ヴィラのバリーの移籍に関して、クラブの両監督がコメントをしています。
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●ラファ
(Liverpool Echo)「誰か選手と契約したい時の正しいアプローチとは、その監督と話をすることだと思います。私はマーティン・オニールと話をし、私はギャレス・バリーと契約したいと言い、状況はどうかと尋ねました。彼は自分たちのオーナーと話し合う必要があるとだけ答え、私はOKと言いました。彼はバリーを売りたいとは私に決して言っていませんから、彼のサポーターとの間に何も問題はないでしょう。
私たちはスコット・カーソンについても話をしました。彼らは彼の完全移籍というオプションを持っていますからね。私たちはフットボールのことだけを話し合いましたから、彼がなぜあのように怒っているのか、私にはわかりません。
私の意志は非常に明確です。その選手は以前に、チャンピオンズリーグでフットボールをやりたいと語っていました。私たちはそれを知っており、ですから優秀な選手との契約を試みたんです。シンプルなことですよ。
自分たちのキャプテンが移籍を望むならばそれは問題ですが、それがフットボールです。
私たちはオファーをしましたが、それはストレートだったと思います。公式にオファーをする時はファックスを使います。何人かの人物がそのファックスを見ますが、こちらは全てを管理することはできません。バーミンガムのプレスがそのオファーを見つけ出し、それは私たちの過失ではありません。彼らは非常に賢く、その情報を使いました。
私は20日前にマーティン・オニールと話をし、それは誰も知らなかったことです。私たちは物事を適切に扱っていました。
私たちは今は、次に何が起きるかを見守っています。」
●オニール監督(Liverpool Echo)
「私たちはギャレスを留めるために全力を尽くしたい。彼は私たちにとって非常に重要な選手で、すばらしい選手だ。
どうやらイタリアのクラブからスティーブン・ジェラードに対してオファーがあったらしく、リバプールが即座に、皆に彼が契約中であることを思い出させたのは面白いし皮肉だね。
ギャレスは2年の契約が残っており、我々は彼を留めたい。会長は彼に、我々がどれだけ彼を評価しているかを示すために、彼と話をすることになるだろう。
私は、なぜギャレスが移籍したがっているのかを理解できない。彼はまだ27歳で、我々のためにすばらしい仕事をして来た。彼のヴィラでの功績が認められてイングランド代表にも選出され、そこでレギュラーにプレーしている。
(テレグラフ紙より)私は、我々がバリーを残留させることにどれほど自信を持っているかなどということは言いたくはないね。そういう次元の話じゃない。とにかく見てみるよ。
私が知っている全ては、彼がヴィラパークの私のチームの中で不満を表明したことなど微塵もないということだ。不満を持っていたなら、これほど長くはここにいなかっただろう。
我々はすぐにでも席に着き、ギャレスの将来について話し合う予定だ。放っておくつもりはない。できれば今後2日間のうちに私は会長に会うつもりだし、私たち二人が一緒になって、彼に残留するよう説得できるかもしれない。
私は彼を説得すると言うよ・・・しかし彼にはまだ2年の契約が残っている。
ギャレスはヴィラパークの半神だ。それだけの名声を持っており、イングランド代表でもプレーし、どこか他のクラブに移籍するような必要はないんだ。
彼は我々のために特別にすばらしい仕事をして来た。私たちはチームを成長させたいし、そのために最もやるべきことは、最高の選手たちをキープしてその上でさらなる能力を加えることだ。
ギャレスは先週の噂に影響されていたかもしれないが、私は、昨日のウェストハム戦の彼はベストの状態に戻っていたと思ったよ。彼は私たちのために見事な働きをした。彼の心に勝利ではなく何か他のものがあったとは、誰も思わなかっただろう。」
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オニール監督はバリーのことを"demi-god"と表現しています。監督の発言からすると彼は移籍を望んでいるようですね。なんだかキャプテンの3年前の移籍騒動を思い出して、非常に複雑な思いにさせられます。
バリーも27歳、フットボーラーとしてもう一つステップアップを目指すならば、今がぎりぎりの時かもしれません。ヴィラは来季のヨーロッパ戦出場を逃してしまいました。(※追記 インタートト次第ではまだ可能性があります)レッズに来てくれればもちろんものすごく嬉しいし応援します。しかし何より、残留にするにせよどこか他のクラブに移籍するにせよ、自分にとって最もベストと彼自身が確信できる選択をして欲しいと思います。
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無題
ところでオニールと言えば、ウリエが辞める際に有力な後任候補として名前が挙がってましたよね。彼がベニテスに対してやたらきつく当たるのは、その辺の逆恨みのようなものがあるのかも(考えすぎですかね)。
無題
なるほど!熱い人だしバリーを残そうと必死なんだなあ、と思っていたんですが、確かにその一面もあるのかも、気づきませんでした。優秀な監督だと思いますし個人的にも好きなんですが、あんまり後ろから迫られると怖いので、ほどほどに頑張って欲しいと思います(笑)。
この移籍話は早くから話がプレスに漏れてしまい、バリーにとって気の毒でした。彼の望む結果になって欲しいと思っています。