FAカップ5回戦バーンズリー戦について、報道されているお歴々のコメントご紹介します。
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●トミー・スミス
(ESPNより、BBCのRadio Five Liveでのコメント)「この試合の計画について、ベニテスは、簡単に相手チームを破れると考えたら、カップ戦は常に危険なものになると語っていた。それでは一体何で、彼はバーンズリー戦で強いチームを起用しなかったんだ?
(ファンは最後には彼に対して我慢が切れるのではないか、という問いに)当然それは想像できる。結局のところ、ビル・シャンクリーはいつも私たちにこう言っていたよ。結果は我々の力そのものを示しているんだとね。一体どうして、ベニテスは二軍のチームを出して勝てるつもりでいたのかね?
リバプールの選手団は、彼がシーズンの始めに考えていたほど強力ではなかったんだと私は思う。彼が最強のイレブンを見出しているのかさえ、私は疑問だ。なぜ彼は、レイナ、ジェラード、マスチェラーノを外すことが出来たんだ?
(インテル戦は命懸けの一戦になるか、という問いに)私はそれを恐れている。彼は4つのカップ戦優勝や何やらのことを言い続けているが、結局のところ現時点では、アンフィールドでさえ楽しめる試合をしていない。観客は応援を続けているが、この試合の終わりには誰もがブーイングをしていたし、それは全く正しい。
チームシートにまず最初に名前が来る人間はジェラードだ。一体どうやって、彼を75分間ベンチに置いて試合を見るだけにしておくことが出来るんだ?そして彼(ベニテス)はチャンスについて語る。そう、それは去ってしまった。試合が終った後に得点は出来ない。」
●マット・ル・ティシエ
(SKY Sportsにコメント)「難しい一戦だ。今日のように状況が推移した場合には、ベンチにトーレスがいたら良かったんだろう。唯一批判されるとしたらそこかも知れない。
しかし、結局のところリバプールはあれだけ多くのチャンスを作り、ロスタイムが来てバーンズリーが決勝点を決める前に、試合は彼らの手の届かないところまで行ってしまっているべきだった。
監督に批判を向けるのは難しい。彼は、彼らの中で最も危険な選手に見えていたバベルを下げた・・・あれが唯一の奇妙なことだったと思うが・・・しかし彼が起用したチームは、十分な力を持っていたはずだ。
後半のバーンズリーの守りは、英雄的以外の何物でもなかったね。デニス・ソウザとスティーブン・フォスターのセンターバック、そして右サイドバックのボビー・ハッセル、彼ら全員がシュートに体を投げ出していた。
クラウチは得点すべきで、ベナユンは得点すべきで、ヒーピアは得点すべきで、キューウェルは得点すべきだった。どの場合にも、彼らの前には体を投げ出してくる人間がいたよ。
(GKの)ルーク・スティールがああいうデビューを飾ったのは信じられなかった。私のノートを見ていたら、一行おきに『ルーク・スティールの好セーブ』『ルーク・スティールの好セーブ』と書かれていたよ。彼は本当に目覚しい活躍をした。」
●ジョン・オルドリッジ
(SETANTA Sportsにコメント)「クラブは過去数ヶ月に渡って内部で破裂しており、これ以上は悪くなりようがない。外部からの多くの人間が、いろいろな方法で誤った要旨を得ていると私は思っている。私は、パコ・アジェスタランが4ヶ月前に出て行ってから、私たちは同じプレーが出来ていないと思う。そして個人的には、それが大きな重荷になっていると考えている。
ラファは一人で自分の仕事を果たし、彼にはそばで自分を支えてくれる右腕がいない。彼は独力で仕事をしており、そういう状況は非常に、非常に厳しいものだ。現時点で、彼はもうちょっと助けを必要としているのではないかと思う。
率直に言って、シーズンのこの段階で監督を首にするのは正気の沙汰じゃないよ、本当にね。全く意味のないことだ。こういう状況の元では、監督に反対するファンは一定の割合でいるだろうが、リバプールでは大きな割合のファンたちは彼を支持していると思う。だから、当分の間ラファの仕事は安全だと私は思うよ。
インテル戦は命がけの一戦になるかもしれないが、しかしそれでも、一体誰が今監督を首に出来るだろうか?彼らは、この1ヶ月か2週間の間、誰がクラブを動かして行くのかわかっていない。DICがジレットとヒックスからクラブを買うといううわさがあり、それがわからない以上、その間は監督を支持する必要があると思う。
監督は、大きな仕事に向けて選手たちのモチベーションを上げ、来シーズンのヨーロッパ戦の出場資格をしっかりと取るために4位の位置をキープしなくてはならないんだからね。」
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批判あり、擁護あり、意見は様々ですね。ファンも同じように様々な意見を持っていると思います。個人的には、オルドリッジの「今ラファを批判してもチームに何の益もないのだから、彼を支えるべき」という意見が現実的で、一番納得できます。「えええ、何で?」と思う采配もあるんですが、まあ、それは置いておいて!ラファ頑張れ、批判に負けるなよ!!
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