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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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トーレスのオフィシャルサイトより、コンフェデ後にスペイン紙El Paisに語ったインタビューです。
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El Pais:El Ninoというニックネームにはどんな思い出がありますか?

Torres:必然的結果(entail)という言葉はどういう意味だっけ?僕がアトレティコのファーストチームに入ったときはまだ子供で、ファーストチームに呼ばれたばかりの他の若い選手たちと全く同じだったと思うよ。'Kid'というニックネームが定着して、18歳になった時には僕はキャプテンになった。それはあまりにも重過ぎる責任で、必要のない決定でもあった。あれだけの重要な過去と歴史を持つクラブでは、そういう贅沢は許されないんだ。しかしアトレティコ・マドリーは経済的にもピッチ上でも厳しい時の最中ににあり、結果としてクラブのやり方どおりにには行かなかった。
El Pais:今はあなたは25歳になり、代表チームのキャプテンたちの1人で、順番で言えば4番目か5番目ですね。レッスンは生かされていますか?

Torres:僕には、進歩し成長する時間があった。経験豊かなチームメートたちと一緒にやれて、彼らの中にいることで勉強できているよ。僕は、初めてここ(リバプール)に来た日に既にいた選手たちと、今もドレッシングルームを共有している。アトレティコでは全然違っていた。たった3年が過ぎただけで、元のチームの選手たちは誰もいなくなっていたよ。

El Pais:コンフェデレーションズカップで、あなたは自分の今の人気に気がついたのではありませんか?

Torres:それはアンフィールドに行ってみるだけでわかるよ。スペインから遠く離れた海外で、僕は人々の暖かさをいつも受け取っている。全ては、リバプールとプレミアリーグの持つ、そのインパクトのおかげだ。イングランドのフットボールは巨大で、それはイングランドでプレーしている選手たちが誰かという理由ではなく、組織、姿勢、プロフェッショナリズム、インパクトによるものなんだ・・・スタジアムはすばらしいコンディションに整えられ、いつでも満員だ。テレビ放映権の分配は全てのチームに同じようにされている・・・これはとても重要なことだ。ここでの運営方法から、学べることはたくさんあるよ。外国の国内リーグにもすばらしい選手は大勢いるかもしれない。例えば、レアル・マドリーはクリスティアーノ・ロナウドを獲得したばかりだし、メッシ、チャビのような選手たちもいる・・・でもその組織、プレミアリーグが世界中にどれほど広まっているかを見れば、リーガやセリエを上回っていることがわかる。

El Pais:クリスティアーノ・ロナウドの移籍には驚きましたか?

Torres:彼には彼の理由があり、新しいチャレンジをしたかったのかもしれないし、何か違う経験を求めていたのかもしれない。彼はマンチェスター・ユナイテッドで全てを成し遂げて、あそこで彼がそれ以上やれることはほとんど残されていなかった。

El Pais:今はマンチェスター・ユナイテッドが選手獲得資金を£94m持っているのは、心配ではありませんか?

Torres:その資金がもしスペイン国内で使われていれば、その方が良かったね。でも繰り返して言うけど、その資金がプレミアリーグに来たということは、スペインのチームが彼らの選手層を強化するのをストップする。僕たちのライバルは今はチームを強化するための巨額の資金を得たけど、カルロス・テベスやクリスティアーノ・ロナウドに匹敵する選手を見つけるのは至難の業だろう。

El Pais:リバプールは、シャビ・アロンソを売って大丈夫ですか?

Torres:それはものすごく・・・そうだね、最適の表現を使えば、きついダメージになるだろう。僕はシャビにとっての最善を願っている。彼は物事を自分の中に留めているから、彼が頭の中で何を考えているのか僕は知らないんだ。まだ3年の契約を残しているし、僕は彼にクラブに残って欲しい。彼がクラブを去ることになれば、とても大きな損失になるだろう。

El Pais:あなたは、ルイス・アラゴネスはいつも厳しいと言ったことがありましたね。ラファ・ベニテスはどうですか?

Torres:ベニテスの方が、個人的なことにはあまり立ち入ってこない。ルイスはモチベーターで、もしも選手が常に気を張り詰めていなければ、彼はその選手に背を向けるだろう。ラファはもっと、物事のプロフェッショナルな面に注目する。彼は、ほんの小さなことや、試合の中での動き全てを改善しようとする。そして、彼は自分の決定の理由は全て説明する。彼は、選手が自分がやっていることの意味、その理由を理解して欲しいと強く思っているんだよ。ただ言われた通りにやっているだけでは、彼は満足しない。彼はこう言うんだよ。「こういう風にやりなさい。なぜそう言われているか、君は理解しているか?わからない?それではもう一度話し合おう。」僕がこのクラブと契約した時、人々が僕のゴール能力に疑問を持っていたことを覚えているよ。僕は、自分がゴールを決めていないことで批判を受けていた。最初に僕が彼に言われたのは、ゴールを決めるために僕を獲得したということだった。ベニテスは、僕はゴールを決めるための場所でプレーするんだと断固として言ったよ。それが彼がまず最初に僕に言ったことだった。ウィングはウィンガーのための場所で、ストライカーは2人の相手センターバックに集中すべきだってね。スペイン代表チームは全く違うやり方で、僕たちは常に動き回らなくてはならない。イングランドに戻れば、例えば僕は、スティーブン・ジェラードが突き破るスペースを作るために、センターバックを引き付ける仕事をやらなくてはいけない。

El Pais:イングランドのディフェンダーはハードですか?

Torres:フィジカル的にはタフで、ちょっと統率が緩いということもあるね。彼らを相手にゴールチャンスを作るのは厳しいけど、もし彼らをポジションから引き出すことができれば、不安定になる。マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーは、最終ラインが強力で統率が取れているから、とても強力なチームなんだ。イングランドのチームに攻撃力が備われば、とても攻撃的なチームになるよ。

El Pais:それでは、リバプールに足りないものは何でしょうか?

Torres:僕たちには、少し下がってストライカーとミッドフィールダーの間でプレーする選手が足りない。テベスやルーニーのような選手だ。ホームで深く引いたチームと対戦する時、僕が今言った2人のような選手は、ディフェンスをこじ開ける能力を持っている。リバプールは、中位で終わるようなチームを相手の成績が悪いために、リーグ優勝を逃している。僕たちには、例えば、イニエスタ、シルバ、カソルラ、マタのような選手たちが必要だと思う・・・ミッドフィールドと前線の間を使えるような選手がね。

El Pais:あなたは、ラファが英語を話している時にその内容を理解できますか?それともあなたとはスペイン語で話しているんですか?

Torres:周りに他の人たちがいれば、ラファはいつも英語で話すよ。僕たちしかいない時だけ、彼はスペイン語で話す。最初に僕が来た時は、いつ何が始まるのか、自分はどこに行けばいいのか、手がかりすら掴めなかったよ・・・言われたことを何も理解できなかった。ありがたいことに、アルバロやシャビ、ペペ・レイナがいて助けてくれた。僕は、ペペが「これからきっと楽しいぞ」と言ったのを覚えているよ。

El Pais:ペペ・レイナは正しかったですか?

Torres:僕は彼にアンフィールドのことを聞いたんだよ。そして彼はこう答えたんだ、「言っても意味はないよ、自分自身で経験しないとね。」とね。僕のデビューの日、チェルシー戦でのキックオフ直前に、ペペは僕のところに来て、あのファンの歌う'You'll never walk alone'の声が聞こえるか、と言って、そしてこう言ったんだ。「俺が言った意味はこれだ、この経験を楽しめよ。」だから、あの日僕が自分に捧げられたチャントを聞いた時にはどんな気持ちがしたか、想像できるだろうね!

El Pais:イングランドのファンは、ラ・リーガを見ていますか?

Torres:大きな関心があるし、今年はバルセロナが特に注目されていたね。誰もが、彼らがマンチェスター・ユナイテッドよりも優れているという事実を見た。僕たちのリーグの方がずっと強いということは皆が感じているから、そこには羨望も嫉妬もない。チャンピオンズリーグでのイングランドのチームの戦いぶりを見るだけで、それはわかるからね。

El Pais:私たちはルイスとラファ・ベニテスのことを先ほど話しましたが、ビセンテ・デルボスケについてはどうですか?

Torres:僕は彼ととても上手くやっているよ。彼はこのグループのもう1人のメンバーと言えるね。ルイス・アラゴネスもちょっとそんな感じだったけど、僕たちの間には超えられない境界線があった。ルイスはボスで、必要と感じるときには一歩引いて距離を取っていた。ビセンテ・デルボスケと僕たちはもっと親密な関係で、彼が引き継いでからキャンプの雰囲気はもっとリラックスしたものになったよ。

El Pais:USA戦でのハーフタイムには、彼はあなたたち全員に何と言ったんですか?

Torres:試合前に警告していたのと同じことを言ったよ・・・事態はまさに彼が言っていた通りになっていた。彼らはタフなチームで、試合開始から彼らのフォワードは僕たちに激しいプレッシャーをかけてくるだろう、そして僕たちにボールを持つ時間を与えないだろうってね。僕たちが警告されていなかったとは言えないから、言い訳のしようがない。彼がそうなるかもしれないと言っていた通りのことが起こった。監督はそれを想定していたけど、ハーフタイムのチームトークの間は、彼は僕たちの気持ちを奮い起こそうとして、ピッチに戻った時は忍耐だと言っていた。

El Pais:なぜスペインは負けたんでしょうか?

Torres:彼らは2度のチャンスを両方とも決めて、僕たちは作った29のチャンスをどれもゴールに結び付けられなかった。あの試合を振り返ってみれば、「10回中9回は勝てる試合だ」と独り言をつぶやくだろうね。もしこれがワールドカップだったら、全く違うように感じていただろう。これは勉強の一つだ。僕たちはUSA戦で何も悪くはなかったけど、それでも負けたということは、もっと上手くやれる何かがあったということなんだ。

El Pais:「負けるなら、後ではなく今の方がいい」という文句にあなたは賛成ですか?

Torres:負けて良い時は無い、その言葉の方を僕は信じるよ。僕は苛立ちを感じているし、それを乗り越えるには少し時間がかかるね。試合に負けた後5分でチームメートを励ますことのできる選手もいるけど、僕は敗北から立ち直るまでもっと時間がかかるんだ。僕たち皆それぞれ違っている。僕がキャプテンだった時は、僕が「チームメートの気持ちを引き立てなくてはならない」と言われていた。でもできなかった。僕は負けるのが嫌いだし、そういう感情は3日間は引きずるんだよ。

El Pais:あなたのことを、ちょっと冷たいという人々もいます。

Torres:わからないよ。冷たいということの意味によるんじゃないかな。僕は普段は感情を表に出さない。そういうタイプじゃないんだ。意識してそうしているわけじゃなくて、実のところ心を開くのが苦手なんだよ。自分の問題で誰か他の人間を煩わせたくないから、何でも自分の中に留めておくんだ。

El Pais:マージーサイドに移ってから、フェルナンドにとって物事はどう変わりましたか?

Torres:この2年間で、僕の物事の見方は大きく変わったよ。リバプールに加入して以来、僕はずっと楽しめるようになった。ぼくはもう、アトレティコにいた時のような、全ての責任を肩に背負い続けることはなくなった。あそこでは僕はキャプテンであり、同時に一サポーターでもあり、その組み合わせは耐え難いものだった。リバプールで、僕の生活状況は良くなったよ。ここでは、マドリーでは考えられなかったようなことが出来るんだ。マドリーから出てきたのは、まるで僕が幸せになるために必要な全てを手に入れるためで、それ以外の何物でもなかったような感じだったね。マドリーは僕を窒息させていた。僕は映画にも買い物にも行けなかった。チームは上手く行かず、それはいつも僕を苦しめた。ここでは正反対なんだ。勝利することに慣れ、出歩くことができ、町の人々はプライバシーを尊重してくれる・・・。

El Pais:あなたは南アフリカを訪れたばかりです。どうでしたか?

Torres:ぜひとも南アフリカを訪れたいと思っていて、そこで出会ったものは嬉しい驚きだったね。僕たちは、街を出歩くことはできないだろうと思っていたし、インフラは粗末で、ちょっと厄介なところだろうと思っていたんだ。でも違ったよ。まだ改善しなくてはならないことはたくさんあるけど、基盤はしっかりと備わっている。アフリカ大陸がワールドカップ本戦のホスト国を勤めるというのは、重要なことだと僕は思う。この大陸、普段粗末な扱いを受けている所が、他の国と同じようにワールドカップを開催できる能力があるんだということを世界に証明するチャンスを得たことを、僕はすごく嬉しく思っている。初戦(南アフリカ戦対イラク)で、ファンがブース(※マシュー・ブース 南アフリカの選手)にブーイングをしているのを見た時のことを、僕は覚えているよ。自分の聞いているものが信じられなかった・・・

El Pais:そう感じたのは、あなた1人ではありませんでした・・・

Torres:あの国の過去を振り返って、そこに存在したあらゆる人種問題と敵対意識、そしてファンが彼らの白人選手に対してブーイングするのを聞いて、僕は本当に恐ろしさを感じた。僕はインターネットに接続して、すぐに自分の求めていたものを見つけたよ。僕がほっとしたのは、ファンは肌の色のせいで彼にブーイングをしていたわけじゃなく、彼の名前(ブース)を呼んで応援していたんだ。彼は地元のヒーローとみなされている。過去のことを忘れた南アフリカの人々の強さは、賞賛に値するよ。僕たち全員にとっての教訓だ。僕は地元の人々、特に子供たちに出会えたことが、本当に楽しかったよ・・・僕を見て本当にびっくりしていたよ。南アフリカは両手を広げて、大きな暖かさで僕を歓迎してくれた。誰もが笑顔を浮かべて、人々は楽観でいっぱいだった・・・僕は、あの国とそこの人々にとても高い評価を抱いて帰って来たよ。

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ブース選手の件は、フートへの応援と同じものでした。おそらく勘違いしている人は世界中に大勢いるのではないかと思います。アトレティコのファンたちがアグエロを「クン、クン」と応援しているのが、マルセイユの選手たちにモンキーチャントと勘違いされるということもありました。日本にいると人種問題というのはなかなか実感としては理解することができませんが、デリケートで難しいものなんでしょう。
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無題

トーレスってやっぱり最高!!
来シーズンはケガとか無しに全試合にでて素晴らし貢献をしてくれることを信じています。デゲンも一応(笑)
後はアロンソ、マスチェ、アルベロアの残留!!
選手達を死守。みんなどこにも行かないでくれ、頼む。
後、ラベッシの獲得!!
あっ、願い事多すぎますよね・・・

Re:無題

デゲンのことをすっかり忘れていました(懺悔)。右サイドには彼もいるんですよね。アルベロアがもし出て行ってしまったら、彼の存在は重要ですね。アルベロアが残ってくれれば言うことはないんですが・・・。

ラベッシはラファがきっぱり否定しましたからね~。それに、ナポリの会長から夜遊びのことで公に非難されて、ラファのお好みからはちょっと外れているような気がします。でもああいうタイプのっ選手は1人欲しいですね!
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