「怒った！」byスパーズ会長

キーンの移籍について、トッテナムの会長がスパーズの公式サイトにステートメントを出しています。また、バリーの移籍に関して、オニール監督もコメントをしています。
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●Daniel Levy会長（スパーズ公式サイト）
「マンチェスター･ユナイテッドの監督による本日の公式なコメント、彼がディミタールにオファーを出し、この取引が成立するのは時間の問題だと自信を持っているとのコメント、これはまさに傲慢そのものの見本であり、我々の選手の1人に影響を与えるものだ。おそらく、今までプレミアリーグの監督によってなされた最悪の攻撃の一つだろうし、クリスティアーノ･ロナウドとレアル･マドリーの件に関しての彼の最近のコメントを考えれば、信じられないほど偽善的だ。

これは昨年の夏に遡った時から続く一連の出来事で、マンチェスター･ユナイテッドはプレミアリーグの規定に違反している。結果、我々は今日、マンチェスター･ユナイテッドの行いについてプレミアリーグに公式に抗議を申し立てた。ベニテスも最近ロビーに関して似たようなコメントをしており、我々はリバプールの今週初めの行いについても、プレミアリーグに公式に抗議を申し立てた。

両クラブの振る舞いは恥ずべきものだ。我々はどちらのクラブにも、この交渉の非常に早い段階で、ロビーとディミタールを売る意思は我々にはないこと、彼らは選手たちを追いかけることから手を引くべきだということをそれぞれに通知している。両クラブとも傲慢にもそのリクエストを無視することに決め、我々は、両クラブが選手を我々から強奪しようと組織的に動いているという証拠を持っている。それはプレミアリーグのルールから逸脱している。

両クラブが彼らの（選手獲得の）意図を公言したこと、そして実際に選手と彼らの代理人が我々クラブの許可なく接触していることで、我々のその後の立場は非常に深刻な危機にさらされている。

私はもちろんどちらの選手も売りたいとは思っていないし、今までどちらに対してのいかなるオファーも受け入れなかった。しかし、選手が気持ちを変えて忠誠心が消え失せてしまったら、特に彼らがストライカーという鍵となるポジションを占めていることを考えれば、かつてはポジティブな力となり影響を及ぼしてくれた彼らが、今度はチームのドレッシングルームにネガティブな影響を及ぼすこととなる。これが今の我々の状況であり、ディミタールとロビーは2人とも、彼らはマンチェスター･ユナイテッドとリバプールに行きたいと、それぞれがはっきりと言っている。

ロビーとディミタールの未来がどういう結果になろうと、我々は、能力と才能がありスパーズのシャツを着たいと願う選手を、これからのために連れてこようと探し続けている。」

●オニール監督（ヴィラ公式サイト）
「私は彼（バリー）と今週話し合い、彼はリバプールに加わりたいという願いを繰り返した。だから状況は変わらないままで、我々はリバプールからの返答を未だ待っている。」

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ラファが今週出したコメントは、キーンが獲得リストに上がっていること、コンタクトは既に取っていること、今は返答を待っていることを言っただけで、とんだとばっちりですね（苦笑）。ラモス監督は「オファーがあれば検討する」とはっきりとコメントしているんですから、まずは自分のところの監督を怒るべきでは？
スパーズの会長のコメントはかなり激しいものですが、選手たちが移籍したがっていることをはっきりと認めています。これはあくまで個人的な感想なんですが、スパーズの会長はどう見ても、意図的に激しくしたコメントで「こちらは出したくないのにビッグクラブがちょっかいをかけて来て卑怯な手で選手たちをその気にしてしまったから、放出は仕方がないんだ！」というエクスキューズを、彼らのファンに向けてしているように思えます。というわけで、彼らのうちの1人、もしくは2人とも移籍するというのが、かなり可能性が高いのではないかという気がします。
バリーの件はデッドロックに入ってしまっているようですね。しかし突然大きく動くかもしれませんし、これは本当にわかりません。