公式HPより、リバプールの新しい16番、ジャーメイン・ペナントのインタビューです。
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Liverpoolfc.tv:リバプールへようこそ。ここに来て幸せですか?
Jermaine Pennant:月だって飛び越えられるくらいだ。小さな子供のころから僕の夢だったんだから、本当にここにいて、リバプールのシャツが着られてアンフィールドでプレーできるなんて、夢がかなったよ。
Liv:それでは、あなたはリバプールファンですか・・・
Pennant:うん。僕の家族はいつもリバプールをサポートしていて、僕はテレビで彼らのビデオを見ながら育ったんだ。僕のおじいちゃんとおばあちゃんは70年代にここに来て、リバプールが彼らの目を捕らえたんだと思う。クラブへの愛はそれ以来家族みんなに広がっていった。
僕は現に、4歳くらいの時に最初のリバプールシャツを着たんだ。リバプールを見始めたころはジョン・バーンズが僕のアイドルで、それから大きくなるにつれてロビー・ファウラーのファンになったよ。
Liv:ラファがあなたと契約したがっていると初めて聞いたときのお気持ちは?
Pennant:ものすごく自信が溢れたよ。でも実際に今日ここにいてそれが現実になったのを見て、さらに一層ゾクゾクしている。僕はここ数週間のいろんな憶測を聞いて来て、こんなに長く待たなくちゃならくてフラストレーションがたまったよ。自分がプロなんだということを思い出さなくてはならなかった。僕はまだバーミンガムでの仕事があったんだからね。でも、移籍金が合意に達したということを知ったときは、僕の人生最高の瞬間だった。
僕はずっとリバプールに来たかったんだ。ここは僕がサインしたい唯一のクラブだ。クラブが移籍金で合意するかどうかはわからないから、それが現実になるんだろうかという疑いは常に心の中に起こるものだ。でも、僕は楽観的に考えていたし、それが現実になるだろうと信じていたよ。取引が成立して、それが現実になったと知ったのはほんの昨日なんだ。
僕はまだ実感できないし、実際にスイスに行って、リバプールのジャージを来て仲間たちと練習するまでは多分実感できないだろうね。
Liv:監督が右サイドの選手を長い間探しているということは、頻繁に活字になっていました。今あなたがその選手になったわけですが、リバプールファンはあなたにどんな期待をしていいでしょうか?
Pennant:サイドで選手を抜いて、ペナルティーボックスに質の高いクロスをどんどん入れる、自分の得意のプレーをしたいね。
Liv:記録によると、あなたは昨シーズン497本のクロスをペナルティーエリアに入れています・・・これはプレミアシップのどの選手よりも多い数字です。ピーター・クラウチや他の選手を狙えば、右サイドは今シーズンのリバプールの得点源になるかもしれませんね・・・。
Pennant:クラウチーはすばらしいターゲットマンだから、もちろん僕は可能な限りいいクロスをゴール前に上げたいね。彼もきっと、同じように楽しみにしているよ。僕は懸命に頑張って、チームで重要な役割が担えるくらいに上達したいよ。
Liv:これはあなたにとって、明らかにバーミンガムからのステップアップです。ここで成功できるだろうという自信はどのくらいおありですか?
Pennant:自信がある以上さ。僕はここで、僕のプレーを伸ばしてくれるトップクオリティの選手たちとプレーできるんだから、僕のベストはこのクラブでやって来るだろう。
Liv:現在のリバプールチームについてのあなたのお考えは?
Pennant:ここ数年、彼らは見事な結果を出しているし、この夏には更に戦力を補強し、その全員が本当にいい選手たちのようだ。明らかにキャプテンがチームの中心に位置し、優秀な選手たちが彼の周りを囲んでいる。僕はこのチャンスを最大限に生かすのが待ち遠しいよ。
Liv:もう監督とは話をしましたか?
Pennant:まだ電話で簡単な会話をしただけなんだけど、スイスで彼に会ったらきっと、もっとたくさん話をするだろう。
Liv:アーセナルでは物事はあなたにとってあまりうまく行きませんでしたが、あなたは今トップクラブに戻ってきました。あなたはこのレベルでやれるとお感じですか?
Pennant:うん、ここはこの国で最高のクラブだし、所属するのに最高のクラブだよ。ここでうまく行かなかったら、他のどこでもうまくはやれないだろうね。僕はまだ若いから、まだこれからも自分の前には長いキャリアがある。でも、願わくばここで最後までうまくやりたいよ。
Liv:振り返ってみて、アーセナルでの時期はどうでしたか?
Pennant:僕はあそこで楽しかったし、ハイバリーでたくさんのことを学んだ。僕はあそこでの間で自分が得られたものに感謝しているよ。でも、チャンスをもらえていたとは感じなくて、それで移籍したんだ。僕は今ここにいる。全ては理由があって起こるんだよ。アーセナルを離れたことに対しては全く何の後悔もしていない。
僕は今、違うクラブでの新しいチャレンジへの用意ができている。プレミアシップでたくさんの試合に出てきたし、このレベルでやれれるだけのものを僕はしっかり持っているよ。
Liv:今の時点でのあなたの調子はどうですか?
Pennant:すばらしいよ。バーミンガムには1ヶ月前に戻っていて、プレシーズンのツアーをやって来た。多分今の僕は、フィットネスに関してはリバプールの選手たちよりも1週間くらい先を行っている。
Liv:それでは、あなたは今週末のカイザースラウテルン戦でデビューするかもしれませんね・・・
Pennant:うん、もし必要とされればね。僕はプレーできる状態にある。
Liv:このクラブは、過去2シーズンでメジャータイトルを勝ち取ってきました。あなたはファンとして決勝戦をご覧になり、ACミラン戦とウェスト・ハム戦で彼らを応援しましたか?
Pennant:チャンピオンズリーグの決勝があったときはガールフレンドと一緒にモーリシャス島に行っていたんで、ホテルのビッグスクリーンで他のたくさんのリバプールファンと一緒に見たよ。僕たちが3-0で負けていたときは、ものすごくがっくりして自分の部屋に帰ったんだ。ちょっとたってからもう一度TVをつけて試合を見て、3-3になっているのを見た。信じられなくて、ベッドの上じゅうを飛び跳ねたよ。
Liv:リバプールの選手としてメダルを勝ち取るというあなたの夢は、今膨らんでいますか?
Pennant:僕は成功するためにここに来たんだ。もしリバプールの選手としてトロフィーを勝ち取ることができたら、すばらしい気分だろうね。
Liv:この移籍が、イングランド代表に関するあなたの野心を高めることを望んでいますか?
Pennant:うん、もちろん。リバプールに移籍したことは僕の助けになるだろう。このクラブで優秀な選手たちとともにプレーすることは、僕のキャリアにとっていい材料だ。僕はこれ以上わくわくできないくらいだよ。
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ようやく右サイドが決まりました!
BBCによると移籍金は670万ポンド、成績しだいでは800万ポンドまで上がるそうで、高すぎるんじゃないの?フロントは商売下手?という話は決まった以上は置いておいて(笑)、まだ若い選手ですから、これからのさらなる成長に期待したいと思います。
BBCはしつこく「また問題児を入れたね」と書いておりまして、彼の今までの武勇伝を掲載しています。それによると・・・
・2005年に、電子タグ(※)をつけてプレミアシップでプレーした初のフットボーラーとなる。免許停止中に飲酒運転をして事故を起こし、有罪判決を受けて21日間服役していた。そもそも、2004年にパディントンで無謀運転をして16ヶ月の免許停止処分を受けていた。
(※当初は3ヶ月の懲役刑でしたが、早期に釈放。しかし、どこにいるか居場所がわかるように、電子タグを常に装着することが義務付けられていました。)
・さらに2005年に、バーミンガムでの練習にアルコールが抜けないまま現れて、家に帰される。
・同じ年に、休暇中ギリシャのレストランの外で喧嘩に巻き込まれて殴られる。
・2003年、イングランドのU-21代表で夜間外出禁止を破って家に帰される。
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