕にとても良い影響を与えたよ。
リバプールは偉大なクラブで、そのプレッシャーは全ての選手が分け合っている。そういうチームワークは僕を選手としてもっと成長させてくれるし、その上に結果がついてくれば、あらゆることがもっと簡単になる。僕はとても幸せだし、今は過去数年間を振り返ってみれば、自分が成長するのはとても難しかったと気づくよ・・・チームの重荷を肩に背負っている状態ではね。」

彼は続ける。「これまで僕がリバプールでプレーして、負けたのは一試合だけだ。それは大きな違いだよ。ここでは勝つことが当たり前の中で成長できる。それは第2の天性のようなもので、僕が忘れていた感覚なんだ。
リバプールはそれでも、もう18年間プレミアリーグで優勝していない。今年はプレミアシップのタイトルがメインの目標の一つだ。好調のスタートの後で、僕たちは大きな期待の叫びの中にいる感じだね。ここ近年はチェルシーとマンチェスター・ユナイテッドに支配されていたリーグの中で、僕たちは現在良いポジションにつけている。」

それではKOPについての彼の初めての印象はどうだろう。
「フットボールの面から見て、驚くべきものだ。まさに文字通り、偉大なクラブだね。足りないものは何もない。スタジアムの雰囲気はファンタスティックだよ。スペインでは決して見たことのないものだ。
スタジアムの外でのファンもすばらしいよ。彼らはとても礼儀正しい。僕たちに接するべき時を知っていて、僕たちが食事をしているとか、家族と過ごしている時なんかは、彼らは近づいてはこない。僕たちがディナーを終えるまで、彼らはいつも待っていてくれるよ。たとえそれで長い間待たなくてはならないとしてもね。それに僕たちが練習場にいて、彼らがサインが欲しいと思う時も彼らは待っていてくれる。
スペインとは違っているね。彼らは練習場と私生活の区別の仕方を知っているんだ。いつでも例外というのはあるけど、一般的に彼らの行動はそういう風だ。リバプールファンはとても熱狂的な人たちだけど、彼らは「頑張れ」と声をかけて来るかもしれないけど、僕たちを煩わせたり付きまとったりすることはない。」

しかしそのストライカーは、イングランドでの暮らしがすべて順調というわけではないことを認める。メルウッド周辺でのサイドミラーには気をつけなくてはならないだろうし、トーレスは道の"間違った"側を走ることに少し慣れて来ていることを認めている。
彼は笑う。「シャビは僕に、最初の数日間は気をつけろと警告したよ。新しいやり方の運転になんとか慣れようと思って、交差点に入るごとに最初はすごく緊張するよ。驚いたことにロータリーは僕は大丈夫なんだけど、交差点の方が混乱するんだ。どこから車が来るか、それが右に曲がるのか左に曲がるのか、自分はどこで曲がると思われているのかわからなくてね。
リバプールでの生活に関しては、これまでのところ良い感じだよ。小さな町だけど、何でも揃っている。良いレストラン、良いショッピングセンター、散歩するのに気持ちいい場所。ただひとつの欠点は天気だね!」

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Part3は今までの会見やインタビューの抜粋のような感じで、目新しいものはありませんでした。最後の方のイングランドの暮らしについては、スペインのラジオでのインタビューからの抜粋ですね。
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無題

いつもありがとうございます。
今回のトーレス・ストーリーで、彼のリバプールへの思いが伝わりました。ラッシュ、ファウラーを超える選手になることを期待します。

無題

思いが伝わったといっていただいてうれしいです。ありがとうございます^^。
リバプールの伝説の9番になってくれると嬉しいですね~。とにかく怪我だけは気をつけて、コンスタントに活躍して欲しいです。
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