「クリンスマンは保険」byヒックス

エコー紙に、ヒックスがクリンスマンと交渉していたことを認める発言をしました。
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●ヒックス（Lverpool Echo）
「11月、我々がチャンピオンズリーグ敗退の危機にあり、プレミアリーグの試合でも良いプレーが出来ていなかった時期に、ラファと我々の間に1月の移籍市場を巡ってコミュニケーションの問題もあり、ジョージと私はイングランドとヨーロッパのフットボールについてできる限り学ぶためにユルゲン･クリンスマンと面会した。
彼は非常に印象的な人物だったよ。UKのプレスでうわさされていたように、もしもラファがレアル･マドリーやその他のクラブを選んで我々のクラブを離れたり、もしくは我々のコミュニケーションがコントロール不可能な状態までこじれてしまった場合のことを考えて、我々は保険としてクリンスマンをオプションに入れられないか交渉を試みた。

マンチェスター･ユナイテッド戦後、ジョージと私はラファと長く建設的なミーティングを行い、我々の間の問題を全て過去のものとして、ラファはリバプールに留まりたいと思っているという彼のコミットメントを受け取った。
我々はユルゲンとのオプションについては合意に至らなかったし、我々二人とも、彼がドイツに戻って偉大なクラブの監督になる機会を得たことを喜んでいるよ。
ラファは我々二人のサポートを受けているし、我々のコミュニケーションは飛躍的に向上した。フォスター、リック･パリー、ラファの3名は、今はメルウッドで月曜の午前に定期的なミーティングを開いている。二つの家族はいつも月曜の午後には電話でミーティングをやるようにしており、我々は同じ考えを共有している。我々全員が、もっと試合に勝ちたいと思っているよ。」

また、エコー紙では、ヒックスとジレットが昨年の10月にDICに保有株式の一部を売却しようとしていたことを明らかにしています。
記事によるとDICは株式の20%を買い取ることを希望しましたが、ヒックスとジレットは10%以下を主張。交渉の結果15%で成立しそうになりましたが、ヒックスとジレットがクラブの資産価値を￡1billionとして15%の株式に￡150mという高値をつけたために、交渉は決裂したそうです。

今回のDIC再買収の報道について、エコー紙は、再びクラブが売りに出されればDICは喜んでオファーをするだろうと書いていますが、同時にヒックスのコメントをこう紹介しています。
「日曜の朝にロンドンのタブロイド紙が掲載した推測記事は、くだらない以下のものだ。ジョージと私はDICに会うことも、彼らに我々の株式を売却することにも、全く興味を持っていない。あんな馬鹿なうわさがタブロイドに掲載されていることに、我々は驚いているよ。」

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クリンスマンさんの話はメディアの作り話だとばかり思っていました。本当に会っていたのか！と愕然です。そしてそれを得々とメディアに話すオーナーの見識のなさに、さらに呆然です。以下、ちょっと暴言を吐かせていただきます。

そもそもクリンスマンさんってどこから来たんですか。彼を貶めるつもりはありませんが、代表監督を数年務めただけの彼の、いったいどこをラファよりも評価したんでしょうか？たまたまアメリカに住んでいるから、ネームバリューがあるからですか？しかも「保険」って何ですか。クリンスマンさんに対しても、ラファに対しても失礼極まりないです。
しかもその話をこの時期にメディアにするとは･･･案の定、プレスやファンは大騒ぎです。オーナーが監督に対して信頼を失っているということを、この時期に話して一体何のメリットがあるんですかね？例え動いていたとしても、それは水面下で深く静かにやるべきです。クリンスマンさんが「プレミアからの接触は一切なかった」と言っているのに、あんたがぺらぺら話してどうするんですか。チームが良くなるためには、オーナーの監督へのバックアップが不可欠なんです。もうラファの方から、こんなオーナーには見切りをつけてしまうんではないかと危惧してしまいます。
それに、金がないならクラブを買わないでください。「グレイザーと違ってクラブに買収資金の負債は負わせない」とか、「当初のスタジアムよりずっと斬新なものを造る」とかさんざんぶち上げておいて、この体たらくは何ですか。まあ、「数日のうちには資金の問題は解決する」と他のメディアに語っているようなので、それについてはもう少し見守りたいとは思います。
とにかく、もうちょっとプレミアのことを勉強しろーーーー！イングランドのマネージャーは、コーチングとトレーニングをするだけの存在じゃないんだっ！！！