昨日デゲンとドッセーナの入団会見が行われました。公式HPより、デゲン、ドッセーナ、ラファのコメントをまとめて。
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●デゲン
(公式HP)「ディディと彼の奥さんが、リバプールについてとても良く教えてくれたよ。彼らはここに7年間いて、ここの人たちは本当にすばらしい、オープンでフレンドリーな人たちだと言っていた。僕はすぐに慣れるだろうとも言っていたね。
アルバート・ドックのことも教えてくれたよ。僕はそこに行ったことはあるんだけど、住む場所を3つか4つ見て廻っているんだ。そういうことは、クラブが助けてくれているよ。
僕はステファン・アンショズとも代表チームで顔見知りなんだけど、彼がリバプールにいた時のことについては聞いていない。でも、この町に来ての第一印象は、出だしからすばらしかった。ここに来られてとても幸せだ。今は、フットボールのピッチの上で成功を納めるのを楽しみにしているよ。
(チームに何をもたらせるかと聞かれて)僕は速さとテクニックがあり、強く前に出たいと思っているよ。どうやって自分のプレーを向上させるか、ラファ・ベニテスからたくさん学ぼうとしていることも言っておかなくてはならないね。
もちろん、僕がここに攻撃的なサイドバックとして連れてこられたのはその通りだ。僕のプレーの一部はチャンスを作ることで、これをやること、クラブのために全ての力を注ぐことを僕は完全に約束する。このクラブとファンのために、自分の出来ることは全てやるつもりだ。できれば、彼らに今シーズンの成功をもたらすための力になりたい。
僕はドイツでプレーしていたから、ポジション争いのことはわかっている。でもそういう挑戦を楽しみに思わなくてはならないね。ボルシア・ドルトムントと比較すると、こっちでの競争の方が厳しい。向こうではおそらく、自分のポジションでプレーできる選手は2人しかいなかったからね。でも僕はベンチに座るためにここに来たわけじゃない。チームの中に自分のポジションを掴むために、練習で出来ることは全てやるつもりだ。
ブンデスリーガの人々はプレミアリーグを、スピードがあり、アグレッシブで、ハードタックルをする所だと見ているよ。試合のテンポは速い。選手の誰もが、プレミアリーグはトップリーグだと思っている。
僕はここに来てまだ1週間だけど、ボールを使ったトレーニングが多いというのはもうわかった。ドイツでは、走って走って走りまくるんだよ。ここではあっという間に時間が過ぎる。
ここにいるというのはすばらしいよ。ここはすばらしいファンのいるすばらしいクラブだ。僕にとって一番大きなことの一つは、常にリーグと他の大会でもタイトルにチャレンジしているクラブにいるということなんだ。
ここに来ることについて二度考える必要はなかった。5年前にバーゼルにいた時にここでプレーして、リバプールはファンタスティックなファンとすばらしい雰囲気のスタジアムを持つ、すばらしいクラブであることを身をもって知った。僕はチャンピオンズリーグを見ているし、リバプールはそこで準決勝や決勝に進出している。これは僕に強い印象を残したよ。チーム、クラブ全体、そしてリバプールでプレーするというチャレンジについてもね。」
●ドッセーナ
(公式HP)「トレーニングからでも、イングランドのフットボールは違っているということがわかるよ。ポゼッションがまず違うし、ボールが速く動く。トレーニング中の選手たちにはすばらしい意気込みがあるね。しかし、そういう特徴全ては、僕の持ち味でもある。言ってみれば、僕は自分が半分イギリス人で半分イタリア人のように感じているよ。
こういう名高いシャツを着ているというのは名誉なことだ。リバプールが僕をチームに迎えるという強い決意を持ってくれたことは、僕にとってすばらしいことだった。このシャツを着るというのは本当に重要なことで、僕は自分のベストを尽くすつもりだ。懸命に努力して成功し、すばらしい成果を達成しようという強い意志を僕は持っている。
もちろん、最初にアンフィールドでこのシャツを着る時は、とても強い感動を受けるだろうね。でもその数秒後には、自分がやっていることへの集中に変わるだろう。
ここにはすばらしい選手たちが大勢いる。できるだけ早く彼らと共にプレー出来ることを願っているよ。
僕は、自分の一番の強みである強い意志をここにもたらすことが出来ると信じている。僕は成功して成果を成し遂げたいという意思を持っている。それは、僕がリバプールというチームに見出している特質でもある。
チームメートとはもう話が出来るけど、もちろんちょっとゆっくり話してもらわなくてはならないし、多分彼らもそうだね。彼らはだんだん僕を理解しているよ。
クラブの施設と、ドレッシングルームのとてもすばらしい雰囲気にも僕は大きな感銘を受けている。
ベニテスとの会話は、ほとんどが戦術についてだね。彼は、自分は4人のディフェンスでやりたいと思っているけど、最も重要なのはピッチ上のバランスを絶対に崩さないことだと説明している。右サイドバックと左サイドバック間のバランスが必須なんだ。
(外国でプレーすることについての、代表選出への影響に関して)プレミアリーグは見ることができるし、外国でプレーする選手たちに注目するかどうかは代表監督次第だろう。それでも、僕はイングランドで最も高名なチームに自分がいるということに気づいている。外国でプレーして代表キャップを得ている選手たちは他にもいるよ。ルカ・トーニのようにね。」
●ラファ
(公式HP)「誰もが私たちと同じことを考えていたと思います。それは、私たちにはワイドなエリアでの強化が必要だということです。
私たちにはチームの背骨として、トーレス、ジェラード、マスチェラーノ、そういう私たちが認識している選手たちがいます。ワイドなエリアではおそらく私たちは違う何かを必要としており、そのために攻撃的なメンタリティを持つサイドバックを探していました。
ドッセーナはフットボールをするのが好きで、デゲンも同様で、彼は前に出る能力を持っています。ですから、今私たちには前線に上がることの出来る二人の選手がおり、彼らはポジションを争うことになるでしょうし、うまく行けばそれがチームに良い影響を与えてくれるでしょう。
どれだけの大金を使ったかではなく、必要な選手を獲得することが大事です。私たちは異なる能力を持ったサイドバックを必要としており、この2人の選手は私たちの良い力となれるでしょう。今後ビッグネームとサインするかもしれませんし、そうなれば人々は喜ぶでしょうが、優先すべきは、欲しい、必要な選手を獲得することです・・・今回の場合、チームにさらなる何かをもたらすことの出来る2人のサイドバックです。
外国人選手は誰でも適応するための時間が必要で、それは選手のメンタリティによると思います。どちらの選手も非常に優れたプロフェッショナルであり、それが私たちの求めていたものの一つでした。それは強いメンタリティです。その上彼らは競い合うことの出来る選手ですから、やってくれると思います。
彼らはイタリアリーグとドイツリーグでプレーをしていました。どちらも強力な選手たちのいる高いレベルのリーグですから、彼らは素早く適応すると思います。
デゲンは英語を話せますし、ドイツ語の方が話しやすいようですが、フランス語も話せます。彼の英語はうまいですよ。ドッセーナは勉強中です。彼はスペイン語を理解できますので、彼にとってはやりやすいでしょう。私たちはイタリア語で話も出来ますから、問題はありませんよ。
彼らはポジションを競い合わなくてはならないでしょう。これから戻ってくる代表選手たちの状態も見てみなくてはなりません。ドッセーナについては、おそらく彼はトランメア戦ではプレーしないと思います。
デゲンは私たちと練習をしており、状態を見てみるつもりです。プレミアリーグに関しては、プレシーズンで良いトレーニングをしていれば二人とも用意は出来ます。
彼らが、彼ら2人ともが話していたような攻撃的なメンタリティとボール扱いの能力を発揮してくれれば、それは私たちにとって、そして2人のストライカーにとっても力になるでしょう。
(ビジャについて)私は先日、彼は私たちがリストアップしている選手の1人だと言いましたが、現段階では私たちの選択肢の1人ではないと言えます。ビジャが非常に優れた選手であることは知っており、その値段も知っており、今いる選手たちのことも知っていますから、そういう全てを考慮し、彼は候補の1人ではあるが、現時点ではターゲットではないと決断をしました。
キーンも候補に挙がっている1人であり、そうですね、私たちは他の候補についても作業を進めています。コンタクトは取りましたし、今は待つことになるでしょう。」
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写真を見ると、可愛い系とワイルド系で2人ともなかなかかっこいいですね。顔で獲っているわけではないでしょうが(笑)。
プレースタイルに関しては2人ともまだ未知数ですので、これから大いに期待しながらプレシーズンでの働き振りを見守りたいと思います。サイドバックを攻撃的にしながらチームの守備バランスをどういう風にとっていくのかも、大いに興味があります。
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無題
しかし、昨シーズンもそうでしたが、補強に「それでいいのか?」というのは随分少なくなった気がしませんか?この2人もシーズンが始まらないと何とも言えませんが、ヒットする気がします。
無題
無題
昨シーズンの補強はとてもうまく行きましたよね。スカウティング部門が頑張ってくれているんでしょうか。デゲンも一昨年から目をつけていたらしいですし。
今シーズンはどうやら資金があまりないようで、そんな中でどれだけ効果的な補強をしてくれるか注目です。でももうこれ以上ファンが愛着ある選手は売らないで欲しい・・・。
>takamasaさん
ラファは4-4-2と4-2-3-1を併用することを示唆していますので、4-4-2の右ならあるかもしれませんね。クロスの精度はどれくらいなのか、スピードは、早くプレーが見たいなあ・・・早ければ明日の試合で見られそうで、楽しみです。