「成長のためには」byハンガリー代表監督

ハンガリーの代表監督が、プレスカンファレンスでネメトについて語りました。また、公式HPでは２人のヤングスカウサーのコメントが紹介されています。
-----------------------------------------------
●エルウィン・クーマン ハンガリー代表監督（SKY Sports）
「私は、クリスティアン･ネメトは並外れた才能の持ち主だと思っている。しかし、リバプールのリザーブチームでは、彼は十分に成長できないと思う。彼は毎週ファーストディビジョンでプレーするべきだ。
もちろん、彼が１年か２年リザーブチームでプレーする分には何の問題もないが、その時期がさらに長くなるようでは、彼の成長のためには良いとは言えない。

リバプールでは、彼はトーレスやキーン、ボロニン、カイトと並んでプレーする実際のチャンスはないと私は思う。もし彼がシニアチームに加われたらその時はすばらしい成功だろうが、それよりも他のチームにローンされる方が可能性があると思うね･･･もしくはもっと悪いことだが･･･リザーブチームに留まることだ。」

●ジェイ･スピーリング（公式HP）
「ファーストチームに加わるというのはいつでも、僕にとって良い経験だ。ビジャレアルのような所に行って試合の半分をプレーするというのは僕の成長を助けてくれるし、今はそれを楽しんでいるよ。経験を積むこと、ピッチの上でプレーする時間をもらうこと、それは重要だよ。上手く行けば僕はもうあと何回かチャンスをもらえるだろう。
僕の周りの選手たちは僕を助けてくれている。彼らと一緒にプレーするには頑張らなくてはならないからね。シャビ･アロンソ、スティービー･G、ダミアン･プレシや他の誰であろうと、一緒にやるなら自分のプレーを引き上げなくてはならないし、願わくは僕がそれをやっていて、ボスに自分に何ができるか証明できていると嬉しいね。

ポジション争いはこの競技の一部分だ。ビッグ４のクラブに在籍していればどこでもそれは同じだよ。だからさっき言ったように、僕は自分のプレーをもう一段階引き上げなくてはならないし、願わくはボスに、僕が少なくとも彼が連れてきた他の選手たちに負けないくらい良いということを証明したい。これは挑戦だ。でもリバプールのようなクラブにいるってこと自体がまさにそれだよ。

（ビジャレアル戦の終了間際の惜しいミドルシュートについて）最初は打つ気はなかったんだ。ルックアップしてボールが僕の方に来るのを見て、とっさに打つと決めたよ。ボールを芯で捕らえることができたけど、運悪くちょっと曲がって逸れたね。あれが決勝ゴールになってたら気持ちよかったよ。僕たちは１つのチームとして良いプレーをしていたし、勝利に値していたと思うからね。そうはならなかったけど、僕たちにとってはとても優れたチームとまた１ついい訓練になったよ。」

●スティーブン･ダービー
「ディフェンスは僕のプレーの大きな部分で、僕は自分の仕事をしっかりやれた。もちろん右サイドバックの役割というのは今は変わりつつあるし、ディフェンダーはこれまでよりももっと前に出て行かなくてはならない。それは僕が自分のプレーの中に取り入れていかなくてはならないことだ。
このチームに入るのはすごく厳しいよ。レベルは高いし、監督はこの国からだけでなく、世界中から選手を連れて来ているからね。それは競争をますますきついものにするけど、僕はプレシーズンで試合に出るのを楽しんでいる。願わくは監督に僕に何ができるか証明できていると嬉しいよ。
僕はプレシーズンが本当に楽しい。スイスまで合宿に参加して、周り中がファーストチームの選手というのはすばらしい経験だったよ。みんな本当に僕に良くしてくれて、僕が落ち着いてファーストチームの選手団の中に馴染むのを手助けしてくれた。

シニアの選手たちは、若手全員の面倒を見てくれていて、それは大きな手助けになっているよ。初めてあの選手の集団に入る時っていうのは、ちょっと怖気づいたりするものだからね。彼らは本当に、僕たちが歓迎されていると感じさせてくれているよ。」

-----------------------------------------------
プレシーズンのチームの中の雰囲気が良いことがわかるコメントですね。若手が中に入って懸命に頑張りながら楽しんでいるというのは、いいですねえ。おそらくシニアの選手たちにとっても、いい刺激になっていると思います。
ネメトはリーズへのローン移籍の話もうわさされていますが、どうなるでしょうか。リザーブよりも他のクラブで厳しい試合のプレーチャンスを得る方が若手の成長のためには良いのかもしれませんが、ローンで出て行くとどうもさびしく感じてしまう。そのまま帰ってこない選手たちも大勢いますからね･･･。