テレグラフ紙に、プレミアリーグへの資金流入についてラファがコメントをしています。
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●ラファ
(テレグラフ紙)「もしもクラブのオーナーたちが莫大な資金を投じ続けるならば、その時は彼らは更に更にと成功を望むでしょう。しかしタイトルを勝ち取れるチームは一体いくつあるか?唯一つです。ですから大金を費やしたその他のチーム、そのオーナーたちは彼らが優勝できなかったという事実を認識することになります。そしてそれはより大きなプレッシャーとなり、誰にとっても問題となるかもしれません。
トロフィーを獲得するのは本当に困難であるということを、人々は理解する必要があります。チームはますます多くの資金を費やすようになっています。私たちはトップに迫るために努力をし、チームは良くなっており大きな自信を持っていますが、何かを保証することはできません。
私は、専門家の一部が私たちを批判していることに驚いています。彼らは状況を分析することなく、プレミアリーグを大きな視点で見ることも、他のチームのレベルを分析することもしていません。監督ならば、物事をしっかりと分析しなくてはなりません。私たちはファンではないからです。責任があり、人々が聞きたいと思うことだけを言うわけにはいきません。
プレミアリーグは、大勢の人間が大金を費やすことでどんどん難しいものになっています。私たちにとって、5年連続でチャンピオンズリーグ出場権を獲得するというのは、私たちの規模のクラブにとっては重要なことです。私たちはトロフィーを勝ち取りたいと思っていますし、プレミアリーグ優勝を果たせたらすばらしいことでしょう。しかしそれは簡単なことではありません。
シティは、今シーズンを出だしからプレッシャーのもとでスタートするでしょう。しかし、全ての試合に勝てるわけではないことは誰もが知っています。4つか5つのチームが大金を投じ、優勝できるチームは一つしかないんですから、それは問題になるでしょう。
(キーガン監督とカービッシュリー監督の辞任に、テクニカルディレクターの存在が影響しているかと問われて)私はスペインでこのシステムについて経験をしていますが、良好な関係がなくてはならないと思います。それが鍵です。」
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外国人オーナーが増えて資金を投入し、早急な結果を求めるあまり監督があまりに早く入れ替わっているというのは、昨シーズンから言われ続けてきたことです。今シーズンはさらにそれが加速するかもしれません。イングランドの、監督にはある程度長い期間を与えるという伝統はもう風前の灯なのか?
キーガン監督の辞任が「デニス・ワイズのせい」というのはファンの共通認識のようです。他国のようなSDを置かず、移籍などのクラブ運営に関して監督が全権を掌握する、というのもイングランドの伝統だと思うんですが、それも変ってきているんでしょうか。ラファもそのことについては、バリーの獲得に関して不満をもらしていました。
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