ベナユンとバベルの加入が正式に決まりました。ラファと両選手のコメントです。
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●ラファ
(公式HP)「バベルとベナユンは二人とも素晴らしい能力の持ち主です。彼らはとても創造的で、サポーターが好むタイプの選手ですよ。
私はこの両選手を長い間称賛していましたし、私にとって本当に重要だったのは、彼らがここへ来たいと強く願っていたことです。彼らは成長してトロフィーを勝ち取りたいという強い願望を持っています。
今年の夏は私たちはハードな仕事ををしたと思います。多くの名前が取りざたされていましたが、私たちは常にターゲットを決めていました。ヨッシ・ベナユンはその一人であり、ライアン・バベルも他の一人でした。我々は本当に喜んでいます。
バベルは速さとうまさ、そして将来へ向けてすばらしいポテンシャルを持ち、現在もすばらしい能力を持つ選手です。彼はアヤックスでヨーロッパ戦をプレーし、ナショナルチームでもプレーし、彼がどんなに優れた選手かを証明しています。彼は(U-21)ヨーロッパチャンピオンシップのベストプレーヤーの一人でしたが、私たちは彼を非常に長い間見守っていました。最初に彼を見たのが、私がまだバレンシアに在籍していた彼が16歳の時です。彼がアヤックスのチームに加わったばかりの時に、バルセロナ戦でプレーした試合を覚えています。それ以来、私たちは彼を追っていました。多くのビッグクラブが彼に関心を持っていましたよ。彼は今も非常に優れた選手であり、将来すばらしい選手になれるでしょう。
人々が彼とティエリ・アンリを比較しはじめるのはもう間もなくです。ティエリはファンタスティックで経験豊かな選手で、その力を長い間証明してきましたが、ライアンはトッププレーヤーとなれる資質を全て兼ね備えています。
彼はおそらくウィンガーとしてプレーする方が多くなるでしょうが、フォワードとどちらのポジションでもできるというのは、我々にとって非常に価値ある存在です。彼のような選手がいてくれれば、試合の状況によってプランに変化をつけることができるからです。
ベナユンも同様です。彼はウィンガーでも、セカンドストライカーとしてもプレーできます。ルイス・ガルシアとスタイルが似ており、相手ディフェンスにとって彼は捕まえるのが難しいでしょう。
二人とも私たちにとって重要な選手になるでしょう。ライアンはプレミアシップに慣れるのに少し時間が必要かもしれませんが、ヨッシは既にウェストハムで経験を積んでいます。
(タイムズ紙より)私たちは昨シーズン、他のどこよりもクロスを上げてシュートを打ち、多くのチャンスを作っていました。しかしもっと改善が必要でした。おそらく必要としたのはもっとクロスの上手い選手、そしてフィニッシュの上手い選手です。私たちは移籍マーケットでの早い動きが必要でしたし、今の選手たちと共に、ピッチでも早い動きができるようになりました。
バレンシアでは、私たちは1シーズン10から15ゴールを上げられる選手を3、4人保有していました。1年に20ゴールを上げられる選手が1人いれば、それは上々です。しかしその選手が負傷する可能性はありますし、他のチームは彼だけが得点できると対策を取ってきます。
(TEAM Talkより)私たちは正しい方向に進んでいると感じています。3年前の選手たちの価値と今の価値を見比べた時、チームははるかに良くなっています。しかし、タイトルを取れるのに十分かどうかはわかりません。優勝したマンチェスター・ユナイテッドは、他のどこよりも大金を使っています。チェルシー。アーセナル、トッテナムも大金を使っていますが、少なくともそれらのチームと私たちは移籍市場で競い合っています。それは重要なことです。
我々は1ステップ、おそらくは一度に2ステップを上がることが必要でしたが、しかし実際予想よりも少し早く進んでいます。
新加入の選手たちによって、チーム内の競争にプレッシャーがかかって欲しいですね。私たちには、これからプレーやフットボール、勝利において成長が望める若い選手たちがいます。選手の集団に十分なバランスが取れていると思いますので、私たちは本当に満足していますよ。それぞれのポジションに二人の選手が欲しいと誰もが思うんですが、私たちは今その状況に非常に近い所まで来ています。」
●バベル(タイムズ紙)
「ラファが僕に言ったことをあんまり鵜呑みにし過ぎたくはないんだけど、彼は僕が多くのポジションでプレーでき、2ヶ月試して僕のベストのポジションを見つけると言った。僕の一番好きなポジションはフォワードなんだけど、いろいろな所でプレーできる。
僕は休暇に入っていたから、リバプールがトーレスとサインしたのは全然知らなかった。でももちろん、彼は僕が称賛しているストライカーだよ。もっと簡単にゴールするやり方を勉強したいと思うなら、彼はそれを示してくれる選手の一人だ。
(
SKY Sportsより、あなたにとってアーセナルは、と聞かれて)何も。アーセナルはすばらしいクラブだけど、僕のところに最初に来たのはリバプールで、僕はこれから彼らのためにプレーする。
オランダにいればイングランドのフットボールをたくさん見られるし、例えばティエリ・アンリのような見ていてわくわくするような選手がいたら、アーセナルを良く見るようになるよね。でも自分に興味を持ってくれるクラブがあって、それが偉大なクラブなんだから、僕にとって決断を下すのは簡単だった。
観衆、トレーナー、チーム、偉大な選手たち、ここの全てがエキサイティングだと思う。」
●ベナユン(タイムズ紙)
「ウェストハムはビッグクラブで、僕はそこで本当に良い2シーズンを過ごした。でも僕は始めからウェストハムに、もしも自分がそこを去ることになるとしたら、それはリバプールのようなクラブに行くためだろうと告げていた。
他のクラブからも2、3のオファーが来ていたんだけど、リバプールでない限りあそこを去らないと言っていたんだ。リバプールは僕の夢だったからね。金の問題じゃない。僕は単純に自分の夢を実現したかったんだ。
(かつてクラブにイスラエル人選手が二人在籍していた時、リーグタイトルを勝ち取っていることを受けて)上手く行けば、僕はアンフィールドにもう一度リーグタイトルという幸運をもたらす、次のイスラエル人になれるかもしれないね。」
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コメントからすると、二人ともウィングでの起用が主になりそうです。前線はさまざまな組み合わせが選べそうですが、新しい選手たちが合ってくるまでにリーグの試合が過ぎ・・・なんてことにならないように、プレシーズンでみっちり試して欲しいです。
ベナユンが11番、バベルが19番をつけることになりましたが、同時にアルベロアの2番を空けたのがすごく気になります・・・これは誰に?
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