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今日、英国各紙が「リバプールサポーターがクラブ買収を計画」と報道しています。BBCのビジネスニュースの全文を訳してみました。
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リバプールサポーターは、現在のアメリカ人オーナーからフットボールクラブを買うという野心的な計画に乗り出している。
アメリカの大富豪ジョージ・ジレットとトム・ヒックスは、彼らが2007年にクラブを買収した資金の借り換え£350mを最近完了させた。しかし、Share Liverpool FC Groupは世界中の100,000人のレッズ・ファンによる買収プランを明らかにしようとしている。

提案されたモデルは、バルセロナスタイルの"メンバー・シェア"の仕組みになるだろう。アメリカ人オーナーからのクラブ購入と新スタジアム建設のために、£500m集めることを目指している。
英国のファンたちと同様に、世界中、とりわけ東アジアのサポーターたちの興味をひきつけるためにウェブサイトが立ち上げられるだろう。
こうした動きの背後には、フットボールビジネスの講師でありリバプールファンのRogan Taylor、プレミアリーグ通信機関の前ディレクターPhil French、弁護士Kevin Jacquiss・・・協同組合を立ち上げるエキスパートたちが存在している。

「我々の主なフットボールクラブにおいて進みつつあるオーナーシップのあり方について、フットボールファンたちの間に増している懸念に対してひとつの解決策を提供する、その時が来ている。」University of Liverpoolフットボール産業グループのディレクターであるTaylor氏は語る。

ファンがどのようにクラブを買うことを希望しているか、その全詳細は木曜の遅い時間に明らかにされるだろう。最初の形は、サポーター一人につき£5,000の出資になるのではないかと見られている。

多くのリバプールサポーターは、クラブの借り換えにまつわる不透明性について不安を持って来た。それがかなり遅れ、オーナーの両名またはどちらか一人が株をドバイのDICに売却しようとしていると報道されたのち、借り換えの取引はRoyal Bank of ScotlandとUS bank Wachoviaとの間で先週完了した。その総額のうち£45mはこれからの選手獲得とクラブの必要な運営資金、そして残りの£60mはリバプールの新スタジアム建設開始の資金に使われると見られている。

しかしながら、一部のサポーターたちはクラブに負債を負わされることを不満に思っており、また、ラファ・ベニテス監督に対するオーナーのサポートがそれほど堅固ではないという認識もある。

「数千人のリバプールファンたちが、すでにこれらの出来事の現状に対する不満をデモンストレーションした。」Taylor氏は語る。
「新規に買収されたクラブには巨額の負債がしばしば課せられているが、最終的には、それは値上がりしたチケットや他の仕組みによってファンたち自身が支払うことになるのを、彼らは知っている。そういったケースで、単純に自分たちでクラブを買わない理由があるだろうか?」

彼は、多くのファンたちは、ビッグクラブの資金調達と所有権を取るのには違う方法もあるのだということに気づいてないと語った。
Taylor氏は、ドイツやスペインのトップレベルのフットボールクラブのほとんどは、何千人もの"メンバーファン"によって所有され、売られることはないと語った。
「チャンピオンズリーグはここ15年間で6回、そういう方法で所有と運営がされているクラブが優勝している。」彼は語った。

2006年にチャンピオンズリーグで優勝したバルセロナは、100,000のファン・メンバーによって所有されている。

今月上旬、リバプールサポータネットワークによって行われた調査によると、2,000人のファンのうちの76%は、もしも現在のオーナーが留まるならば、「クラブへの財政的な支援を減らすことを真剣に考えている」と回答した。
心からクラブに関心を持っているのはオーナーと監督のどちらかという質問には、99%がベニテスを支持した。

しかしながら、トム・ヒックスとジョージ・ジレットは、彼らはラファエル・ベニテス監督を完全に支持すると主張している。
彼らはまた、アンフィールドに近いスタンレー・パークに71,000席のスタジアム建設をクラブが計画していると言っている。

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リバプールの地元紙は、この報道についてのサポーターの意見も合わせて紹介しています。

●Richie Pedder(リバプールサポーターズクラブ会長/エコー紙より)
「大陸にあるような、メンバーシェアのあり方については聞いている。研究してみる価値は確かにあるだろうね。」

●John Mackin(リバプールファン紙Red All Over The Landの編集者/Liverpool Daily Postより)
「これは、たばこのパッケージの裏に書かれた空想物語じゃない。彼らは自分たちが何を話しているかわかっている。彼らがファンたちに、一人のファンが一株と一票を持つことで本質的にクラブを所有するというバルセロナシステムの仕組みで団結しようと呼びかけるのは、とても刺激的な見通しだね。」

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こういう話が出ているのは知っていましたが、たばこの裏の空想物語だと思っていました。実現の可能性が果たしてわずかでもあるのかどうか、全くわかりませんが、現地のサポーターたちが自分たちの出来ることを必死で模索していることは確かなようです。
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