アトレティコ・マドリーの試合の会場問題について、関係者のコメントいろいろです。
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●ラファ
(Liverpool Echo)「私たちは我々のファンの忠実さを知っており、彼らが私たちをサポートするために信じられない距離を移動することを知っています。彼らはこのクラブに対して信じられないほどの情熱を持っており、大金を支払ってヨーロッパ中を私たちについて来ます。私たちはそのことを常に感謝しています。
私たちが今回の決定にとても心配しているのは、それが理由です。UEFAが何かをしなくてはならないと感じていることは理解できますが、今回の場合はおそらく、この時期では遅すぎるでしょう。これほど差し迫った段階で試合会場を変更するというのは、私たちのファンに非常に大きな混乱を起こすでしょうし、それはフェアではありません。」
●英国スポーツ担当大臣ゲリー・サトクリフ(Liverpool Echo)
「アトレティコが支払った罰金を、UEFAがリバプールのサポーターが試合会場に到着するための費用に使うと良いと思う。試合会場をこの遅い段階で変更するという決定は、リバプールファンの計画に大きな損害を与え、彼らに個人負担を強いるだろう。」
●ルイス・ガルシア
(SKY SPORTS)「もしもこの処罰が確定すれば、クラブとファンはリバプールと対戦するにあたって大きなトラブルに見舞われると思う。僕たちはそれを受け入れなくてはならないけど、これは注意深く検討されるべき事柄だと思う。
(マルセイユ戦で)ピッチにいた僕たちは、言われているようなことはなかったとしても、何かが起こっているのは気づいていたから心配したよ。でもアトレティコ・マドリーとそのファンたちは、何もしていなかった。あれはアウェイのファンたちだった。そういうことを考えれば、僕には処罰は厳しすぎるように思える。彼ら(アトレティコのファン)がチケットを持っているということ、そしてリバプールのファンたちがマドリードへの旅を既に手配していることを、心に留めなくてはならない。
僕は3年間イングランドに住んで、実際のところ、スペインのクラブのファンがそんなに悪質だとか厄介だとは思わない。そこには誤解を招くような情報がたくさんあると思うし、僕たちはそいうことを否定するために自分たちの役割を果たすべきだ。」
●アトレティコ会長エンリケ・セレーゾ
(BBC)「試合はビセンテ・カルデロンで開催されることになるだろうから、ファンは冷静になって欲しい。それ以外のいかなる決定も、社会的に、理論的に、そして安全上、問題を引き起こすだろう。
今使用可能な他のスタジアムはないし、アトレティコは何も間違ったことはしていないのだから、我々はこの試合がここで開催されるだろうと確信している。
(SKY SPORTSより)UEFAの2人の担当者の報告書、それはクラブの試合運営と警備の行動が完璧であったことを証明している。我々は不当な扱いを受けていると感じているが、UEFAが以前にスペイン警察との間にあったごたごたのつけを支払っているんだ。
このクラブはいかなる差別に対しても敏感であり、試合中に審判やUEFAの担当者が人種差別めいたものを感じたことはなかった。一部のマルセイユの選手たちがそういう声を聞いたと主張しているが、他にそれをアピールしている人間は誰もいない。」
●スペイン総務大臣Alfedo Perez Rubalcab(BBC)
「私は警察の行動を擁護する。我々は、アトレティコを使用可能にするためにあらゆる資料を提出するつもりだ。それはこの異常な決定に対してアピールできるだろう。」
●シナマ・ポンゴル(
SETANTA SPORTSより、フランスメディアに語ったコメント)
「クラブは、僕がこのことで何か話すことを禁止しているんだ。理事会が僕がこのことで質問を受けるのを予想して、そういう電話が来たんだよ。彼らが上告するのは間違いないし、僕はこの件で何か意見を言うのを禁止されている。」
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ファンや選手から大臣まで、皆がUEFAのたくらみに振り回されているのか?リバプール側のコメントは一貫して「遅い!」、アトレティコ側は「何もやってない!」です。アトレティコの上告期限は金曜ですが、リバプール戦の会場について正式な結論は今日木曜にも出るんでしょうか。選手たちも振り回されて気の毒ですが、一番やきもきしているのは実際に試合のチケットを手にしている両クラブのファンたちでしょう。早くすっきりと結論を出して欲しいですね。
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