ジレットオーナーが昨夜、カナダのラジオ局Fan590のインタビューに答えました。エコー紙より、その内容です。
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●ジレット
(Liverpool Echo)「ヒックス側とジレット側の間のコミュニケーションは、実質的に改善されたと言ってさしつかえないだろう。私はそれがクラブのためになると信じているよ。時間が解決したね。もう以前に起こった話だ。我々2人が、しっかりとコミュニケーションが取れていないこと、そして我々にはファンのためにクラブにとって正しいことをする責任があるんだということに気づくのに、少々時間がかかってしまった。
ヒックスの家族は我々と良いコミュニケーションを取っており、我々は彼らと良いコミュニケーションを取っている。それはクラブにとって大いに良いことだと思う。
(株式を売却するのかと尋ねられて)今ははっきりとは何もコメントできないね。
我々全員が今は移籍市場に集中しており、そのために準備しておきたいと思っている。そして適当な資金を投入し、ラファとしっかりコミュニケーションを取りたい。我々の願いは、さらに進歩することだ。
昨シーズンのパフォーマンスについてどう思ったかって?それはどちらかと言えばファンに決めてもらいたいね。しかし、数々のトロフィーを勝ち取って来た歴史を持つクラブとしては、5つか6つのトロフィーに挑戦して一つも勝ち取れなかったシーズンというのは、ヒックスとジレットと同じようにファンは落胆しているだろう。
しかし全体としては、私はチームは非常によくやったと感じたよ。特に初めと終わりがね。彼らは非常にチームを象徴していたと思うし、トーレスはすばらしい獲得だった。夏までは他の選手たちもとても良くやっていたと思うし、我々はプレミアシップ獲得を目指してさらに力をつけられるように、ラファを助けなくてはならない。
(ファンについて)本当に驚きだよ。サッカーは世界で最も普及したスポーツであり、どんなにリバプールで人気があるかはまさにショッキングだ。驚かされたよ。しかし本当に大変な責任でもある。私は40年以上に渡ってプロスポーツに携わってきたが、我々はその資産をファンから預かっているのであり、ファンに対して義務があるのだと常に感じて来た。」
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インタビューアーのBob McCownは、ジレットがラジオに出演すると告知されてから、ラジオ局は英国からのEメールであふれ返ったと語ったそうです。フォーラムでも今か今かと大いに話題になっていましたし、放送後はファンが期待していた売却の話が全く出なかったことに、失望感があふれていました。
個人的な感想を言えば、何をいまさら、これだけです。「40年プロスポーツに携わって来た」人間が今頃責任を感じているのなら、それを口先ではなく行動で示して欲しいですね。
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