昨日から、DICが買収から撤退というニュースが各紙一斉に報道されています。公式のコメントです。
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●DIC公式ステートメント
(ガーディアン紙)「ドバイ・インターナショナル・キャピタルLLCは本日、リバプールFCとのクラブへの投資の可能性について、交渉を終える決定をしたことを発表いたします。
デューデリジェンス(財政状況の分析)を完了し、DICはリバプール役員会に包括的なオファーを申し出ました。オファーは原則として、筆頭株主であるデビッド・ムーア氏に受理されました。リバプール役員会と筆頭株主デビッド・ムーア氏は、DICが全株主に正式なオファーをすることを可能にするためのこれらの条件に、賛成できなかったようです。
我々はこの発表をすることを非常に残念に思っています。DICはかなりの自由になる資本を有する、真剣な投資団体です。同時に我々は、この競技とこのクラブのサポーターでもあります。リバプールの投資要件は良く知られており、非常に多くの作業の後、我々はこのクラブがピッチ内外で必要とする資金を提供する取引を提案しました。そしてまた、株式の市価にかなりのプレミアムをつけた額で株主にオファーをする用意もありました。しかしながら、我々は資産に対して払い過ぎることはしません。
リバプールはイングランドのフットボールの歴史の中で、最も成功したクラブです。それはサポーターのために勝利をもたらすことで存在しています。このクラブは、ここをサポートし、歴史と伝統を理解し、ファンと情熱と熱意を共有する人間の手にゆだねられるに値するものです。ビジネスマンとして、我々は行動して行きます。ファンとして、我々は、新しいオーナーが我々がLFCに対して持っているのと同じビジョンを共有し、そしてもちろん、クラブがプレミアシップとヨーロッパの高いレベルで競い合っていくためには絶対に必要な、新しいスタジアムについて理解していることを願います。」
●リバプールFC公式ステートメント
(公式HP)「クラブの新しいオーナーを探すプロセスはいまだ進行中であり、未来に関する決定は今後2、3日中にされるでしょう。」
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記事によると、アメリカのジレットからの買収の申し出の方が金額が大きかったために、LFCがDICへの返事を保留したことが、交渉決裂の原因と言われています。ジレットの買収話は出ていましたが、あくまでもLFCはDICが本命であると報道されていたんですが。どちらにしても、リバプールの経営陣はクラブにとって最善の決定をしてくれると信じたいと思います。
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