Liverpool Echoより、メルウッドでトレーニングを開始したトーレスのコメントです。
-------------------------------------------------------------------------
●トーレス
(Liverpool Echo)「もし僕が、リバプールに加入したことだけで自分は成功したなんて考えるなら、ここには来ていない。このレベルで、ここの人々が僕に要求するだけことを成し遂げるためには、常にハードワークをしなくてはならないとわかっているよ。このレベルに到達するために、僕は完全に自分のフットボールに集中しなくちゃならない。自分が居心地がいいと思う場所に留まることもできたけど、僕が引き付けられたのは、リバプールがよく動くチームだということなんだ。監督はチームに、成功するためには全員がハードワークをしなくてはならないという精神を植えつけた。それがベニテスのチームの大きな特徴だということは良く知られているし、僕はそれが好きなんだ。
リバプールはワーキングクラスの地区にあり、そのサポーターはアトレティコの人々と似ていると僕は思っていて、それも僕が好きな所だ。彼らはハードワークを高く評価し、尊敬している。こういうクラブでは、選手とサポーターの間はたいてい特別な絆で結ばれている。他のクラブと比べて、この町とクラブには違うスピリットがあるんだ。選手たちは僕に、リバプールの人々のメンタリティやファンがどんな風かを話してくれるけど、それが言葉だけで説明しきれるとは思ってないよ。きっと、アンフィールドでチェルシー戦を戦って初めて、僕はそれを本当に理解できるだろう。その時に僕は、リバプールサポーターと選手たちの間の結びつきを完全に知ることになる。
リバプールがリーグタイトルを取ったのはもうずいぶん前のことだ。だから、リバプールにいる誰もがどんなにそのタイトルを欲しているか、僕は知っている。でも今現在の僕たちの選手の集団を持ってすれば、全てのトロフィーを競い合えると僕は確信しているよ。不運なことに、アトレティコはそのクラブの規模と歴史に見合うだけのレベルにはない。僕はアトレティコで目標に届いて大望を達成できることを願っていたけど、それはできなかった。
リバプールは常にリーグかチャンピオンズリーグを競い合っているし、僕は自分が世界最高の選手たちと対戦して競い合うためには、このステップを登る必要があると感じたんだ。3年で2回チャンピオンズリーグの決勝まで勝ち進んで、リバプールはそれに値する尊敬を得ている。だから僕がなぜここに来たいと思ったか、理解してもらうのは難しいことじゃないだろう。
僕がこの決心をした理由は、もちろん他にもある。スペイン人監督がいて、僕にこのクラブのことをいろいろと話してくれたスペイン人選手がいるというのは、僕の印象を良くしたよ。でもまず何よりも、僕は重要なトロフィーを競い合いたかったんだ。
全てのクラブがそれぞれアイデンティティを持っていて、象徴となる選手たちがいる。でも、尊敬を得られるようないいパフォーマンスといい結果を出すには時間がかかる。リバプールにはキャラとスティーブン・ジェラードという、サポーターと結びついている選手がいる。彼らはここの出身で、長い間すばらしい選手であり続けているからね。アトレティコでは、僕は若手でクラブの一サポーターだったから、ファンと同じような結びつきがあった。でも、ここで同じような絆を勝ち取るためには、ハードワークをして始めて可能なんだと僕は知っている。僕は自分のベストを尽くすと約束するよ。
これまでは全てが完璧だった。僕は少しだけ町を歩き回る機会があったんだけど、僕に向けられた歓迎はとても暖かかった。僕をあっという間に居心地のいい気持ちにさせてくれた。
このクラブには驚かされているよ。選手たちに向けられる注意に関しては、イングランドとスペインのクラブの体制には大きな違いがあるのがわかった。スペインが学ぶべきことがまだたくさんあるね。これほど自分が歓迎されていると感じさせてくれることに、みんなにありがとうと言いたい。
初めて9番のシャツを身に着けるのが待ち遠しいよ。リバプールでこの番号がどんな意味を持っているか、そしてそれを着て来たのがどんな人たちか、僕は知っている。特にアンフィールドでそのシャツを着るのが本当に待ち遠しいんだ。
(SKY Sportsより)アトレティコサポーターたちは泣いていた。自分が彼らにとってそんなに重要だったんだっていうことに、ちょっとショックを受けたよ。辛く厳しい時だったけど、もう決めたことだ。僕が見た泣いている人たちは、僕にコールやサポートのメッセージを送ってくれたのと全く同じ人たちだった。僕としては幸せなことだよ。スペインのサポーターは、普通そういう行動はとらないんだ。
リバプールには、僕の言葉を話す監督と大勢のテクニカルスタッフがいる。慣れるのがずっと簡単になるよ。僕のクラブでは、僕は自分の野望を達成することができなかった。リバプールのオファーは、自分のキャリアのこの段階で多くのことをもたらしてくれるだろう。
そしてさらに、ファンとクラブの間には結びつきがある・・・ハードワークの町の出身のリバプールファンが、ハードワークをするクラブをサポートしている、これは僕にとってとても大事なことなんだ。」
-------------------------------------------------------------------------
足首を軽く痛めていると報じられていましたが、他の皆と同じく練習に加わっているところを見ると、もう大丈夫のようです。アトレティコのファンはジェラードが行ってしまったような気持ちなんでしょう・・・しかし送り出したファンが「彼がリバプールに行って良かったんだ!」と納得してくれるような、世界屈指のストライカーに成長して欲しいです。ハードワーク、期待しています!
PR