トーレスがエコー紙に、ダービーでのゴールについてコメントしています。また、トーレスの状態についてのラファのコメントです。
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●トーレス
(Liverpool Echo)「とても単純なことだ・・・ロビーとディルクがいなかったら、僕のあのゴールは生まれていなかっただろう。彼らはあのゴール両方に関わり、それは僕が得点できるように、彼らがチームのために全てを捧げてくれたからだよ。僕の1点目を見てみると、ロビーが完璧なクロスを入れ、ディルクの走り込みがエバートンのディフェンダーを引きつけ、僕に決定的なチャンスを与えてくれた。
得点するのはいつだって気持ちがいいけど、僕のチームメートがいなかったらそれは不可能なんだ。
(ダービーの勝利は)スタッフのため、ボスのため、そして選手全員のために、僕は本当に嬉しいよ。そしてさらに、工場やオフィス、レストラン、ホテルやバーで働く、この試合の勝利を本当に願っていた人々のためにもね。そのサポートに感謝して、僕のゴールを彼らに捧げたい。この勝利で彼らを幸せにできたことを願うよ。僕たちの勝利は、一体となっての勝利だ・・・この勝利は、僕たち皆で分かち合うものだよ。一人の選手がどうとかではなくね。
(キーンとの連携について)新しいパートナーシップを作り上げるというのは、必ずしも簡単じゃない。でも僕たちはトレーニングでずっと懸命な努力を続けていて、土曜日にその努力が報われたのを見られたのは良かったよ。ロビーは僕たちの勝利にとても重要な役割を果たしたし、彼はすばらしい選手だから、もうすぐにでもゴールを決め始めると僕は確信している。一旦彼が初得点を決めたら、さらにゴールは続くだろう。たった1つのゴールがプレッシャーから解放してくれる時もあるからね。
僕は6試合ノーゴールだった。それはストライカーにとっては長すぎたけど、土曜日に1つ決めたら次の1点はほとんどすぐに続いて来た。そういうものなんだよ。」
●ラファ
(Liverpool Daily Post)「トーレスは、自分がもっと大きく改善できることを知っています。私にとって肝心なことは、彼のメンタリティが実に優れていることです。彼は特に、自分がもっと改善しなくてはならない場所を進歩させようと努力をしています・・・現時点では、それはフィジカル面ですね。時間が必要ですが、彼は懸命に取り組んでいますし、良くなって行くでしょう。
オリンピックの試合から3人の選手が戻って来て、スペイン人選手たちはヨーロッパ・チャンピオンシップから戻って来ました。彼らの何人かは、しっかりと休ませるかトレーニングをさせるかが重要でした。それで彼(トーレス)は怪我をしてしまい、それはまた別の問題となりましたね。
彼はおおよそ昨シーズンと同じだと思います。今の彼に唯一欠けている物はフィジカルコンディションです。徐々に良くなっていくでしょうし、確実にもっと強くなるでしょう。
彼は良い子で、すばらしいプロフェッショナルだと私は思います。自分が進歩できることを彼は知っています。私は、彼は非常に謙虚であると思っています。
(エバートン戦は)彼にとって難しい試合でした。2、3度彼は不満をぶつけていましたが、私にとって肝心なことは、問題が起こった後での彼のメンタリティです。イエローカードが出たことに彼は落胆していましたが、ゴールに向かってトライを続けて3つの『ゴール』を決めました・・・2つの良いゴールと、もう一つです・・・彼の気持ちとメンタリティの点からポジティブなものでしたね。
ストライカーは得点を望む、それは当然のことです。2ゴール、そうですね・・・しかしダービーでハットトリックを記録したら、それは驚くべきことだったでしょう。
(キーンについて)勝利して彼が良いプレーをしたなら、私たちは嬉しいですよ。彼が得点できたらそれは彼にとってさらに良いことですし、おそらくそれから2、3日の報道の見出しのためにも良いことでしょう。しかし私にとって肝心なのはもちろん、勝利とチームが良いプレーをすることです。
エバートンとのアウェイのダービーマッチが、フィジカルな試合になるかもしれないことは認識していました。(自分たちの)チームは良く組織されていたと思います。全員がやるべきことを知っていました・・・実にプロフェッショナルでした。私たちは勝利に値しました。もうちょっと前に出ていたら、おそらくさらに得点できましたね。」
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あのゴールで、こんな遠い日本に住む一ファンも十分幸せになりました(笑)。まだフィジカルが万全ではないようですが、これで勢いがつき、前線での連携がさらにスムーズになればゴールはどんどん生まれてくるでしょう。今季の彼はアウェイで3ゴール、昨シーズンと違ってホームではまだ決めていませんので、PSV戦でホーム初ゴールを決めて欲しいと思います。
ラファは彼を完全にトップに固定し、今季はよほどのことがない限りはスタメンからは外さないと思います。そうすると、他の前線の組み合わせは「誰が彼と合うか?」がこれから優先されてくるでしょう。トーレスが完調を取り戻しつつある今、それがどういう選手のどういう配置になるか、はっきりと見えてくるまでもう間もなくだと思います。
記事では、マスチェラーノはまだふくらはぎの怪我の治療中で、PSV戦出場を目指していることにも触れています。また、カーリングカップ4回戦、アウェイのトッテナム戦は11月12日(水)に決定しました。
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