ダービーマッチ後の、カイトとエバートンのアラン・スタッブスのコメントです。
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●カイト
(公式HP)「終了間際数分で試合を勝利に持っていけたことは、大きな意味を持つ。僕たちはアウェイで良い結果を出していて、今回は大一番だったし、昨年の結果を忘れてはいなかった。もちろん今回は違う結果を望んでいたよ。今回は良いプレーが出来たから、僕たちの方が良いチームだってことを彼らに証明した。
試合後の僕たちのリアクションを皆見ただろう。僕たちにとってこれがどんな意味を持つか、わかったと思う。でもピッチの上だけじゃなく、その後のドレッシングルームでの空気も同じだったね。これは大一番だったから、ものすごく嬉しいよ。プレミアリーグでただ3ポイントを獲得しただけじゃなく、これは大きなダービーマッチでの勝利だ。
ジェイミー・キャラガーやスティービー・ジェラードのような人々にとってこれは大きな意味を持つけど、他の選手たちにも同じように大きな意味を持つ。僕たち全員が、こういうダービーマッチが僕たちのファンにとってどれほど重要なものかを理解している。
レフェリーにとってタフな判断がずいぶんあったね。エバートンがアピールしたロスタイムのPKについては、僕のいた位置からは見えなかった。しかしジェイミーはあの後僕に、あれはPKじゃない、ぶつかり合っただけだと言ったよ。だから僕は彼を信じる。
一部の人はTVで見て、僕が警告を受けたプレーは悪質だと言っている。しかし僕はただタックルをしに行っただけで、相手選手に接触するつもりはなかったし、実際に接触はなかった。
おそらく僕はちょっとラッキーだっだね。しかし、僕は相手選手を蹴ろうという意図は決してなかった。あれはイエローカードで、僕はそれを受け入れるよ。
これからまた大一番がやって来る。ベジクタシュ戦とアーセナル戦だ。僕たちの狙いはただひとつ・・・両方に勝つことだ。」
●アラン・スタッブス
(TEAM Talk)「あれは両足での突進だった。選手が両足で飛び込んできたら、それはレッドカードだ。彼が受けたのはイエローだった。ルールブックには、選手が両足タックルをしたらその判定はどうなるか、それはレッドだと書いてある。
もしもフィル(ネビル)があれほど正直でなかったら、彼は転がって相手を退場させようとしただろう。あれは両足タックルで、レッドカードオフェンスだ。
レフェリーはトニー・ヒバートの所にイエローカードを持って歩いて来ていた。そこに彼らの選手(ジェラード)がレフェリーとすれ違い、カードは赤に変わった。あのリプレイを見て、自分自身で確かめて欲しい。僕たちはそのリプレイを見た。がっかりだよ。僕たちはハーフタイムに1-0でリードしており、試合をコントロールしていた。
あのPKが全てを変えてしまい、彼らに勢いを与え、僕たちは一人少なくなった。そういう後は常に難しくなるもので、彼らはボールをキープしてプレッシャーをかけて来た。しかしティム(ハワード)は全くセーブをしていない。僕たちは攻撃をかいくぐってなんとか引き分けに持ち込みたかったんだが、僕はシーズン全てが終わったくらいに落胆している。
僕はあのプレーはレッドカードかとは思った。しかしレフェリーはいったんイエローを出し、それをまたポケットにしまい込んだ。あれは大きな判定だった。
(ロスタイムのキャラガーのプレーについて)もしもレフェリーがあの判定を見直したら、彼はPKのアピールが正しかったことがわかるだろう。彼らの選手は腕をジョレオン(レスコット)の体に回していた。彼は何をしようとしていたんだ?
そしてTVでベニテスは、彼がダイブしたと言っている。しかしあれを見てくれよ、あれはプレイを妨害したPKだ。レフェリーは近くにいたんだが、それは何の意味もない。彼はいろんなことを近くで見ていたのに、彼らに何の判定もしなかった。
僕たちは負けたことで落胆している。しかしレフェリーからは何の返答もない。彼らの方からやって来て、自分自身で説明すべきだと僕は思う。
もしも僕たちが悪質なプレーをしたりミスをしたら、自分自身で説明しなくてはならない。何でレフェリーは違うんだ?」
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試合前にはスタッブスはいろいろと言ってくれましたが、それでも今回は彼の言うことはほぼ正論です・・・。
カイトは自分で「ラッキーだった」と言ってしまうあたり、正直な人ですね。キャラガーもまた"Man's game"ってキャラガーらしい(笑)。次のホームでのダービーマッチは、文句なく完勝して欲しいと思います。この試合の真の主役は、ひょっとしたらフィル・ネビルだったかもしれません。
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