「サポーターのクラブ」byジレットオーナー

エコー紙に、ジレットオーナーが会談後のコメントをしています。また、リック･パリーCEOが、スタジアムのプランが変更になったことを公表しています。
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●ジレットオーナー（Liverpool Echo）
「こういうことが起きるとは想像していませんでしたが、実際に起きてしまいました。そして今焦点となっているのは、我々の協力体制を継続するために、共通の土台を見つけ出さねばならないということです。
ラファは、我々がこれからも監督として望む人物であり、我々は彼に信頼を置いています。私は結婚してもう40年になり、口げんかを解決する知識は直に得ていますからね！

我々は現在の状況について概観をつかむことに専念し、そしてそれは出来たという感触を得ました。移籍市場は間もなく開き、私たちは与えられた選択肢を使うかもしれませんし、あるいは使わないかもしれません。

リバプールは偉大なクラブです。私たちは、非常に貴重なものを自分たちが手にしていることを十分に認識しています。リバプールは我々のクラブではなく、あなたたちのクラブです。サポーターたちのクラブです。常にそうであり、これからも常にそうでしょう。」

●リック･パリー
「私たちは今、（スタジアムに関して）2通りの構想を持っていますが、そのスタジアムは70,000シートになるでしょう。新スタジアムは当初の原案（1年前に発表した計画）から大幅な改善がされ、新しい案（夏に発表した計画）からはわずかにダウングレードしたものになる予定です。そして、もしも夏に発表したものほど劇的なものにはならないとしたら、12ヶ月前に発表したものから大規模に改善されたものになります。
KOPを一層構造にするデザインは根本的なものとして残されますし、いかなる遅延も予想していません･･･予定通り2011年に完成するはずです。」

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オーナーのコメントは歓迎すべき内容ですが、同時にスタジアムの計画変更が発表されているところがミソですね。建築費の値上がりのために、8月に華々しく発表したHKSデザインによるあの近未来的スタジアムは高すぎて、当初の「Parry Bowl」と呼ばれていた原案に戻ることを余儀なくされたということしょう。つまりオーナーたちは実は思ったほど資金がない？
当初発表されたエコー紙のコメントでは、HKSプランからわずかに「格下げ（downgraded）」となっていますが、公式の方は「異なる（different）」と言葉が変更されているところが、パリーの苦悩を現しているのか･･･あれだけ大々的にぶち上げておいて、「お金ないから出来なくなりました」では辛いですよね。一ファンとしては、ちゃんとKOPが一層になった普通のものを建ててくれれば、ガラス張りでなかろうと概観がかっこよくなかろうと文句はありません。むしろその分を移籍市場にあててくれた方が･･･。