James Wattsによるニュー・プレーヤーズ・ガイドその2。
(Shankly Gates.co.ukより)--------------------------------------------------------------
●マルク・ゴンザレスについて
「スピーディー・ゴンザレス」はここ1、2年の間のラファのターゲットだった。彼はアンフィールドに来ることを決めていたが、ワークパーミットの問題と、ひざの十字靭帯の怪我のためにそれはかなわなかった。
マルクは21歳のチリ人レフトウィンガーで、その速さと加速力から「スピーディ」というニックネームで知られている。彼がまだ20歳の時に、ラファは彼のことを「現在のプレミアシップの選手たちの平均を超えている」と語った。
彼はウニベルシダ・カトリカ(チリ)で2年間の間に42試合に出場して10ゴールをあげ、それからアルバセテ(スペイン)へ移籍した。ゴンザレスはリバプールのスカウトに見出され、05-06シーズンにリバプールへローン移籍することで合意した。しかし、チリがFIFAランキングで70位以内にないことのためにゴンザレスにワークパーミットが降りず、この取引は失敗に終わった。
ラファはこれに非常に立腹し、彼が足の怪我から回復し、さらにリバプールが彼と契約できるようになるまで、彼はローンでレアル・ソシエダに送られた。彼はクラブの残留に貢献し、レアル・マドリー戦では同点ゴールをあげている。もしもマルクがソシエダに行かなかったら、クラブはラ・リーガに残留できなかっただろう。
彼はそこですばらしい時を過ごし、明らかに成功を収めたが、ゴンザレスはこう語った。「僕はレアル・ソシエダとホセ・マリ・バケーロ監督にとても感謝しています。でも、僕に残って欲しいとしても、僕はイングランドへ行ってリバプールに加わりたい。」
7月5日、彼がとうとうワークパーミットを手にしたという、我々みんなが待ちのぞんでいたニュースがもたらされた。ラファは大得意でこう語った。「これはとても嬉しいニュースです。サポーターも早く見たいと思っていた選手であるマルクを迎えられることを、私は本当に喜んでいます。」
彼はチリ代表監督との確執から代表を引退し、国際試合への出場はない。マルクの速さはプレミアシップの多くの守備陣を脅かし、我々の左サイドに鋭いセンスを加えるだろう。しかし、ハリー・キューウェルというポジション争いの相手がいることを我々は忘れてはならない。そういった競争はチームをもっと強くしてくれるだろう。
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チリの監督との確執というのは、5月のアイルランドとの親善試合の際、彼がホテルに3人の女の子を呼んだのが見つかり、監督が怒って代表を外したと報道された件だと思います。その真偽のほどはわかりませんが、マルク・ゴンザレスは先日
「もう2度と代表のシャツは着ない。」と発言しました。
まだ若いし監督が変わることもあるでしょうから、永久に代表から引退するということにはならないと思いますが・・・。リバプールで活躍してくれれば、チリの国民が放ってはおかなくなるでしょう。
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