イングランド代表に合流中のキャプテンが、スロバキア戦前のプレスカンファレンスに出席してコメントをしています。
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●キャプテン
(PA SPORTS)「そうなんだよ。僕はクラブですばらしい2週間を過ごしたけど、今はそれは脇に置いておかなくてはならないんだ。これからの2試合で僕たちが2つの勝利を得られれば、僕は笑いながらホームに帰るだろうね。僕は今一定のレベルに達している。今度はそれを次のイングランド代表の2試合で発揮したい。
ハットトリックはPKを2本含んでいたから、本当の数には入れられないね。しかしこの勢いをキープしたいと思っている。僕たちはマンチェスター・ユナイテッドの肩に圧し掛かり、チェルシーも試合を落とした。だから、僕たちはすばらしい期間を過ごしたね。
僕は自分のプレーぶりにとても満足しているけど、それについては僕のリバプールのチームメートに感謝しなくてはならない。僕の好調は彼らのおかげだ。
僕は今好調だ。クラブにとって物事は本当に良く進んでいる。イングランド代表での前回のパフォーマンスでは、僕は良いプレーをしなくてはならないというプレッシャーを感じていたし、自分のパフォーマンスには満足だったよ。やれたと思ったね。それから何試合か出られなかったけど、ハムストリングの負傷の後で本当に早く調子を取り戻すことができ、今は自信に満ちている。
僕たちは今イングランド代表にいる。クラブの試合は置いておいて、土曜の親善試合と、グループの首位を保つために水曜に重要な3ポイントを獲得することに集中している。
敗戦してからイングランド代表に合流した経験も何度もあったよ。最初の2、3日はいい気分はしない・・・しかし一旦それは脇に置き、全員が母国のために一致団結して良い結果を出すんだ。
てんてこ舞いの数週間だったよ。結果が良くてエキサイティングな時だったとしてもね。上手く行けば、僕たちが戻った時もあの勢いが続いてくれるだろう。
これからリバプールは大一番を迎える。しかし僕たちはまず、母国のために重要な結果を出すことに集中するよ。
(スロバキア戦は)テストになるだろうし、僕たちにとって良い準備になるだろう。マルティン・シュクルテルは僕のチームメートで、彼はずっと成長を続けている。彼は間違いなく、将来ワールドクラスの選手になるね。
マルティンとはちょっとからかい合ったんだけど、彼はピッチの上では大声を出してとてもタフなのにも関わらず、静かな男なんだ。彼のチームメートも彼と同じぐらい優れた選手たちだとしたら、僕たちは本当にタフな試合に向かうことになる。彼らはウェンブリーにやって来るから挑戦する気持ちで来るだろうし、僕たちは彼らに敬意を表するつもりだ。
(ベッカムが試合に出場すれば、イングランド代表109キャップでフィールドプレーヤーの記録を更新することについて)驚異的な記録だし、僕は彼が記録を破るのを本当に見たいと思うよ。
願わくは、僕もこのメンバーに長い間入っていたいね。自分の70キャップを嬉しく思っているし、怪我で何試合かには出られなかったけど、上手く行けばこれからもう少し試合に出られるだろう。
(
ガーティアン紙より、契約延長について)僕は今現在、このクラブで本当に幸せだよ。契約はあと2年残っている。それを延長するチャンスがあるなら、間違いなくそうするよ。キャリアを通じて、僕が今以上に幸せだったことはかつてない。僕はトップチームでプレーし、ワールドクラスの選手たちと共にプレーし、監督がチームを前進させ、僕たちは成功できると信じている。
今この時点で、リバプールには良い感覚が取り巻いているよ。調子に乗り過ぎないことが大事なんだ。ユナイテッドはまだ優勝候補だ。彼らが未消化の試合に勝てば、4ポイントのリードになる。それはシーズンのこの段階ではかなりのリードだ。しかし自信は高まっているし、勢いは僕たちにある。僕たちは自分たちのやっていることに集中し、彼らがまたしくじったらそれに乗じなくてはならない。
ラファと僕との関係は、時を追うごとに強くなっている。僕がもうちょっと若かった時はおそらくちょっと自己中心的で、彼が僕を違うポジション(右サイドハーフ)で使った時には、少し自分だけのことを考え過ぎていたかもしれない。たぶん深呼吸をして、彼がチームのために僕に求めているんだということを理解すべきだった。しかし今の時点では彼は僕を僕の好きなポジションでプレーさせていて、僕はキャプテンを務め、僕たちは勝利している。クラブでは物事は本当に上手く進んでいるよ。来る年も来る年も僕は、タイトルレースに加われないことと他のチームからはるかに引き離されていることを嘆いて来た。しかし今は僕は、リーグの中のどこであろうと倒せる力のあるチームでプレーしている。僕は落ち着いているし、幸福だよ。ピッチの上はこれ以上良くなれないほどだ。」
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今季のキャプテンは、クラブでは一度もサイドでプレーしていません。今のチームの好調ぶりを見れば、おそらく彼がトップ下のこの形がベストなんでしょう。どこでも高いレベルでこなせる選手ですから、いろんな場所で起用されて彼自身がその自分の能力に悩まされたこともありましたが、今は納得し満足しているようですね。
代表では彼のポジションはいまだ未定、チームは勝ってはいますがその形ははっきりと見えていません。なかなかベストメンバーを組めないこともあるんでしょうが、カペッロ監督はどういうチームを作りたいのか、今回はそれがある程度見えてくるか注目です。
スロバキア戦はキャプテンとシュクルテルが直接ぶつかり合うこともあるでしょうが、お互いに怪我をさせないように、それだけ気をつけて存分に戦って欲しいです。
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