「スティーブンが鍵」byラファ

チェルシーとのセカンドレグに向けて、ラファのコメントです。
------------------------------------
●ラファ（TEAM TALK）
「スティーブンは回復しつつあります。チームと共にトレーニングできるでしょうし、私たちは試合がもっと近くなってから決断するつもりです。もちろん私たちは彼にチームに入って欲しいと思っていますし、彼がいないよりもいるほうが勝利は簡単です。
彼がプレーできれば、そして良いプレーをしてくれれば、全てが変わります。そして彼を起用することに大きなリスクはありません。もしも選手を10日間から14日失ってしまうことになれば困りますが、おそらく影響はあってもほんの1試合になると思います。それは計算されたリスクです。

イスタンブールでの経験は、私たちの助けになるはずです。それは大きな得点差からも私たちが挽回できるという証明です。そして、ボルトンが土曜にあそこで3点を取ったというのも重要で、何でも起こり得るということです。

スティーブンは重要な存在で、私たちにとってのキープレーヤーです。彼にはパワーがあり、ゴールを決められます。

私たちは既に今シーズン、スタンフォード･ブリッジで勝利しています。彼らのホームでの長い無敗記録を破り、それは私たちの自信を大きく増しています。一体となって働き、前半に得点すれば私たちはやれます。それができなければ、精神的に難しさが増していくことになります。
もし2点目を決めれば、その時は彼らはまさにプレッシャーにさらされるでしょう。しかし、私たちがほとんど完璧な仕事をしなくてはならないことはわかっています。そして、スティーブンとフェルナンドが共にピッチの上にいれば、私たちには良いチャンスがあるということもわかっています。

周囲は私たちを終わったと思っています。おそらく私たちには失うものは何もなく、それは私たちがポジティブになり、リラックスでき、願わくはミスをしないということを意味します。

私たちは早い時間のゴールを望んでおり、それは非常に重要です。しかし冷静になって集中を失わないことも重要でしょう。ボルトンはあそこで3点を決めましたから、それは可能だということです。しかしチェルシーは既に4点を決めており、彼らをスタンフォード･ブリッジで破ることがどれほど困難であるかはわかります。チェルシーは非常に優れたチームであり、とても困難ではあるでしょうが、私たちはマンチェスター･ユナイテッド、レアル･マドリー、アストン･ヴィラ、そして最近はブラックバーンを相手に大量のゴールを決めています。ですから私たちは絶好調です。

（ファーストレグについて）彼らはあの試合で、それまでとは同じではありませんでした。エッシェンが大きな違いをもたらしましたね。スティーブンをしっかりとマークしたというだけではなく、彼が非常に優れた選手だからです。彼は強力で、彼らにとっては新加入の選手を得たようなものです。長期に渡って離脱していましたから、そういう選手が戻ってくる時はエネルギーと情熱に溢れているものです。

私たちがスタートから自分たちのファンに何かを与えることができれば、それは非常に重要なことになるかもしれません。彼らがしっかり私たちを支えてくれるでしょうからね。

（ブラックバーン戦では）チームは見事なプレーをし、多くのゴールを決め、私たちが1試合に3ゴールを決められるということをはっきりと示しました。そしてブラックバーンには非常に長身の選手たちが大勢いますが、私たちはそれに良く対処しました。それはセカンドレグに向かうに当たって、私たちにもう一つポジティブなメッセージを与えてくれます。

（タイムズ紙より、ヒルズボロの悲劇の日の前日の試合であることについて）リバプールが勝ち上がる、それは運命かもしれませんが、しかし私はこのことにあまり頼りたくはありません。ジェラードやキャラガーのような一部の選手にとって、それは特別なモチベーションとなるでしょう。しかし大多数の選手にとっては、これは非常に重要な１戦であり、追悼の日のことを考えるのはその後だろうと思います。

先週かその位に、私はあの日そこにいた人物に会いました。彼は私たちに会い、話をしに来たんです。彼は自分の記憶を物語る資料を持っていました。それは非常に個人的なものでした。彼の周りには死にゆく人々がいたんです。それは私に永久に消えない感情を残しました。
勝ち上がることができれば、それはクラブと家族全員にとってすばらしいことでしょう。しかし私はこの２つのことを混同したくはありません。私たちの方が見込みが薄いことはわかっていますが、私たちの選手にとっては、いい結果を出したいという特別なモチベーションになるかもしれません。

もし彼（キャプテン）が使えるなら、私は試合開始からプレーさせたいと思っています。
早い時間帯のゴールがこの対戦の様相を変えるかもしれません。数分間で3ゴールを許したら、ほんの少しナーバスになります。（ボルトンとチェルシーの試合は）私たちが得点できたらその時はチェルシーにほんのちょっとプレッシャーを与えられる、その良い例ですね。」

------------------------------------
今までCLのセカンドレグと言えば心臓がきりきりするような緊張感に見舞われたんですが、率直に言って今回はもっと気楽な気持ちで見られそうです。「失うものがない」状態でとにかく攻撃的に行くしかない、そんな試合は今までありませんでしたからね。しかも相手はアウェイのチェルシー。そういう試合をレッズがどう戦うのか、とても興味深いし楽しみでもあります。
玉砕覚悟でぶちかます、そういう試合にラファはどんなメンバーを起用するのか予想するのはとても難しいですが、期待をこめて「さすがにないだろう」とは思いながら敢えてこんなスタメンを予想してみました。

レイナ
キャラガー　ヒーピア　アッガー
マスチェラーノ　アロンソ
ベナユン　キャプテン　バベル
カイト　トーレス

久々の3バック、3-5-2！ヒーピアはもちろん、高さ対策&セットプレー要員です。