かつてのリバプールの名MF、スティーブ・マクマホンがTEAMTalkにチームの現状についてコメントをしています。
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●スティーブ・マクマホン
（TEAMTalk）「土曜のサンダーランドとの試合は、リバプールにとって負けられない一戦だ。ラファ･ベニテスは彼の最強のラインナップを選ばなくてはいけない。
期待は高い。引き分けであってもそれは十分とは言えないし、3ポイントを加える以外のどんな結果であっても、ベニテスは大きなプレッシャーの下に置かれることになるだろう。
7位の状態で2月に入るというのは、リバプールフットボールクラブにとって十分に良いとは言えず、ベニテスもそれはわかっているはずだ。だからこそ彼はたった今からシーズン最後まで、最強の11人を選ぶべきなんだ。
リバプールでは多くの事が上手く行っておらず、私はピッチの外での出来事が助けになっているとは思わないが、そうは言ってもそれは言い訳だ。選手たちはピッチの外で起こっていることは無視して、あくまでプロフェッショナルであるべきだ。特定の選手たちの言い訳に使われるべきじゃない。
多くの試合で、彼らはお粗末なパフォーマンスでここのところ敗戦や引き分けを喫している。単に運が悪いというような話ではない。
チャンピオンズリーグ･フットボールは、リバプールにとって財政面と威信の両面で必須のものだが、彼らは4位でフィニッシュする神権を与えられているわけじゃない。エバートンは強く、彼らは毎週ベストのチームでプレーしている。私はマーティン･オニールの率いるアストン･ヴィラを見るのが好きだ。彼は自分のベストプレーヤーを外すことはめったにしない。
リバプールはバーミンガムやダービー、サンダーランドのようなチームを相手に悪戦苦闘しているべきではないんだ･･･もしも4位の場所を確保したければ、そういう試合には勝たなくてはならない。
トーレスはゴールを決めるためにリバプールにやって来て、彼が得点できるところを証明している。彼は観衆をエキサイトさせ、選手たちをエキサイトさせる。しかし彼はまだ若く、ベニテスは彼と並んで効果的に機能するだれか他の選手を見つけて、トーレスのプレッシャーを取り除いてやることが必要だ。優れたストライカーを全員ある程度使うという実りの少ないやりかたをベニテスが続けていくなら、近い将来にそれは彼にとって問題となるかもしれない。
私を本当に悩ませているものは、ベニテスはトーレスのベストパートナーが誰かわかっていないということだ。ピーター･クラウチ、ディルク･カイト、アンドリー･ボロニンを試したが、彼らの誰もしっくりとマッチしなかった。
リバプールの偉大なストライカーたちを振り返ってみれば、彼らには必ず良く合う前線のパートナーがいた。イアン･ラッシュにはケニー･ダルグリッシュ、ジョン･トシャックにはケビン･キーガン、などなどだ。
相互理解を深めていく必要があるし、そうしなくてはならないんだ。自分のパートナーがどう動くかをわかっている、それは重要なことだ。
これはこの夏に彼が解決しなくてはならない長期の問題だが、当面は選手を固定して起用すべきだろう･･･私は個人的に、クラウチをトーレスと並べて続けて起用し、彼ら二人のパートナーシップが深まるかを見るべきだと思う。
それはスティーブン･ジェラードにとっても同様だ･･･彼は中盤で固定したパートナーと並んでプレーする必要がある。ある週はシソコ、彼がクラブに在籍していた時だが、その次はマスチェラーノ、その次はアロンソだ。チームの中では、自分のパートナーと相互理解を作らなくてはならないんだがね。
私がプレーしていた時は、ヤン・モルビーとすばらしい相互理解を作っていたよ。フットボールというのは、重要なポジションにおいてパートナーシップを深めていくことが全てなんだ。
リバプールが毎週毎週固定したチームで戦っていないのを見るのは、フラストレーションがたまるよ。マンチェスター・ユナイテッドやアーセナル、チェルシーがあんな風に入れ替えを繰り返しているのを、私は見たことがない。」
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非常に言い古された意見ではあるんですが、今シーズンはひしひしと実感する大御所のご意見でしたので、訳してみました。チーム全体の連携がどうもちぐはぐで、それが一向に解決されていません。
トーレスについては相互理解うんぬんよりも、ちょっと最近あせっているのではないかと思います。チームの状態が悪いのをなんとかしようと、とにかく一人で突っかけて行く場面が目に付きます。しかし個人的にはそういう姿勢を頼もしいと思いますし、ストライカーなんだからそれでいいと思っています。そこで一つ突き抜けて自分ひとりでなんとか出来る選手に成長してくれれば、チームにとって大きな力になってくれるでしょう。ボールを失って、そこであきらめて回りを使うことを考えるようになったらむしろがっかりです。
中盤については、固定うんぬんと言うより、むしろキャプテンに好きにやらせて、パートナーはそのバランスを取ってくれればいいと思うんですよね。だからやっぱり3センター…（しつこい？）。
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●スティーブ・マクマホン（TEAMTalk）