アルベロアがスペインのマルカ紙に語ったコメントが、TEAM Talkに紹介されています。また、トーレスについてのヒーピアのコメント、そして足首のケガについてトーレス自身が記者会見で語っています。
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●アルベロア
(TEAM Talk)「僕は、今シーズンのフェルナンドはヨーロッパでは誰もライバルはいなかったと信じているよ。クリスティアーノ・ロナウドは他のどこかというよりもミッドフィールダーで、フェルナンドに迫れるストライカーは誰もいない。
彼はヨーロッパ最高だよ。僕はそれを彼の出した数字だけで言っているわけじゃない。チームにとっての彼の重要性から言っているんだ。
彼はリバプールをチャンピオンズリーグの準決勝に導き、インテル戦、アーセナル戦、チェルシー戦で得点した。彼はいつもそこにいる。
僕たち(スペイン代表)は、リバプールで僕たちがやって来たように、フェルナンドの力を生かす必要がある。リバプールでは、僕たちはトーレスの能力を最大限に生かすことが出来ていた。彼がマーカーを外したら、僕たちは何の迷いもなく彼にボールを送る。スペインではもっとポゼッションをキープするし、僕たちはフェルナンドに向かってロングボールを送るという危険はあまり冒さないだろう。
僕たちは理想のチームを作り上げたと思う。若い選手と経験が融合し、何よりもまず優れたフットボールがある。今回やれないという理由はないよ。
リバプールでは、僕たちはスペイン代表のやり方とは全く違うプレーをしている。イングランドではフットボールはもっとフィジカルで、コンタクトとファイトが多い。それは代表チームにとっての力となるはずだ。僕たちは同じレベルのテクニックに優れた選手たちがいるけど、彼らはよりフィジカルなコンタクトプレーにも慣れているからね。
リバプールを見て欲しい。僕たちには、シャビ・アロンソやトーレスのようなすごい能力を持った選手たちがいて、彼らはフィジカルコンタクトも恐れないんだ。彼らはとても優れた選手たちだけど、全てのボールに対してファイトする。それはスペイン代表をより完璧なチームにする。」
●ヒーピア
(公式HP)「彼がファーストシーズンであれだけ多くのゴールを決めたのは信じられないよ。プレミアリーグにやって来て、すぐに成功を納めるのは決して簡単なことではないからね。
僕は彼が能力のある選手であることは知っていたけど、あれだけフィジカルが強いのには驚かされたよ。初めて彼がチームに加わった時、あれだけ進んでコンタクトして来るのは信じられなかったね。
彼はとても強く、どんなコンタクトも避けない。リバプールで、トレーニング中のチームメートが相手でさえね。実際、彼は僕をいつも蹴って来る選手の一人だよ。
僕は、彼がプレミアリーグでやれるだけの強さを身につけるためにできるだけのことをやろうとしていたんだけど、彼はそれを既に持っていたと思う・・・なかなか厳しい男だよ。トーレスはいつも相手選手にとって手に負えない選手で、Euro2008でそれはすぐにわかるだろう。」
●トーレス
(オフィシャルサイト)「足首は大丈夫だ。トレーニングマッチではよくあるようなことで、だんだん良くなっているよ。今日の遅い時間にもう一度検査をすることになっているんだけど、プレーには何の問題もないだろうと思う。(USA戦の出場は)監督が決めることだけど、一番大事なのはヨーロッパチャンピオンシップに向けて準備が出来ていることだ。
(自分の役割や責任について問われて)僕たち全員が自分たちの役割を果たすため、そして良いチームを作り上げるためにここにいる。攻撃も守備も全員でやる、だから責任や求められる物はたった一人の人間の肩にかかってくるわけじゃなく、全員で分け合っているよ。」
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トーレスのケガは深刻なものでないようで、何よりでした。ペルー戦ではクラブとのプレースタイルの違いにちょっとやりにくそうに見えましたが、本戦ではまた相手も変わります。前線にボールが来るまで時間がかかる分、守りを固めた相手をどうぶち抜けるか。Euroでの経験はまた彼を一つ大きくしてくれるでしょう。
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