アッガーにマドリーが興味という報道について、ラファが早速コメントをしています。また、Guillem Balagueのオフィシャルサイトの中で、この噂についてスペインのマルカ紙の報道を紹介し、Lee Watsonが記事を掲載しています。
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●ラファ
(Liverpool Echo)「状況は極めて単純です。ダニエル・アッガーは我々の選手であり、彼は売却しません。彼の未来はアンフィールドにあり、他のどこにもありません。私たちは彼と話をしており、彼は私の考えを知っています。そして彼は私たちと共に長い未来があります。
マンチェスター・シティ戦の直前に違う話題で集中を乱したくはありませんが、アッガーは売却しないということを人々に知ってもらうのは重要なことです。
(公式HPより)レアル・マドリーのことについてプレスで報道がされていますが、私はそこの人々と話をしましたし、彼らは既に、この話が事実ではなく、彼らはこの選手と話もしていないし興味も持っていないという内容のFAXを送っています。彼らはアッガーが良い選手であるということは知っていますが、彼らには十分なセンターバックがいます。前から私たちはこれが事実ではないということを知っていましたが、今はそれがはっきりしましたね。
彼は留まることを望んでおり、ここで幸せです。どの選手とも同様に彼もプレーしたがっていますが、彼に問題はありませんし、自分のポジションのために戦うでしょう。
ジェイミー・キャラガーとマルティン・シュクルテルが良いプレーをしていますから、彼は戦わなくてはなりません。」
●マルカ紙の、レアル・マドリー番記者の記事より
(Guillem Balague.com)「ここ数日間に渡って、レアル・マドリーが1月に一人のセンターバックと契約を交わすだろうという報道が盛んにされている。しかしながら、スペインチャンピオンがダニエル・アッガーまたはメルテザッカー(ヴェルダー・ブレーメン)獲得を考えていると主張する記事は、決して事実ではない。ガライがラシンとのローン契約を終えて来年の夏にはチームに加わる予定になっており、シュスターはセンターバックの補強を求めてはいない・・・このポジションはこれから数シーズンに渡ってしっかりとカバーされる・・・例えカンナバーロが去ることになったとしてもだ。」
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英国メディアで報道されているマドリー副会長のコメントと、マルカ紙の矛盾する報道について、Lee Watsonはどちらか正しいのかと疑問を投げかけ、「奇妙な話だがどちらも正しい」としています。マドリーは1月にアッガー獲得に動くことはあり得るし、その一方で、カンナバーロ、ペペ、メッツェルダー、そしてセルヒオ・ラモスとエインセもCBでプレー可能、さらにこれからガライも加わるという状況で、シュスター監督はCB補強は望んでいないのも事実だとしています。
それでは何でこんなことが起こるのか?それはマドリーのSDミヤトビッチとシュスター監督の対立があるからだそうで、要はクラブ内の意思統一がされていないから、ということです。ミヤトビッチは昨日「冬の獲得はないだろう」と公に発言をし、一方でシュスターはストライカーとウィンガーの獲得を切実に望んでいる。カルデロン会長は誰であろうと獲得できると豪語し、一方で副会長はCB獲得の意向を語る。クラブは今そういう状況なんだそうで、記事は「こんなんでラ・リーガが獲れるの?」と締めています。そんなわけで、アッガーについてのマドリーの話はかなり実現の可能性が薄そうです。第一、出場機会を求めるならば監督が望んでいない所に行っても・・・。
とは言え、もしも本当に彼がFIFA17条を行使するなら、彼を欲しいクラブは山のように出て来るでしょう。ラファは「彼は売らない」と言っていますが、12月中に契約延長が出来なければ彼を引き止めることはクラブには出来ません。しかもその補償金はわずか£3m足らずですからね!何で昨シーズンのうちに契約延長しておかなかったんだ、なんてことにならないように、パリーにはしっかりと頑張ってもらわなくてはならないです。
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