古巣のブラックバーンとの対戦を控えて、ベラミーとマーク・ヒューズ監督がコメントをしています。また、EUROの予選のために延期になっていた裁判所の聴聞会は11月23日から5日間に決定。タイトなスケジュールの中、裁判所に通うことになりました。
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●ベラミー
(TEAMTalkより)「ブラックバーン戦でプレーするのが待ち遠しいよ。スパーキー(ヒューズ監督)は俺にたくさんのことをしてくれたし、彼は俺が彼のことをどんな風に感じているか知っている。しかしまあ、俺は、同じように大いに彼の役に立ったと思っているよ。
マークは、子供のころからリバプールファンだった俺にとって、リバプールからの興味がどんなに大きな意味を持つかわかっていた。
俺は土曜にブラックバーンと戦うのが待ち遠しい。そしてもちろん、マーク・ヒューズや他の奴らに会うのもね。昨シーズン、彼は俺を大いに助けてくれ、俺もゴールを上げることで彼の役に立った。お互いに大いに助け合ったってことだな。
昨シーズンに起こったことを考えてみると、彼が俺を本来の道に戻してくれたんだと思う。俺はそのことを忘れない。彼と話すことはまだたくさんあるし、彼とブラックバーンが俺にしてくれたことについて、俺がどんな風に感じているかも彼は知っている。」
●マーク・ヒューズ監督(ブラックバーン・
TIMES紙より)
「彼がリバプールで得点を重ねるのは時間の問題で、それはみんながわかっていることだ。彼は自分の能力に絶対の自信を持っていて、それは全く当然だ。クレイグは非常にいい選手だ・・・そのことは全ての人間が認めている。彼に火がついていいプレーをすれば、見ていてすばらしい選手だよ。中立な立場に立てば、彼が最終ラインを攻撃しているのはわくわくするようなスペクタクルだ。私ができるのは、我々がここでアプローチしたやり方を進めていくだけで、我々が攻撃のほとんどで狙っていたのは、クレイグのベストを引き出そうとすることだった。
我々は、自分たちが相手ディフェンダーを恐れさせる男を擁するという強みを持っていることを理解していた。だから、彼の個人プレーに頼るのではなく、チームとしてしっかり機能させることは我々しだいだった。彼がベストを発揮し、我々が彼を助けたと感じたときは嬉しかったよ。
私は、彼がいかにウェールズ人であることを誇りに思い、キャプテンという名誉に張り切っていただろうということをわかっている。そして、彼はキャプテンの働きをしたと私は思う。彼はここ数週間ちょっとばかり批判されていたから、私は彼のために喜んでいるよ。人が、彼がここにいる間に問題を起こしていたと言い始めているのを心配していた。それは全く見当違いのことだ。」
●トシャック監督(ウェールズ代表・
Daily Postより)
「クレイグは自信に満ちた子だよ。彼のゴールの問題は、彼の心をそれほど悩ませはしないだろう。彼は今我々のためにゴールを決めた・・・そしてこの2試合、キャプテンとしても目ざましい仕事をしてくれた。
ストライカーというものは、得点をあげているときこそ幸せなんだ。私はビル・シャンクリー(かつてのリバプール監督)から最高のアドバイスを受けたことがある。彼は私がアンフィールドに来た直後に私を横に引っ張っていき、こう言ったよ。「ジョン、ひとつ外してしまったときこそ、2度目は決めてやるという強い意思を持って前に出て行かなければならないんだぞ。」とね。外したら、次にひとつ決めるまではもっと頑張って中に入っていく。頑張ることをやめてしまったら、その瞬間に我々は終わりだ。
ある選手が自信を失い、チャンスに激しく中に入っていくことをやめてしまい、それを10人のチームメートが見たら、もう私たちには何も残されていない。誰でもチャンスを外してしまうことはあるものだが、どんな時でも激しく前に出て行かなくてはならない。私はその言葉を、私と共にプレーするフォワードたちに渡すよ。
クレイグはリバプールでも、我々の重要な段階の重要な試合でも何度か外している。彼は利口で、元気いっぱいで自信に溢れた若者だ。しかし、彼は自分が大事な局面でミスをしているということはよくわかっている。もし彼がああいうチャンスを貰っていなかったら、私はもっと心配していただろう。
ラファのローテーションの方針について、クレイグは理解しているよ。彼はそれを好んではいないかもしれないが、ビッグクラブではそういうことがあるということを受け入れている。それを理解しないし評価もしない人間が一部にいるとしても、ラファの成功が証明しているよ。
それはクレイグに影響を与えている。彼はリバプールで、クラウチ、カイト、ルイス・ガルシア、ファウラーと競争をしている・・・そしてベニテスは国際試合も考慮に入れて選択をするだろう。
クレイグはそれを難しいと思いつつ受け入れている。過去何年も、クレイグは非常に多くの試合を負傷のためにふいにしてきた・・・だから、彼は自分がフィットしているときにベンチに座っているのがよけいつらいんだよ。
私は、リバプールがほとんど100試合連続で同じチームでプレーしておらず、選手が代えられないことがないと聞いている。しかしラファは、彼にはものすごい数の試合があり、リバプールが戦う大会がたくさんあることを知っており、彼はどのポジションにも2人の選手を持っている。彼は彼らを入れ替えることを好む。
彼はそれぞれの選手をどのくらいの時間プレーさせるかという計画を持っており、シーズンを通してそういうやり方で行こうとしている。」
●ラファ(
ガーティアン紙より)
「(ベラミーの延期されていた裁判所の聴聞会が11月23日から5日間開かれることになり、22日にPSV戦、25日にシティ戦、29日にポーツマス戦が予定されていることについて)
私は、彼はそのプレッシャーをうまく取り扱って私たちのためにプレーできると思います。選手のメンタリティについて考慮しなくてはなりませんが、彼は大丈夫です。
彼がプレーを望むなら、私にはいかなる問題もありません。重要なのはその3試合全てがホームでの開催ということで、彼にとってはより戦いやすくなるはずです。
私たちは成り行きを見守らなくてはなりませんが、もし彼がポジティブで強い精神力を持っていれば、私は問題があるとは思いません。
彼は今週カーディフで同じような問題があって日程が延期されましたが、自分の国のキャプテンをしっかりと務めて得点もあげました。彼はその問題をしっかりと扱いました。そのことは、彼がポジティブで、常にフットボールをプレーすることを望んでいることを示しています。」
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監督たちのコメントは暖かいですね。ベラミーという人は、監督に嫌われるか好かれるか極端に別れるんでしょうか(笑)。マーク・ヒューズ監督とはとてもうまく行っていたようです。
リバプールではおしいシュートを何度も外し、ウェールズ代表でも決定的なのを1本外してしまったようです。リバプールでは11試合に出場してまだ1ゴール。そろそろ爆発を見たいですね。
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