マスチェラーノがアルゼンチン代表キャプテンに、と盛んに言われていますが、その件について、本人と、マラドーナ、ラファのコメントです。
-----------------------------------
●マスチェラーノ
(Sport.co.uk)「僕がキャプテンを断ったというのは事実じゃないよ。ただ、ここ最近の何試合かでは僕たちのキャプテンはサネッティで、彼を尊敬しているからそのことは話したくないと言っただけだ。僕はまずマラドーナと会って話をする必要がある。選手にとっては自分の国のキャプテンを務めるというのはもちろんとてもすばらしいことだけど、僕はまだそのことについては何も話したくないんだ。監督本人と何も話していないんだからね。
彼は僕にとって、そしてもちろんアルゼンチン人みんなにとってのヒーローだったよ。国中が彼を愛している。僕たちにとって、マラドーナは神様みたいなものなんだ。彼は母国にたくさんのものをもたらしてくれた。
彼が今チームを率いるチャンスを得たというのはうれしいし、どうなるか僕たちは見守るよ。僕はこれまで彼の元で一緒にやったことがないから、彼がどんな監督になるかは言えないね。でも彼は代表チームで豊富な経験を持っている。おそらくそういう選手としての経験を全て僕たちに与えてくれるだろうし、僕たちはそれを力にできる。すごくワクワクするよ。
(アトレティコ戦について)あの同点ゴールは、僕たちにとってすごく重要なものだった。 僕たちにはとてもたくさんのチャンスがありながら決められず、そういうことは状況をさらに困難にする。でも僕たちは絶対にあきらめない。今は僕たちはグループトップだし、勝ち抜けできる。
週末にあんな風にトッテナムに敗れた後で、試合を落とさなかったことは本当に、本当に重要だった。チームは精神力と固い決意を見せ続けた。僕たちはスパーズ戦後に腹を立ててはいなかった。あの試合に僕たちは勝利するに値したと思っていたから、とても悲しんでいたよ。僕たちには何度も得点できる決定的なチャンスがあり、それにもかかわらず彼らは終了間際に決勝点を決めた。あれだけの仕事をしていながら勝てなかった、それは難しいことだしひどい落胆だ。だから、僕たちはそこから再起しなくてはならなかった。
僕たちがチャンスを外していることに、僕は心配はしていない。フットボールにはこういうこともあるんだ。僕たちは努力を続けて行く必要があるし、もうすぐフェルナンド・トーレスが戻って来るのは僕たちにとって大きな好材料だ。
多分、僕たちはもうちょっとフィニッシュについても取り組む必要があるだろう。でもチャンスは作っているし、それが一番重要なことなんだ・・・それは僕たちが良いプレーができているということで、他のチームはそのことを知っている。」
●マラドーナ監督
(SKY SPORTS)「私はマスチェラーノに私のキャプテンになってもらいたい。私の抱いているアルゼンチン代表のシャツを着る理想の選手に、彼が最も近いアルゼンチン人選手だからね・・・そのシャツのために汗をかき、そのために犠牲を厭わず、プロフェッショナルであり、チームメートたちと親しい。
私は彼を説得するつもりだ。彼は私のキャプテンになるだろう。」
●ラファ
(SKY SPORTS)「マスチェラーノはキャプテンになれる精神力とメンタリティを備えています。誰であろうと、重要な状況ですね・・・母国のキャプテンを努めるんですから。君はイングランドやアルゼンチンやスペインの代表キャプテンになれると誰かに言われたら、それは非常に大きな名誉です。彼らは大きな、大きな国ですからね。そのチャンスがあるなら、彼はやれるでしょう。」
-----------------------------------
火曜日にアルゼンチンで正式に、マラドーナの監督就任が決まりました。渡英が延期になった公式行事というのはこれだったんですね。同時に11月19日の親善試合の召集メンバーも発表され、マスチェラーノはしっかりその中に入り、なおかつキャプテンに指名されたと報道されています。ラファのコメントといい、キャプテン包囲網がじわじわ迫っている感じですね、逃げられないぞマスチェラーノ(笑)。
レッズはキャプテン経験者の多いチームですから、「なんでやんないの、やれよ!」とチームメートからも盛んに言われているかもしれませんね。本人はやりたくないのかもしれませんが、アルゼンチン代表チームを率いる経験は選手としての彼のプラスに絶対になるはずですから、ぜひ引き受けて欲しいと思います。なんたってあの神様に「私のキャプテン」とまで言われているんですから・・・。神様のメルウッド光臨はいつになるでしょうか。お披露目も終ったし、ひょっとしたらそろそろ飛んできてるかもしれません。
PR